OET Writing対策|リファラルレターの書き方・テンプレート・採点基準を徹底解説【2026年版】

HLCA編集部
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試験を受ける看護師のイメージ
海仲由美
この記事の監修者
HLCA代表 / 校長 / 正看護師
正看護師として日本で4年半の臨床経験。2013年フィリピン・セブ島で英語留学。2015年4月に医療従事者向け医療英語スクールHLCAを設立。医療従事者の英語学習・海外キャリア・医療通訳を支援。「女性のためのフィリピン留学協会」理事、国際看護学非常勤講師。
【この記事でわかること】
  • OET Writingテストの出題形式とリファラルレターの構成
  • 高スコアを取るための書き方テンプレートと実践的なコツ
  • 採点基準の詳細と効果的な練習方法
  • HLCAの医療英語レッスンでOET Writing対策ができる理由

OET Writingの出題形式|リファラルレターとは何か

OET Writingの出題形式について自習で学ぶ受講生

OET(Occupational English Test)のWritingセクションでは、医療現場で実際に書く文書の作成が求められます。最も一般的な出題形式はリファラルレター(紹介状)ですが、職種によっては退院サマリーや転院依頼書などが出題されることもあります。

テストの基本構造

  • 形式: ケースノート(患者情報)を基に手紙を作成
  • 制限時間: 45分
  • 語数目安: 180〜200語
  • 出題内容: リファラルレター(紹介状)、退院サマリー、転院依頼書など
  • 素材: 患者のケースノートが提供される

ケースノートの内容

受験者にはA4サイズ1〜2ページ分のケースノートが渡されます。以下のような情報が含まれています。

  • 患者の基本情報(名前・年齢・性別)
  • 現病歴・主訴
  • 既往歴・アレルギー
  • 検査結果・バイタルサイン
  • 治療経過・投薬歴
  • 社会的背景(家族構成・職業など)

このケースノートから必要な情報を取捨選択し、適切な形式で手紙にまとめるのがOET Writingの核心です。OETの基本情報や試験全体の概要については「医師・看護師向け|OET試験の勉強法とおすすめ参考書【初心者ステップ付き】」で詳しく解説しています。

リファラルレターの書き方|構成と必須要素

医療英語でリファラルレターの書き方を学ぶ留学生

リファラルレターには決まった構成があります。この型を覚えておけば、本番で慌てることなく書き進められます。

レターの基本構成

1. 日付と宛名

手紙の冒頭には日付と宛先の医療者名を記載します。ケースノートの指示に従って「Dear Dr. [名前]」「Dear Colleague」などと書きましょう。

2. Re: 行(件名)

「Re: [患者名], [年齢], [主訴の要約]」の形式で患者を特定する情報を簡潔に記載します。

3. 冒頭段落(Purpose)

手紙の目的を明確に述べます。「I am writing to refer [患者名] for…」「I am writing to request…」のように、なぜこの手紙を書いているのかを最初の1〜2文で伝えます。

4. 本文(Body)

ケースノートから抽出した重要な臨床情報を論理的に記述します。

  • 現病歴と経過
  • 関連する既往歴
  • 検査結果・治療内容
  • 現在の状態

5. 結び(Closing)

紹介先への依頼事項を明記し、「I would appreciate your assessment and management of this patient.」「Please do not hesitate to contact me if you require further information.」などで締めくくります。

書き方の重要ポイント

  • ケースノートの丸写しはNG: 箇条書きの情報を文章に変換する(パラフレーズ)必要がある
  • 時制に注意: 過去の出来事は過去形、現在の状態は現在形を使う
  • 略語は正式名称に: ケースノートの略語(例: SOB → shortness of breath)は手紙では書き下す

OET Writingテンプレート|すぐに使える型

OET Writingのテンプレートをオンラインで学習するイメージ

以下は看護師向けのリファラルレターテンプレートです。この型をベースに、ケースノートの内容に合わせてカスタマイズしましょう。

看護師向けリファラルレターテンプレート

[Date]

Dear [受取人名],

Re: [患者名], aged [年齢]

第1段落(目的):
I am writing to refer the above-mentioned patient for [紹介目的]. [患者名] was admitted to [場所] on [日付] with [主訴].

第2段落(背景・経過):
[患者名] has a history of [既往歴]. On admission, [入院時の状態]. During [his/her] stay, [治療内容と経過].

第3段落(現在の状態):
Currently, [患者名] is [現在の状態]. [検査結果やバイタルサインの情報].

第4段落(依頼・締め):
I would be grateful if you could [依頼事項]. Please do not hesitate to contact me should you require any further information.

Yours sincerely,
[自分の名前と職種]

テンプレート活用のコツ

  • テンプレートは「型」として覚えつつ、毎回ケースノートに合わせて文章を変えること
  • 定型フレーズ(I am writing to refer…、I would be grateful if…)は暗記しておく
  • 本文部分は情報の重要度順に記載し、全ての関連情報を盛り込む必要はない

OET Writingの採点基準|6つの評価項目を理解する

OET Writing採点基準の理解に役立つ病院のイメージ

OET Writingは以下の6つの基準で採点されます。各基準を意識して練習することでスコアアップにつながります。

評価項目 配点 内容
Overall Task Fulfilment 高 手紙の目的を果たしているか、適切な情報が含まれているか
Appropriateness of Language 高 医療文書として適切なフォーマル度・語彙が使われているか
Comprehension of Stimulus 中 ケースノートを正しく理解し、必要な情報を抽出できているか
Linguistic Features(Grammar & Cohesion) 中 文法の正確さ、文と文のつながり(接続詞・代名詞など)
Presentation 低 レイアウト・段落構成・全体の見やすさ
Organisation 中 情報が論理的に整理されているか

高スコアのポイント

  • Overall Task Fulfilmentが最重要: 手紙の目的に沿った内容でなければ他がよくても低スコアになる
  • 語数は180〜200語: 短すぎると情報不足、長すぎると冗長と判断される
  • ケースノートの情報を全て使う必要はない: 手紙の目的に関連する情報だけを選択する判断力が問われる

OET Writingの練習方法|確実にスコアを上げるステップ

OET Writing対策のために医療英語を集中的に学ぶ受講生たち

OET Writingは「型」を身につけた上で繰り返し練習することがスコアアップの鍵です。

ステップ1: テンプレートを覚える

前述のテンプレートを暗記し、白紙の状態からでもレターの骨格を書けるようにしましょう。冒頭・結びの定型フレーズは完全に自動化するのが理想です。

ステップ2: 時間を計って書く

OET公式のサンプル問題を使って45分以内に書き上げる練習をしましょう。時間配分の目安は以下の通りです。

  • 5分: ケースノートを読み、重要情報にマーカーを引く
  • 5分: 手紙の構成を計画する
  • 25分: 手紙を書く
  • 10分: 見直し・修正

ステップ3: フィードバックを受ける

自分で書いたレターを医療英語に詳しい人に添削してもらうのが最も効果的です。HLCAでは医療のバックグラウンドを持つ講師が、OET Writingの添削指導をマンツーマンで行っています。実際の採点基準に照らしたフィードバックが受けられるため、独学では気づけない弱点を効率的に改善できます。

ステップ4: パラフレーズの練習

ケースノートの箇条書き情報を文章に変換する練習は日常的に行いましょう。例えば:

  • ケースノート: 「BP 140/90, HR 88, Temp 37.2°C」
  • 手紙: 「On examination, his blood pressure was mildly elevated at 140/90 mmHg, with a heart rate of 88 beats per minute and a temperature of 37.2°C.」

看護師のIELTS対策と併せて学びたい方は「看護師のIELTS対策ガイド」もご覧ください。

OET Writingに関するよくある質問(FAQ)

医療英語の資格取得について相談する場面のイメージ

Q. OET Writingで手書きとタイピングは選べますか?

はい。OETはコンピューター受験と紙の受験の両方に対応しています。コンピューター受験の場合はタイピング、紙の受験の場合は手書きになります。普段からどちらでも対応できるように練習しておきましょう。

Q. リファラルレター以外の形式も出題されますか?

職種によって異なりますが、看護師・医師はほとんどの場合リファラルレター(紹介状)が出題されます。ただし、退院サマリーや転院依頼書が出る可能性もあるため、複数の形式に慣れておくと安心です。

Q. OET Writingの合格ラインは何点ですか?

多くの医療資格登録機関では350以上(Bグレード)が求められます。看護師のオーストラリア登録(AHPRA)やイギリス登録(NMC)でもBグレード以上が条件です。

Q. ケースノートの情報を全部使わないと減点されますか?

いいえ。むしろ手紙の目的に関連しない情報を省く判断力が評価されます。全ての情報を詰め込もうとすると語数オーバーや冗長な文章になり、逆に減点される可能性があります。

Q. OET Writingの対策期間はどのくらい必要ですか?

英語ライティングの基礎力がある方であれば1〜2ヶ月の集中対策で十分です。ただし、英語で文章を書くこと自体に慣れていない場合は、3ヶ月以上の準備をおすすめします。HLCAのセブ島留学では、1ヶ月のカリキュラムの中にOET Writing対策を組み込むことも可能です。

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この記事を書いた人
HLCA編集部

医療英語スクールHLCAの編集チーム。 医師・看護師・薬剤師・受付スタッフなど、医療従事者向けの医療英語学習を支援するメディアとして、現場で使える医療英単語・フレーズ・ロールプレイを発信しています。 記事制作では、医療現場でのコミュニケーション、患者対応、多職種連携の観点を重視し、医療英語を初めて学ぶ方にも分かりやすい内容を心がけています。