病院で使える医療英語フレーズ&単語一覧|場面別に看護師・医師向け英語表現を網羅

HLCA編集部
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病院の受付カウンター
海仲由美
この記事の監修者
HLCA代表 / 校長 / 正看護師
正看護師として日本で4年半の臨床経験。2013年フィリピン・セブ島で英語留学。2015年4月に医療従事者向け医療英語スクールHLCAを設立。医療従事者の英語学習・海外キャリア・医療通訳を支援。「女性のためのフィリピン留学協会」理事、国際看護学非常勤講師。

訪日外国人や在留外国人が増え続ける2026年、日本の病院でも外国人患者に英語で対応する場面は珍しくなくなりました。受付・診察・検査・会計と、どの持ち場でも「とっさにひと言が出てこない」という声をよく聞きます。

この記事では、都内の病院で多くの外国人患者を受け入れてきた元看護師が、病院の現場ですぐ使える医療英語フレーズと英単語を、受付から会計までの場面順に一覧でまとめました。各フレーズには日本語訳と文法のワンポイント解説を付けているので、上から読むだけで一通りの外国人患者対応の流れがつかめます。

看護師・医師・薬剤師・医療事務・医療通訳をめざす方や、外国人患者対応に備えたい医療従事者の方は、自分の持ち場の章から読み進めてください。

この記事でわかること

  • 受付・診察・検査・診断・処置・会計の場面別 医療英語フレーズと日本語訳
  • 医療現場で頻出する英単語リスト(症状・検査名・病名など)
  • 外国人患者対応の一連の流れと、そのまま使える例文
  • 覚えたフレーズを「現場で通じる英語」に変える学び方

まずは全体像を、場面別の早見表で確認しておきましょう。

場面 代表フレーズ(例) 主に話す人
受付 How can I help you?(どうされましたか?) 受付係
診察 What brings you here today?(今日はどうされましたか?) 医師
検査 You will take a blood test.(採血をします) 看護師・技師
診断 You tested positive for the exam.(検査は陽性でした) 医師
処置 We are going to stitch the wound.(傷を縫います) 医師・看護師
会計 That’ll be 3,450 yen.(3,450円になります) 会計係

この記事のもくじ

医療英語:受付

病院の受付では、受付係と患者が会話をすることになります。

受付係は患者の用件を聞いた上で、保険やカルテの有無を確認しなければなりません。

患者は、受付係の案内をよく聞いて動くことが求められます。

では、病院の受付に必要な医療英語を詳しく見ていきましょう!

受付の医療英語フレーズと翻訳

① Hello. How can I help you?

こんにちは。どうされましたか?

② I have a fever. Can I see doctor?

熱があるんです。診てもらえますでしょうか?

③ Sure. Have you ever been to this hospital before?

もちろんです。この病院には以前来たことがありますか?

④ No. It’s my first time.

いえ、初めてです。

⑤ Do you have your insurance card?

保険証はお持ちですか?

⑥ Yes, I do. Here it is.

はい、どうぞ。

⑦ Thank you. We need to create your profile. Would you fill out this form?

分かりました。登録をしますので、こちらの用紙に記入していただけますか?

⑧ OK. ―Here it is.

分かりました。―はい、どうぞ。

⑨ Thank you. Please wait on the bench in front of Internal Medicine Department.

ありがとうございます。内科の前のベンチに座ってお待ちください。

受付の医療英語の解説

患者の用件を聞く

① Hello. How can I help you?

こんにちは。どうされましたか?

② I have a fever. Can I see doctor?

熱があるんです。診てもらえますでしょうか?

・「How can I help you?」は直訳すると「どのようにお手伝いしましょうか?」という意味

・症状をいう際は、「I have 症状名.」か「I feel 形容詞. 」という

・予約をしている場合は「I have an appointment with Dr. Sato.」などという。

 

患者の来院歴を聞く

③ Sure. Have you ever been to this hospital before?

もちろんです。この病院には以前来たことがありますか?

④ No. It’s my first time.

いえ、初めてです。

・「Have you ever 動詞の過去分詞 ? 」で「今まで~したことがありますか?」という意味

・「Are you new patient or registered here?(新患ですか?それとも再診ですか?)」

・「Is it your first time to come to this hospital?(この病院に来るのは初めてですか?)」といった言い方もある

 

保険証があるか聞く

⑤ Do you have your insurance card?

保険証はお持ちですか?

⑥ Yes, I do. Here it is.

はい、どうぞ。

・「~をお持ちですか?」は「Do you have~?」

・「Here it is.」は「はいどうぞ」の意味

・「Here you are.」という言い方もできる

 

問診票に記入してもらう

⑦ Thank you. We need to create your profile. Would you fill out this form?

分かりました。登録をしますので、こちらの用紙に記入していただけますか?

⑧ OK. ―Here it is.

分かりました。―はい、どうぞ。

・「create a profile」は「あなたのプロフィールを作る」という意味で、「カルテを作成する」という意味で使える

・「~してくださいますか?」は「Would/Could you do~?」で、Wouldの方が丁寧

・「fill out」は「書き入れる、記入する」という意味で、「fill in」も使える

 

患者を案内する

⑨ Thank you. Please wait on the bench in front of Internal Medicine Department.

ありがとうございます。内科の前のベンチに座ってお待ちください。

・「in front of~」は「~の前で」という意味。すぐそこだったら「right there」と言える

受付の英単語一覧

受付の英単語
  1. reception / receptionist=受付/受付係「Where is a reception?」
  2. reference letter=紹介状「Do you have a reference letter?」
各科の英単語
  1. Internal Medicine=内科
  2. Surgery=外科
  3. Orthopedic=整形外科
  4. Cardiology=循環器内科
  5. Respiratory Medicine=呼吸器内科
  6. Gastroenterology=消化器内科
  7. Neurology=神経内科
  8. Pediatrics=小児科
  9. Dermatology=皮膚科
  10. Ophthalmology=眼科
  11. Urology=泌尿器科
  12. Obstetrics and Gynecology(OB / GYN), Gynecology=産婦人科
  13. ENT(Ear, Nose, and Throat), Otolaryngology=耳鼻科

医療英語:診察

「どうされましたか?」は英語で?
診察の切り出しは “What brought you in today?”(今日はどうなさいましたか?)や “What seems to be the problem?”(どこの調子が悪いですか?)が定番です。カジュアルに “How can I help you today?” と尋ねることもあります。

病院の診察では、主に医師と患者が会話をします。

医師は患者の症状を正確に把握し、患者は医師に自分の症状を正確に伝えなければなりません。

診察に必要な医療英語を見ていきましょう!

診察の医療英語フレーズと翻訳

① Hello, Mr/Ms. Lewis. What brings you here today?

こんにちは、ルイスさん。今日はどうされましたか?

② I have a terrible cough and high fever of 39 degrees.

咳がひどいのと、39度の高熱があるんです。

③ I see. How long have you had these symptoms?

分かりました。その症状はどれぐらい続いていますか?

④ For 3 days. I got a high fever 2 days ago, and now I’m suffering from a cough too.

3日です。2日前に高熱が出て、今は咳にも苦しんでます。

⑤ OK. Do you take any medicines?

そうですか。何かお薬は飲んでいますか?

⑥ Yes. I took some over-the-counter cold medicines.

はい。市販の風邪薬をいくらか飲みました。

⑦ Have you ever had any major illness before?

他に大きなご病気をされたことはありますか?

⑧ No, I haven’t.

いえ、ないです。

⑨ Alright. So I would like you to take some exams. Please come back when it’s finished.

分かりました。ではいくらか検査を受けていただきます。終わったら戻ってきてください。

⑩ OK.

はい。

診察の医療英語の解説

患者に症状を聞く

① Hello, Mr/Ms. Lewis. What brings you here today?

こんにちは、ルイスさん。今日はどうされましたか?

② I have a terrible cough and high fever of 39 degrees.

咳がひどいのと、39度の高熱があるんです。

・bringは「~を持ってくる、連れてくる」という意味で、「bring you here」で「あなたをここに連れて来る」という意味

・「What brings you here today?」を直訳すると、「今日は何があなたをここに連れてきたのですか?」という意味。

・症状をいう際は、「I have 症状名.」か「I feel 形容詞. 」という

・get better=良くなる

・suffer from=~に苦しむ

 

症状の持続期間を聞く

③ I see. How long have you had these symptoms?

分かりました。その症状はどれぐらい続いていますか?

④ For 3 days. I got a high fever 2 days ago, and now I’m suffering from a cough too.

3日です。2日前に高熱が出て、今は咳にも苦しんでます。

1) 「How long ~?」で「どれぐらいの長さ(期間)~ですか?」

2) 現在完了形:主語 + have + 動詞の過去分詞=「(今現在も)ずっと~している」

(1)+(2) =「どれぐらいの長さ~が続いていますか?」

 

現在飲んでいる薬などを聞く

⑤ OK. Do you take any medicines?

そうですか。何かお薬は飲んでいますか?

⑥ Yes. I took some over-the-counter cold medicines.

はい。市販の風邪薬をいくらか飲みました。

・take=薬を飲む

・over-the-counter medicine=市販の薬

 

既往歴を聞く

⑦ Have you ever had any major illness before?

他に大きなご病気をされたことはありますか?

⑧ No, I haven’t.

いえ、ないです。

・「Have you ever 動詞の過去分詞?」=「今まで~したことありますか?」

・答える時は「Yes, I have.」か「No, I haven’t.」

 

検査に案内する

⑨ Alright. So I would like you to take some exams. Please come back when it’s finished.

分かりました。ではいくらか検査を受けていただきます。終わったら戻ってきてください。

⑩ OK.

はい。

・「I would like A to do ~.」で「Aに~をしてほしい」という丁寧な言い方

・「I want A to do ~.」でもう少しカジュアルに言える

診察の英単語一覧

症状の英単語
  1. fever=[名]熱「I have a fever.」
  2. cough=[名]咳「I have a cough.」
  3. stomachache=[名]腹痛「I have a stomachache.」
  4. headache=[名]頭痛「I have a headache.」
  5. sore=[形]痛い「My throat is sore.」
  6. dizzy=[形]めまいがする「I feel dizzy.」
  7. nauseous=[形]吐き気がする「I feel nauseous.」
  8. ill=[形]気分が悪い「I feel ill.」
  9. vomit=[自動]吐く「I vomited this morning.」
  10. hurt=[自動]~が痛む、[名]けが「My low back hurts.」「My right arm got hurt.」
  11. injure=[他動]~を傷つける「I injured my hand.」

診察で使える医療英語を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

医療英語:検査

「検診・健康診断」は英語で?
内科検診・健康診断は “medical checkup” や “physical examination” と表現します。検査に入る前は “I’m going to run some tests.”(これからいくつか検査を行います)のように一声かけるとスムーズです。

病院の検査では、看護師や放射線技師、検査技師などが患者と会話をします。

検査をする側は検査の説明や、患者への指示を正確に英語で伝えなければなりません。

患者は説明や指示をもれなく聞き取ることが大切です。

検査に必要な医療英語を見ていきましょう!

検査の医療英語フレーズと翻訳

① You will take a blood test.

採血をします。

② Please roll up your sleeve and put your arm on this table.

袖をまくって腕をテーブルに置いてください。

③ Please press here for about 5 minutes, so that it won’t bleed.

出血しないよう、ここを大体5分間押さえていてください。

④ Let us take X-rays.

レントゲンを撮らせてください。

⑤ Please take off all metals and stand there.

全ての金属類を外してそこに立ってください。

⑥ It will take 30 minutes for us to see the result.

結果が出るまで約30分かかります。

検査の医療英語の解説

処置の説明

① You will take a blood test.

採血をします。

④ Let us take X-rays.

レントゲンを撮らせてください。

⑥ It will take 30 minutes for us to see the result.

結果が出るまで約30分かかります。

・「A will do (be going to do) ~.」=「これからAが~する」

・「Let + A + do~」=「Aが~するのを許す」という意味

・「Let us take X-rays.」は直訳で「私達がレントゲンを撮るのを許してください」という意味

・「It takes 時間 for A to do~.」「It takes A 時間 to do~.」=「Aが~するのに(時間)かかる」

 

患者への指示

② Please roll up your sleeve and put your arm on this table.

袖をまくって腕をテーブルに置いてください。

③ Please press here for about 5 minutes, so that it won’t bleed.

出血しないよう、ここを大体5分間押さえていてください。

⑤ Please take off all metals and stand there.

全ての金属類を外してそこに立ってください。

・「Please do~.」で「~してください」

・患者にしてほしいことには全て「Please」をつければOK!

検査の英単語一覧

動作の英単語
  1. take=[他動]~を取る、~を要する、薬を飲む(時間)かかる「Please take this madicine.」
  2. roll up=~を巻き上げる「Please roll up your sleeve.」
  3. pull up=~をめくる「Please pull up your shirt.」
  4. stand=[自動]立つ「Please stand here.」
  5. sit=[自動]座る「Please sit here.」
  6. lie=[自動]横になる「Please lie on this bed.」
  7. lie on one’s back=仰向けになる「Please lie on your back.」
  8. lie on one’s stomach=うつ伏せになる「Please lie on your stomach.」
  9. lie on one’s right/lift=右/左向きに寝る「Please lie on your right/left side.」
検査名の英単語
  1. blood test=採血
  2. X-ray=レントゲン
  3. CT scan=CT検査
  4. ultrasound scan=エコー検査
  5. electrocardiogram / ECG=心電図

医療英語:診断

検査を終えた後は、医師から患者に診断名が告げられます。

医師は誤りがないよう、正確な診断名を英語で伝えなければなりません。

患者は自身の診断名のほか、どのような処置がなされるのかを英語で聞き取る必要があります。

では、診断に必要な医療英語を解説していきます!

診断の医療英語フレーズと翻訳

① Mr./Ms. Lewis, you tested positive for the exam. You have flu.

ルイスさん、検査でインフルエンザが陽性でした。インフルエンザですね。

② I’m going to give you a prescription for some medicine.

いくつかのお薬の処方箋をお出しします。

③ Do you have any allergies?―No.

アレルギーはありますか?―いいえ

④ Alright. So you should take this 3 times a day after meals.

そうですか。ではこの薬を食後1日3回飲んでください。

⑤ Please drink plenty of water to prevent dehydration.

脱水を防ぐためにお水はたくさん飲んでくださいね。

⑥ Also, you should stay at home for 2 days after the fever is gone.

それと、熱が下がった後も2日間は家にいなくてはなりません。

診断の医療英語の解説

診断結果を伝える

① Mr./Ms. Lewis, you tested positive for the exam. You have flu.

ルイスさん、検査でインフルエンザが陽性でした。インフルエンザですね。

・test positive/negative=検査で陽性/陰性になる

・病名を伝える時は「You have 病名.」

 

結果に対する処置を伝える

② I’m going to give you a prescription for some medicine.

いくつかのお薬の処方箋をお出しします。

・「A will ( be going to) do~.」=「Aは~します」

・doを他の動詞に切り替えることで、他の処置も説明できる

 

アレルギーの有無を確認する

③ Do you have any allergies?―No.

アレルギーはありますか?―いいえ

・「I have a allergy (allergies) .」=「私はアレルギーがある」

 

薬の服用方法を説明する

④ Alright. So you should take this 3 times a day after meals.

そうですか。ではこの薬を食後1日3回飲んでください。

・回数 + a day=1日に~回

・once / one time=1回

・twice / two times=2回

・three times=3回

 

注意点を説明する

⑤ Please drink plenty of water to prevent dehydration.

脱水を防ぐためにお水はたくさん飲んでくださいね。

⑥ Also, you should stay at home for 2 days after the fever is gone.

それと、熱が下がった後も2日間は家にいなくてはなりません。

・plenty of~=十分な~

・prevent~=~を防ぐ

・should do~=~しなければならない

・fever is gone=熱が下がる

診断の英単語一覧

病名の英単語
  1. cold=風邪
  2. influenza/flu=インフルエンザ
  3. dehydration=脱水
  4. pneumonia=肺炎
  5. asthma=喘息
  6. stomach flu=胃腸炎
  7. food poisoning=食あたり
  8. anemia=貧血
  9. fracture=骨折
  10. dislocation=脱臼
  11. herniated disc=椎間板ヘルニア
  12. shingles=帯状疱疹
  13. cold sore=口唇ヘルペス
  14. middle ear infection=中耳炎
  15. pink eye=結膜炎

医療英語:処置

医師の診断次第では、注射や点滴、傷の縫合といった処置が行われます。

この際、医師や看護師は、患者にどんな処置が行われるかを英語で説明しなければなりません。

患者が安心・安全に処置を受けられるよう、処置の医療英語をマスターしましょう!

処置の医療英語フレーズと翻訳

① We are going to stitch the wound.

傷を縫います。

② Please lie down on the bed. I will disinfect it.

ベッドに横になってください。傷を消毒します

③ First, we are going to give you a local anesthesia.

まず局所麻酔を行います。

④ This may sting a little, but just hold on for a second so that you won’t feel any pain.

チクッと痛むかもしれませんが、少しだけ我慢してください。そうすれば痛みを感じなくなります。

⑤ ……Does this hurt now?―No.

……今痛みますか?―いえ。

⑥ OK. So we are going to start.

では始めますね。

⑦ Now it’s finished. You got 8 stitches.

終わりました。8針縫いましたよ。

処置の医療英語の解説

これから行う処置の説明と患者への指示

① We are going to stitch the wound.

傷を縫います。

② Please lie down on the bed. I will disinfect it.

ベッドに横になってください。傷を消毒します

③ First, we are going to give you a local anesthesia.

まず局所麻酔を行います。

⑥ OK. So we are going to start.

では始めますね。

・「A will do (be going to do) ~.」=「これからAが~する」

・「Please~.」で「~してください」

 

痛みへの理解を求める

④ This may sting a little, but just hold on for a second so that you won’t feel any pain.

チクッと痛むかもしれませんが、少しだけ我慢してください。そうすれば痛みを感じなくなります。

⑤ ……Does this hurt now?―No.

……今痛みますか?―いえ。

・sting=ちくりと痛む

・hold on=持ちこたえる

・for a second=ちょっとの間

・feel pain=痛みを感じる

 

終了を伝える

⑦ Now it’s finished. You got 8 stitches.

終わりました。8針縫いましたよ。

「It’s finished.」もしくは「It’s done.」で「終わりましたよ」

処置の英単語一覧

処置の英単語
  1. stitch=[他動]~を縫う、ひと針
  2. disinfect=[他動]~を消毒する
  3. anesthesia=[名]麻酔
  4. injection=[名]注射
  5. IV=点滴(intravenous dripの略)
  6. cast=[名]ギプス
  7. splint=[名]シーネ
  8. eye drop=[名]目薬
  9. cream / lotion=塗り薬

看護師などの医療従事者が外国人患者に接する際、必要なのは英語スキルだけではありません。

医療者が外国人患者さんを理解するために知っておきたいことは、こちらの記事をご覧ください。

医療英語:会計

会計では会計係と患者が会話をします。

会計の支払いのほか、処方箋の受け渡しや次回の予約もこの場で行われることが多いです。

患者が必要なものを全て受け取れるよう、最後に英語でサポートしてあげましょう!

会計の医療英語フレーズと翻訳

① Mr./Ms. Lewis. Here is your prescription.

ルイスさん、こちらが処方箋です。

② Please take this to a pharmacy next door and receive medicines.

これを隣の薬局に持って行って、お薬を受け取ってください。

③ That’ll be 3,450 yen.

3,450円になります。

④ Do you want to make an appointment for the next visit?

次の診察の予約はとっていきますか?

⑤ Yes, please. Can I come tomorrow at 10 am?

はい、お願いします。明日の午前10時に来たいのですが。

⑥ I’m sorry. It’s fully booked tomorrow morning. How about 1 pm?

ごめんなさい。明日の午前中は予約がいっぱいなんです。午後1時はいかがですか?

⑦ Let me check my schedule. …OK. That works.

予定を確認させてください…はい、大丈夫です。

⑧ Fine. So see you tomorrow! Take care.

よかったです。ではまた明日、お大事に。

会計の医療英語の解説

処方箋の説明

① Mr./Ms. Lewis. Here is your prescription.

ルイスさん、こちらが処方箋です。

② Please take this to a pharmacy next door and receive medicines.

これを隣の薬局に持って行って、お薬を受け取ってください。

・「Here is ~.」は 「こちらは~です」という意味

・take A to B=AをBに持って行く

 

会計を伝える

③ That’ll be 3,450 yen.

3,450円になります。

・「That’ll be ~.」は合計額を伝えるのによく使われる

・「The total is ~.」という言い方もある

 

次回の予約をとる

④ Do you want to make an appointment for the next visit?

次の診察の予約はとっていきますか?

⑤ Yes, please. Can I come tomorrow at 10 am?

はい、お願いします。明日の午前10時に来たいのですが。

⑥ I’m sorry. It’s fully booked tomorrow morning. How about 1 pm?

ごめんなさい。明日の午前中は予約がいっぱいなんです。午後1時はいかがですか?

⑦ Let me check my schedule. …OK. That works.

予定を確認させてください…はい、大丈夫です。

・make an appointment=予約を取る

・it’s fully booked=予約がいっぱい

・How about~?=~はどうですか?

・Let me do ~.=「私に~させてください」

・workは「スケジュールが都合良い」という意味もあり、その日時で良いと伝えるときに「That works.」と使える。

 

お大事にと伝える

⑧ Fine. So see you tomorrow! Take care.

よかったです。ではまた明日、お大事に。

・「Take care.」で「お大事に」という意味。

会計の英単語一覧

会計の英単語
  1. prescription=処方箋「Here is your prescription.」
  2. appointment=予約「Can I make an appointment?」
  3. medical certificate / doctor’s note=診断書「May I get a medical certificate?」
  4. cover=~を対象にする「Your insurance doesn’t cover the exam.」
  5. claim form=保険金請求書「Please bring your claim form next time.」
  6. claim compensation=補償を請求する「You can claim compensation for your injury.」

看護師や医療事務が使える医療英語は、こちらの記事でも紹介しています。

現場で頻出する医療略語・略記の読み方

カルテや申し送り、医師の指示では、フレーズだけでなく略語(abbreviation)が当たり前に飛び交います。単語やフレーズが分かっても、略語が読めないと現場で一瞬詰まってしまうことがあります。ここでは外国人患者対応や海外の医療現場で遭遇しやすい、一般的な医療略語を場面別に整理します。

注意:略語は施設・国によって意味や表記が異なるものがあり、特に投薬・用量に関わる略語は読み違いが医療事故につながります。少しでも迷ったら略さず確認するのが原則です(後述の「安全に使うための注意」を参照)。

バイタル・観察でよく使う略語

  • BP=blood pressure(血圧)
  • HR=heart rate(心拍数)/PR=pulse rate(脈拍数)。※PRは投与経路の文脈では per rectum(直腸内投与)を指すことがあり、文脈で判断します
  • RR=respiratory rate(呼吸数)
  • Temp / T=temperature(体温)
  • SpO2=peripheral capillary oxygen saturation(パルスオキシメータで推定する酸素飽和度。動脈血を直接測るSaO2とは区別します)
  • obs=observations(観察項目。バイタルなどの観察を指す。主に英・豪などの英連邦圏で使う表現)
  • I/O=intake/output(水分出納)

病歴・診断・治療の基本略語

  • Hx=history(病歴)/PMH=past medical history(既往歴)
  • Dx=diagnosis(診断)/Tx=treatment(治療)/Rx=prescription(処方。文脈により treatment=治療の意味でも使う)
  • c/o=complains of(〜を訴える)
  • NKDA=no known drug allergies(既知の薬剤アレルギーなし)
  • Sx=symptoms(症状)。ただし施設によっては surgery(手術)の意味で使うことがあり、文脈で判断します。

指示・オーダーで使う略語

  • NPO(nil per os)/NBM(nil by mouth)=経口摂取禁止(絶食)
  • PRN(pro re nata)=必要時・頓用
  • STAT(statim)=至急・ただちに
  • ADL=activities of daily living(日常生活動作)
  • DNR=do not resuscitate/DNAR=do not attempt resuscitation(蘇生処置を行わない指示・方針)。名称・適用範囲・確認手順は国や施設の規定に従います
  • IV=intravenous(静脈内)/IM=intramuscular(筋肉内)/SC・SQ=subcutaneous(皮下)。※投薬経路の略語は誤読を避けるため、施設のルールに従い略さず記載することがあります

部署・場所を表す略語

  • ER / ED=emergency room・emergency department(救急外来)
  • ICU=intensive care unit(集中治療室)/CCU=coronary・cardiac care unit(冠疾患・心疾患の集中治療室。施設により critical care unit の意味で使うこともあります)
  • OR=operating room(米)/OT=operating theatre(英・豪の手術室)。※OTは文脈により occupational therapy(作業療法)を指すこともあります
  • OPD=outpatient department(外来部門。主に英連邦・アジア圏で使われ、米国では別の表現を使うことがあります)

略語を安全に使うための注意

略語は便利な一方で、読み違いが重大な事故につながるため、近年は安全管理上の配慮が求められています。

  • 投薬・用量の略語は要注意:「U(=unit)」を「0」と読み違えるなどのリスクがあるため、用量に関わる表記は略さず full spell(units など)で書くことが推奨されています(米国の Joint Commission や ISMP が示す「Do Not Use/error-prone abbreviations」など)。
  • 同じ略語が複数の意味を持つ:上記の Sx(症状/手術)のように、文脈や施設で意味が変わるものがあります。
  • 国・地域で表記が異なる:たとえば obs(バイタル)は英連邦圏で一般的ですが、米国ではあまり使われません。海外の臨床現場で働く場合は、現地のカルテ略語・記載様式に慣れる必要があります。オーストラリアで使われる臨床略語やカルテ表現はオーストラリアの臨床英語で詳しく解説しています。

海外で医師として診察を行う立場での英語表現や、症状確認から説明までの流れは診察で使いたい医師向け医療英語もあわせてご覧ください。

ChatGPT・GeminiなどのAIで医療英語フレーズを学ぶには?

ChatGPT・Google Gemini・ClaudeなどのAIは、医療英語フレーズの学習にも活用できます。「フレーズ集を覚えたあと、実際の現場で使える表現に応用したい」「自分の科や担当業務に合った表現を作りたい」という方に向けた使い方を紹介します。

AIで「自分の科に合った問診フレーズ」を生成してもらう

本記事で紹介した「受付・診察・検査・診断・処置・会計」のフレーズをベースに、AIに自分の科特有の場面でアレンジしてもらう使い方です。

プロンプト例:

「私は循環器内科の看護師です。心不全で入院した外国人患者の問診で、本日の服薬状況・浮腫の有無・呼吸困難の自覚症状を確認したいです。患者の典型的な返答パターンも3つずつ含めて、英語の問診フレーズを作ってください。」

本記事のフレーズ集は「全科共通の基本フレーズ」を網羅していますが、AIはそれを「自分の現場固有の場面」に合わせて応用する補完ツールとして使えます。

医療英語フレーズ集・AI・医療英語スクールの使い分け

学習手段 得意なこと 苦手なこと
医療英語フレーズ集・単語帳 場面別の基本フレーズ・専門用語の網羅、暗記 応用、自分の科・担当業務固有の表現
ChatGPT・Gemini シチュエーション別のフレーズ生成、患者返答パターンの提示 発音、その表現が現場で本当に通じるかの確認
医療英語スクール(HLCA) 医療系のバックグラウンドを持つ講師の指導、発音矯正、現場での通用度確認 隙間時間学習

フレーズ集で「材料」を集め、AIで「自分の現場に応用」させ、スクールで「実際に通じるか」を確認するというサイクルが、効率の良い学習法です。AIで作った英文を、HLCAの講師(全員が医療系のバックグラウンドを持ち、看護師資格や臨床経験を持つ講師も在籍)に発音と現場通用度を確認してもらえます。

診療科別・シーン別の医療英語も見てみる

ここまでの単語・フレーズは診療科を問わず使える基本セットです。実際の現場では診療科やシーンによって頻出語彙が変わるため、担当領域に近い記事もあわせてチェックしておくと実践力が上がります。

また、自分の今の英語レベルを客観的に把握しておきたい方は、以下もあわせて参考にしてください。

診療科や場面ごとに、より詳しい表現をまとめた記事を用意しています。担当している科や、これから対応する場面に近いものから読み進めてください。

診療科別

場面・手技別

職種別

病院で使う医療英語フレーズのよくある質問

病院で最低限おさえておくべき医療英語フレーズは?

まずは「How can I help you?(どうされましたか?)」「Do you have your insurance card?(保険証はお持ちですか?)」「Please wait here.(こちらでお待ちください)」など、受付と案内の定番フレーズから覚えるのがおすすめです。患者の用件を聞く・案内する・確認するの3つの動作をカバーするだけで、最初の受け答えはぐっと楽になります。本記事の受付・診察の章から順に身につけていきましょう。

医療英語フレーズは、どう覚えれば現場でとっさに出てきますか?

フレーズ単体の暗記だけでは、実際の会話で口から出にくいのが正直なところです。場面ごとに「自分が言う側」と「患者が答える側」の両方を声に出して練習し、よく使う数フレーズを“型”として体に入れておくと、現場で応用が利きます。覚えた表現を実際の会話で使ってみる機会をつくることが、いちばんの近道です。

医療英語と日常英会話は何が違いますか?

日常英会話ができても、医療現場では「採血」「処方箋」「既往歴」といった専門用語や、患者に安心してもらうための丁寧な言い回しが必要になります。逆に言えば、使う場面と専門用語が限られているぶん、医療英語は的を絞って学べば比較的短期間で実務レベルに届きやすい分野です。

英語が苦手な看護師でも医療英語は習得できますか?

はい。医療現場で交わされる会話は場面ごとにパターンが決まっているため、中学英語の土台があれば十分に対応できるようになります。まずは自分の持ち場で頻出するフレーズに絞り、少しずつ“使える範囲”を広げていくのが続けるコツです。

アプリや単語帳だけで医療英語は身につきますか?

アプリや単語帳はフレーズの“材料”を集めるのに向いていますが、発音やとっさの聞き取り、自分の科に合った表現の確認までは難しいのが実情です。材料はアプリ・本で集め、実際に通じるかは会話練習で確かめる、という組み合わせが効率的です。

まとめ:医療英語を覚えて外国人患者対応に備えよう!

医療英語 フレーズ 看護師 問診 医療英語は、職種や場面ごとに使うフレーズや英単語がある程度決まっています。

外国人患者が増え続ける2026年だからこそ、本記事の場面別フレーズや日本語訳・英単語一覧を持ち場の備えとして役立ててください。まずは自分がよく立つ場面から、少しずつ口に出して覚えていくのがおすすめです。

しかしながら「医療英語を覚えたけど、実際の現場でとっさに言葉が出てこない」という方はいらっしゃいませんか?

英語は、フレーズ単体で覚えるのもよいですが、実際の現場で活用するとなるとそれだけでは十分とはいえません。

相手の話すことを瞬時に聴き取り、返事をするスキルが求められます。

そんな方へのおすすめは、オンライン英会話。

HLCAでは、医療英語に特化した英会話オンラインスクールを開講しています。

1日50分の「オンライン英会話」では、マンツーマンで、医療系のバックグラウンドを持つフィリピン人講師から英語レッスンを受けることができます。

覚えた医療英会話フレーズをオンラインレッスンで活用することで、すぐに使える医療英語を習得することが可能です。

これまで、看護師、医師、薬剤師、助産師、コメディカル、医療通訳など、500名を超える方が受講されています。

英語初心者の方には、中学英語から復習できるテキストも準備してあるので安心です。

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そんな方は、HLCAへお気軽にお問い合わせください!

次のステップ:現場で通用するレベルへ

フレーズを覚えた次は「実際の現場で使える」段階へ。学び方・スクールの選び方・受講生のリアルな声が参考になります。

HLCAの受講生の声はこちらの記事から!

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この記事を書いた人
HLCA編集部

医療英語スクールHLCAの編集チーム。 医師・看護師・薬剤師・受付スタッフなど、医療従事者向けの医療英語学習を支援するメディアとして、現場で使える医療英単語・フレーズ・ロールプレイを発信しています。 記事制作では、医療現場でのコミュニケーション、患者対応、多職種連携の観点を重視し、医療英語を初めて学ぶ方にも分かりやすい内容を心がけています。