こんにちは!
ライターのReonaです!
「病院に来る外国人患者さんの対応をスムーズにできるようになりたい!」
「海外で英語を使って働きたい…!」
「海外ボランティアに参加したいけど、英語がネック…。」
そう思っている医療者の方、いませんか?
医療英語、勉強していきたいと思っても何から始めればいいか迷いますよね。
今日は医療英語を学びたいと思っている方のために、学習に役立つ本・参考書をご紹介していきたいと思います!
最後には本を選ぶために考えるべきことについても書いているので、是非参考にしてくださいね!
英会話編・単語編と分けて紹介していきます。
まずは英会話編から!
※本記事で紹介する本の内容・版・価格などは記事作成時点の情報です。最新の情報は各書籍の販売ページでご確認ください。また、学習の効果には個人差があり、本記事は学習法の一例を紹介するものです。
この記事のもくじ
医療英語の学習に役立つ本

やさしい英語で外来診療〜聞きもらしのない問診のコツ
(引用元:Amazon)
難易度:★★☆☆☆ おすすめ度:★★★★★
「外国人が外来に来ると戸惑ってしまう…」「英語だと問診すべきことがうまく聞き出せない…。」
そんな方に、シンプルでもしっかり伝わる英語を教えてくれる本です。
著者は英語に精通している医師のため、実際の臨床で使えるフレーズがぎゅっと詰まっています。
前半は、あいさつ・現病歴の聴取などの診察のキホンから、「心血管系」「呼吸器系」など領域別の診察の進め方が詳細に載っており、後半は頭痛(headache)・胸痛(chest pain)など症状・シーンに合わせた診察の進め方が載っています。
ビジュアルも、日本語と英語が並列されて記載されており、イラストも時折挟まれているため飽きることなくすっと頭に入ってきます。
音声CDも付いているので発音の確認もできるのもうれしいポイント。
想定されている場面が医師が行う外来診療対象しているため、病棟で働いている看護師さんにはあまり馴染みのないシチュエーションかもしれませんが、以下のような病棟で使えるフレーズもたくさん出てきます。
例えば…
- ・Could you show me where it hurts?(どこが痛いのか示していただけますか?)
- ・Let me cover to make you more comfortable.(少しでもご気分がよくなるようにブランケットをおかけしますね。)
- ・Is there anything else I can do for you? (他に私ができることはありますか?)
など。
医療英語を学び始める初心者にもおすすめの良書です。
そのまま使える 病院英語表現5000 第2版
(引用元:Amazon)
難易度:★★★☆☆ お勧め度:★★★★★
「シンプル」かつ「丁寧」を意識し、病院で使える文をまとめた一冊。
できる限り患者さんに“Yes”か“No”で答えてもらえる表現を紹介しており、英語が聞きなれない医療者でも必要な情報得られるよう配慮されています。
外来での診察はもちろん、入院当日の病棟における注意事項やケアに関することなど看護師にとって必要な入院中の場面も出てくるので、病棟で働く医療者にもぴったりですね。
この本の素敵なところは、B6サイズなのでかばんやポケットに入れて持ち歩きやすいところです。
病院で英語を使う機会というのは予期しないときに訪れるもので、常にかばんやポケットに忍ばせておくと、いざというときにとても役に立ちます。
音声がついていないのが少し惜しいところだなと個人的には思っています。
医療通訳士の資格取得をされた当校の受講生も、こちらのテキストはお気に入りだったそうです。
医療スタッフのための英会話ハンドブック
(引用元:Amazon)
難易度:★★★☆☆ おすすめ度:★★★★☆
手っ取り早く、必要最低限の英会話を学びたい方は、これ。
200ページと他と比較して薄い本で、飽き性の方や時間のない方でも一冊やり遂げられるボリュームです。
日米の医師が共同で作っており、医療現場を意識した内容になっています。
英文の音声は研究社ホームページから無料でダウンロードできます。
左ページに日本語、右ページに英語があり日本語→英語で覚えた後は英語→日本語で答え合わせをしながら勉強できるようにもなっています。
看護師が必要とすることの多いバイタルサイン測定のシーンも扱っています。
例えば・・・
- ・Please roll your sleeve.(袖をまくり上げてください。)
- ・Now I am going to pump up the cuff with air.It will feel very tight on your upper arm but just for a few moments. (空気を入れてカフを膨らませます。ほんの少しの間だけ腕が締め付けられる感じがすると思います。)
- ・Please try not to move while I check your blood pressure.(血圧を測る間動かないようにお願いします。)
教科書のように白黒で、かなりシンプルなビジュアルなので読んでいると眠くなってくることも…(笑)
「短時間で最低限身につけたい!」という方にはおすすめの一冊です。
東大病院発 医療スタッフのための英会話
(引用元:Amazon)
難易度:★★☆☆☆ おすすめ度:★★★★☆
医師だけでなく、看護師や臨床検査技師・診療放射線技師・薬剤師・リハビリテーション療法士・歯科衛生士などあらゆる職種を対象に書かれた本です。
東京大学医学部附属病院内で結成されたプロジェクトチームによって、日々現場で交わされている会話フレーズを抽出し、それを英語に変換しているので、実践的なフレーズがたくさん出てきます。
職種別のシーンマニュアルがあるのが特徴的で、例えば看護師であれば、
・リストバンドの装着説明
・病棟の備品の説明
・患者さんへの声かけ
など、「それ言いたかった…!」というすぐにでも使いたくなる例文が多いのがうれしいです。
CDもついているので、発音の確認もできます。
内容は比較的やさしめなので、まずはすぐに使える医療英語をさっと覚えたいという方におすすめの一冊です。
英語で診療 内科系/外科系


(引用元:Amazon)
難易度:★★☆☆☆ おすすめ度:★★★☆☆
疾患ごとに外来診療で必要な英語がまとめられている本です。
特徴的なのは、「内科」と「外科」で本が分かれているところ。
「英語で診療 内科系」であれば、総合受付・内科・小児科・皮膚科・精神科・薬局で使われる英会話がまとめられています。
私は働いているのが内科系の病棟なので、内科系の疾患に関する英会話や単語が多く載っているので、こちらを購入しました。
必要な英語が外科系であれば、整形外科や泌尿器科などが載っている「英語で診療 外科系」を購入するといいと思います。
どちらにも巻末にイラストで体の部位の呼び方が載っていますが分かりやすいです!
日本人医師とネイティブにより書かれており、医療現場を意識した内容です。
そしてなぜなのかわかりませんが、歴史上の人物やハリウッドスターが患者として出てくるのにクスリとしてしまう…(笑)
CDの音源が一部だけなのが少し惜しいです。
内科系だけ、外科系だけと絞って学習したい方にはおすすめの本です。
医療英会話キーワード辞典:そのまま使える16000例文

難易度:★★★★☆ おすすめ度:★★★☆☆
さまざまな医療場面で必要になる英語表現がキーワードからピンポイントで探せる、和英辞典スタイルの英会話サポート本。
800ページと大ボリュームで、病歴聴取や患者指導、検査、会計などよくある場面・状況については、流れに沿って文例が解説されています。
日本で外国人の診療を行う際に役立つことはもちろんのこと,海外での診療,さらには英語で症例報告をするような場面でも活用することができる内容です。
「これ、なんていうんだろう…」と思ったときにキーワードでパッと調べられるのが実用的。
パラパラめくって見ているだけでも、勉強になる一冊です。
気になる本は見つかりましたか?英語学習を本格的にする方は、無料カウンセリングで学習プランをご相談ください
医療英語の学習に役立つ単語帳

キクタン メディカル
(引用元:Amazon)
難易度:★★☆☆☆ おすすめ度:★★★☆☆
学生の頃、『キクタン』シリーズを使ったことがある方には、こちらがおすすめです。
医療関係者が押さえておきたい640語の日本語・英語をリズムに乗せて流してくれるので、語彙・リスニング学習に役立ちます。
特に医療英語は発音が難しいものが多いので、発音を耳から覚えることはかなり重要だと思います。
ただ一方『人体の構造編』『症候と疾患編』などシリーズごとに内容が分かれているので、
幅広く学習するにはシリーズを揃えなければならず、ボリュームの割にお高いので、やや大変かもしれません…。
とはいえ、通勤・通学時間などの隙間時間にやりたい方、なかなか単語の勉強が継続できなくて困っている方にはぜひ試してほしいと思います。
個人的には、習慣化しやすく隙間時間にも取り組みやすいので、何回も繰り返し使っています。
トシ、1週間であなたの医療英単語を100倍にしなさい。できなければ解雇よ。
(引用元:Amazon)
難易度:★★★★☆ おすすめ度:★★★★★
ハラハラドキドキの展開で始まるストーリーにのせて、医学用語を学習できる英単語集。
ニューヨークの留学中の日本人医師「トシ」は、題名通りラボのボスから、「トシ、1週間であなたの医療英単語を100倍にしなさい。できなければ解雇よ。」と言い渡されるところから始まるストーリー。
小説を読むように楽しみながら、本に書き込んで学んでいくタイプのテキストです。
内容的にも、かなり充実しており評価も高いです。
ただポップな内容ながら、出てくる単語は結構難しめ…。
上級者向けですが、解剖図やハーブティーのレシピなど時々息抜きさせてくれるチップスもちりばめられているので、何とか頑張れます。
このシリーズはほかにも『トシ、明日あなたの医療英単語でパリを救いなさい。できなければ離婚よ。』や『トシ、1日1分でいいからフクシマ英語に触れてみて。それだけできっと世界は変わる。』などの本が出版されています。
勉強しやすい!と感じたら、ほかのシリーズも試してみてください。
医学英単語 (メディエイゴBOOKS)〜リズムでしみこむ,ゴカンでひらめく
(引用元:Amazon)
難易度:★★☆☆☆ おすすめ度:★★★☆☆
「接頭辞」「接尾辞」を活用することでラクに覚えることを目的とした本です。
例えば、「脳 encephal(o)-」という接頭辞を使った単語として
- 脳炎 encephalitis
- 脳脊髄炎 encephalomyelitis
- 脳症 encephalopathy
などが掲載されています。
これをリズムに乗せてネイティブの発音で聞くことで、覚えやすくなることがあります。
138ページとややボリュームは少な目。
医療英語が難しくてなかなか覚えられない!という方におすすめの一冊です。
これだけは知っておきたい 医学英語の基本用語と表現 第4版

(引用元:Amazon)
基本的な用語・日常的会話表現から専門語彙まで網羅した医学英語用語集。
「腕を擦りむく」「鼻づまり」など, 日常的に誰でも使うけど意外と知らないことが多い用語・表現をまとめています。
PartⅠは身体の部位や医療行為など日常医療英語の語彙、PartⅡは病院における日常表現とに分かれています。
コンパクトサイズで片手でめくれるくらい軽いのが特徴です。
内容量的にはそこまで多くないので、単語から会話の表現までどっちもコンパクトに持ち歩きたい!という方におすすめです。
単語帳で語彙を増やすだけでなく、実際に話す練習も取り入れると効果的です。HLCAの無料カウンセリングはこちらから
医療英語の本・参考書を選ぶときに考えるべきこと

私が英語学習の本を選ぶときに意識しているのが、
➀やってみたい!と思えるか
➁やりとげられそうか
の2点です。
➀やってみたい!と思えるかというのは、まず本の中身のビジュアル。
ごちゃごちゃ書かれていたり、見にくかったりすると一気にやる気をなくしてしまいますよね。
さらに実際に自分が使えるフレーズ・単語なのかどうかというのもチェックが必要です。
例えば、私は看護師として病院で働いており、休みの日には海外ボランティアにも参加しているのですが、 そこで使えそうなシチュエーションや単語が載っているものを選んでいます。
できれば購入する前に、一度中身を確認し、自分の知りたい情報が載ってそうか確認しましょう!
➁やり遂げられそうかというのは、ズバリ自分にあっているかどうか、です。
単語帳ひとつとっても、書き込み式が好きなのか、聞き流すのが好きなのか、人それぞれ好みがあると思います。
これ!と決めたらなるべく最後までやり切りましょう!
たくさんの本を少しずつやるよりも、1冊を繰り返し使って内容を定着させる方法もあるといわれています。
よっぽど自分に合ってないと感じない限りは、1冊の本を繰り返しやり「この本の内容はかなり身についた!」というくらいにしましょう!
医療英語は本や単語帳で学ぶだけではなく実践も大切!

本を使って知識をインプットをしたら、次はアウトプットの練習です!
英語を話せない理由の一つに、「自発的アウトプットが圧倒的に足りない」ということがあります。
これまでに紹介してきた本はどれも医療英語を学ぶ上でとても有益ですが、本の内容を頭に入れたからと言って本当にその英語をマスターしたとは言えません。
患者さんや医療者を目の前にした時にすっと口から出てくる。
相手の言っていることに対して答えられる。
そうして初めて、コミュニケーションの道具として使えるようになります。
また、話す練習はそのまま聞く練習にもなっています。
人間の脳というのは、自分が話せることは、ほかの誰かが同じことを言っても理解しやすくなる傾向があるからです。
人は、知らない言葉を初めて聞いたとき、最初はそれを理解することができません。
ところが、その言葉の意味や使われる状況を理解したうえで練習するうちに、はっきり聞こえるようになるそうです。
本で学んだことをそのまま自分の中にしまっておくだけではなく、アウトプットをして自分の言葉にしてくことを心がけましょう!!
AIとスクールを組み合わせた学習プランを、HLCAの無料カウンセリングで個別にご提案します
ChatGPT・GeminiなどのAIで医療英語を学ぶには?
ChatGPT・Google Gemini・ClaudeなどのAIは、医療英語の学習にも活用できます。「参考書で学んだ表現を、自分の現場で使えるか確認したい」「参考書にない症例や場面の英文を作りたい」という方に向けた使い方を紹介します。
AIで「参考書の例文を自分の症例に応用」してもらう
参考書には基本的な医療英語表現が掲載されていますが、自分の担当患者の症例・年齢・国籍に合った表現に応用するのは難しいです。AIなら参考書の表現を起点に、自分のケースに合わせて書き換えてくれます。
プロンプト例:
「以下の英文は『ナースのための英会話』に載っていた看護記録の例文です。これを80代女性の脳梗塞患者の術後経過観察記録に書き換えてください。修正理由も併せて教えてください。
[ここに参考書の例文を貼り付け]」
参考書は「型」を提供し、AIは「自分のケースへの当てはめ」を担う、という分業ができます。
医療英語の参考書・AI・医療英語スクールの使い分け
| 学習手段 | 得意なこと | 苦手なこと |
|---|---|---|
| 医療英語の参考書・単語帳 | 体系的な知識インプット、信頼性のある定型表現の学習 | 応用、自分の症例固有の表現、双方向の会話練習 |
| ChatGPT・Gemini | 参考書の例文の応用、症例別の英文生成、ライティング添削 | 発音、医療知識の正確性保証(誤情報リスクあり) |
| 医療英語スクール(HLCA) | 現役医療従事者の指導、発音矯正、現場での通用度確認 | 隙間時間学習 |
参考書で「正確な型」を学び、AIで「自分の症例に応用」させ、スクールで「実際に話せるか」を確認するというサイクルが、効率よく学びやすい方法の一つです。本記事で紹介した参考書を読み込んだあと、AIで応用してさらにスクールで実技確認するという3段階で学ぶと、参考書の知識が「使える英語」に近づきやすくなります。
職種・レベル別|医療英語の本・単語帳の選び方
同じ「医療英語の本」でも、今の英語力や働く現場によって合う一冊は変わります。本記事で紹介した本のうち、どこから手を付けると無理がないかの目安を整理しました。最終的には書店や試し読みで「続けられそうか」を確かめてから選ぶのがおすすめです。
| こんな方に | 入口になりやすい一冊(本記事の紹介本より) |
|---|---|
| 英語にまだ自信がない・基礎から | やさしい英語で外来診療/そのまま使える 病院英語表現5000 |
| 看護・問診の場面を中心に学びたい | 医療スタッフのための英会話ハンドブック/東大病院発 医療スタッフのための英会話 |
| 診療・専門領域の表現を増やしたい | 英語で診療 内科系/外科系/医療英会話キーワード辞典 |
| まず語彙を底上げしたい | キクタン メディカル/医学英単語(メディエイゴBOOKS) |
あくまで入口の目安です。1冊を完璧にしてから次へ進むより、自分の現場で使う場面に近い本を選び、必要に応じて単語帳で語彙を補うほうが続けやすい傾向があります。
よくある質問
Q. 医療英語の本は、初心者でも使えますか?
基礎から取り組みやすい入門的な本と、ある程度の英語力を前提とした専門的な本があります。まずは自分の英語力に近い一冊を選ぶと挫折しにくいでしょう。本記事では基礎寄りの本も紹介しているので、レベルに合わせて選んでみてください。
Q. 看護師と医師では、選ぶ本は変わりますか?
職種によって使う場面や表現の重点が異なるため、看護・問診中心の本、診療・専門領域中心の本など、自分の現場に近いものから選ぶのが一般的です。上の「職種・レベル別の選び方」も参考にしてください。
Q. 本だけで医療英語は話せるようになりますか?
本はインプット(語彙・表現の理解)に有効ですが、話す力はアウトプット練習で身につく部分が大きいとされます。本で学んだ表現を、ロールプレイやオンラインレッスンなどで実際に使ってみる組み合わせが現実的です。
Q. 単語帳と参考書は、どちらを優先すべきですか?
目的によります。語彙が不足していると感じるなら単語帳から、場面ごとの会話表現を身につけたいなら会話・参考書から始めるとよいでしょう。最終的には併用すると効果的です。
医療英語の学習に役立つ本・単語帳10選のまとめ
英会話編・単語編に分けてご紹介してきましたが、やってみようかなと思うテキストは見つかりましたか?
英語学習をする上で、本は大事なパートナー。
とっておきの一冊(何冊でも!)を見つけてください!
そして本で学んだあとは是非アウトプットを!
「アウトプットする機会がない…」という方には、オンラインレッスンも一つの方法です。
特に医療英語は専門的な語句や独特な言い回しが多いので、医療英語に特化した学校を選ぶことがおすすめ。
セブ島医療英語語学学校であるHLCAでは、看護師や理学療法士など医療職の資格を持ち現場で働いた経験のある講師からマンツーマンでオンラインレッスンを受けることができます。
ロールプレイングを交えて学習していくので、実践的な英語に触れながら学べるのが特徴です。
本で学んだ知識もどんどん使うことができますよ!
興味のある方は一度お問い合わせください!
参考書だけでは補いにくい実戦練習には グローバル看護師育成コース も選択肢になります。
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