英語が嫌いだった看護師Hさんが、医療英語を2年続けて医英検4級に合格するまで

HLCA編集部
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看護師が医療英語を毎日コツコツ続ける学習環境をイメージした写真
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「外国人の患者さんが来ても、英語が出てこなくて何もできなかった」。そんな経験から、「今から医療英語を始めても遅いのでは」と迷っている看護師さんは少なくないはずです。

今回お話を伺ったHさんは、関西の美容外科クリニックで働く看護師です。高校時代から英語が嫌いでしたが、48歳で医療英語を学び始め、2年続けるなかで、2回目の受験で医英検4級に合格しました。

この記事では、Hさんが医療英語を始めた場面、受講後の変化、試験の勉強法、2年続けられた理由を、本人の言葉を交えて紹介します。

【この記事でわかること】
  • Hさんが医療英語を学び始めた、クリニックでのきっかけ
  • 受講前に困っていたことと、受講後に変わったこと
  • 医英検4級に合格するまでの勉強方法
  • 苦手なことにも向き合って2年続けられた理由
  • 48歳から始めて感じたことと、これからの目標

外国人患者さんと話せなかった。看護師のHさんが医療英語を学び始めたきっかけ

外来で外国人の患者さんに対応する場面をイメージした写真

Hさんが働くのは、関西の美容外科クリニックです。外国人の患者さんは少ないのでは、と思われがちですが、実際はそうでもないといいます。旅行で訪れる方もいれば、日本に住んでいても日本語がまったく話せない方もいるそうです。

きっかけは、英語を話す患者さんが継続して来院するようになったことでした。まったくコミュニケーションが取れず、「英語を勉強した方がいいな」と思ったそうです。「このまま働き続けるのは厳しい」とも感じていました。

そこで「患者さんを英語でサポートできたらいい」と考え、何をすればよいか調べ始めます。すると、資格を取るには講座を受ける必要があると知り、最初はとてもハードルが高く感じたそうです。

そのハードルを越える方法を調べるなかで、医療英語に特化したHLCAにたどり着きます。カウンセリングかセミナーに申し込んだのが、受講の始まりでした。

英語が嫌いだったHさんが、受講前に困っていたこと

英語に苦手意識があった頃の学習をイメージした写真

Hさんは「英語は高校時代から嫌いでした」と話します。フランス語は長く続けてきましたが、英語は長い間勉強しておらず、ほとんど話せませんでした。始めた頃は、日本語とかなり違う文法に混乱したそうです。

医療英語の勉強も、最初はうまくいきませんでした。医療英単語の本を開いても、「ストーリーがないと面白くなく、全く入ってきませんでした」と振り返ります。

現場でも言葉に詰まりました。受付で何かを説明しようとしても、自分が正しく言えているのか分からず、翻訳機も十分ではなかったそうです。

特に困ったのが、患者さんへの助言でした。脱水気味の患者さんに、看護師として「コーヒーばかりではなく水を飲んでください」と伝えたい場面があったといいます。日本語なら簡単に言えることが、英語では出てきませんでした。

処方箋の説明も同じです。「薬局に行って、そこで薬を受け取ってください」と伝えなければ、患者さんは次に何をすればよいか分かりません。英語で説明できず、患者さんと一緒に薬局まで行ったこともありました。

「薬局側としては、仕事が増えて大変だったと思います」と振り返りつつ、Hさんは「外国人患者さんと日本人患者さんでは、必要な説明が違う」と感じたそうです。

受講後に変わったこと。英語を話す怖さがなくなり、自分から声をかけられるように

オンラインで英会話レッスンを受ける場面をイメージした写真

受講を始めてからは、外国人の患者さんが来ても、以前のように引いてしまうことはなくなりました。「今は外国の方と話したいという気持ちもあります」といいます。学んできたことで「話せるかもしれない」と感じられるようになり、自分から声をかける勇気も出てきました。

変化の中心は、英語を話す怖さがなくなったことです。以前は、自分の英語が正しいのか、文法が合っているのかを気にして、黙ってしまうことが多くありました。今は文法を気にしすぎずに話せるようになりました。

レッスンの受け方も変わりました。最初の1回目から5回目くらいは「ただ必死だった記憶しかありません」が、今はリラックスして受けています。最初の3ヶ月ほどは一般英語のレッスンで、それがとても楽しかったといいます。

その後、History Taking(患者さんから症状や経過を聞き取る内容)から医療英語に入りました。資料を読むだけでも難しく、先生に何を聞かれているのか分からない時もあったそうです。

それでも今は、勉強が苦痛ではなくなりました。受講前は英語に全く興味がありませんでしたが、今は映画を見ていても「今なんて言ったんだろう」と気になり、字幕を見て「こう訳すんだ」と考えるようになりました。

医英検4級に合格するまで。不合格から語彙と長文の対策を見直した方法

医英検を知ったのは、英語を仕事で使いたいと思って調べていた時でした。Hさんによると、4級、3級、2級、1級と上がっていく試験のため、まずは4級を目指すことにしたそうです。

1回目の受験は、合格に届きませんでした。語彙の点数が低く、長文問題も本当に苦手だったといいます。それでも「試験は、受かるか落ちるかに関係なく、自分の今の力を知るために受けてよかったです」と話します。

「もし1年目に合格していたら、今ほど勉強していなかったと思います。落ちたことでギアが入りました」。そこから、勉強のやり方を見直しました。

語彙は、医療英単語を覚えることと、公式問題集で練習することが中心です。いちばん苦労したのは長文問題でした。読むのが大変で、分からないと読みたくなくなります。2回目は少し慣れてきたものの、それでも読むのをやめたくなることがありました。

そんな時、HLCAの学習面談でChatGPTを使った勉強法を教えてもらいました。まず、公式問題集の形式を見せて「こういう問題です」と伝えます。そのうえで、医療英語の長文問題を少し簡単めに作ってもらい、毎日1問ずつ解くようにしました。苦手なことに向き合うのは「本当に痛みを伴いましたが、今も続けています」とのことです。

公式問題集のほかに、HLCAの「主要な症状と疾患」のテキストも見返しました。最初は頭に入らなかった医療英単語の本も、今見返すと前より分かるようになっています。

医英検の前には、テキストから拾った内容を診療科別にノートにまとめ、レッスンで習ったことも書き足していきました。試験の2週間ほど前からは、まだ覚えていない単語を書き出して、単語帳も作っています。

肺炎の症状を英語と日本語の書き込みでまとめた手書きの勉強ノート

肺がんの症状と医療用語を色分けして書いた手書きの勉強ノート

結果は、2回目の受験で4級に合格です。語彙問題はよくできていて、たしか80%くらい正解していたと思う、とのこと。試験後は不安もあったため、合格は「やっぱり嬉しかったです」と話します。試験に向けて勉強したことで、医療英単語を自分から覚えるようになり、語彙力も増えたといいます。

英単語を手書きした単語カード。色分けしてリングでまとめている

苦手なことにも向き合って2年続けられた理由。目標・面談・レッスンの選び方

学習を続けるための計画づくりをイメージした写真

Hさんは、続けられた理由を「英語は目標がないと続けられないと思いました」と話します。試験を受けた後は、自分がレベルアップしている感覚があるそうです。

期間の覚悟もありました。最初は全く話せなかったため、「3年くらいはかかる」と思って始めています。実際に1年たった時も「まだまだだな」と感じ、「ここでやめるわけにはいかない」と思いました。

レッスンでは、講師を使い分けています。Hさんいわく、アーネル(Arnhell)先生は「すごく厳しい」先生です。あまり予習ができなかった時は、レッスンを受けることを優先する日もあります。一方で厳しく見てもらいたい時は、あえてアーネル先生で予約し、「次は絶対にやろう」と思えるそうです。

1回目の不合格のあとは、「このままの勉強ではだめだ」と思い、英語学習アプリを2つか3つ追加しました。医療英語のアプリとDuolingoを毎日続けていて、医英検の対策というより、毎日のリズムを作るために使っているそうです。

それでも、最初に医療英語へ切り替わった時は、先生が何を言っているのか分からず、「もっと勉強しないと」と言われて、もう無理かもしれないと思ったそうです。その時に、Hさんはスクールスタッフとの学習面談を申し込みました。

HLCAには、受講生が月1回無料で予約できる、スクールスタッフとの学習面談があります。モチベーションが下がった時も、Hさんはこの面談を使いました。「無料面談があるので、困った時は利用しました」とHさん。何に困っているのかをはっきり言えなくても、「疲れました」「しんどいです」と相談していたそうです。

一人で勉強しているとしんどいので、「みんな大変なんだ」「自分だけじゃないんだ」と思えることが支えになったといいます。相談すると、レッスンの取り方や勉強方法のアドバイスをもらえ、「こういうコースを受けてみたら」と勧めてもらえたことも良かったそうです。

受講を始める前の方は、HLCAの無料カウンセリングで、学習の進め方や悩みを相談できます。英語が嫌いだったHさんのように、苦手意識が強い段階でも、現状を話すところから始められます。

48歳から医療英語を始めて感じたことと、これからの目標

これからの目標をイメージした写真

40代で医療英語を始めることに、不安やハードルはなかったのか。そう尋ねると、Hさんは「もちろんありました」と答えました。覚えたと思ってもすぐ忘れ、記憶が定着するまでに時間がかかるため、今でも不安やハードルはあるといいます。それでも続けながら、「成長を感じています」と話します。

「前にもやったのにまた忘れている」と思うことを何度も繰り返しても、ある日突然思い出すことがあるそうです。フランス語でもそうでした。分からないことを繰り返すうちに、ある日頭に残っていることに気づく。その感覚が、楽しい部分でもあるといいます。

Hさんが48歳で始めた時に思ったのは、「今やらなきゃ」でした。60歳になった時に、「あの時始めておけばよかった」と思いたくなかったからです。そのため、少しでもやりたい気持ちがあるなら、今始めた方がいいと考えています。年齢を重ねるほど大変になる、というのがHさんの実感です。

苦手なことに向き合うのは簡単ではなく、つい見ないふりをしてしまいます。それでも向き合うことで伸びると思う、とHさん。点数がすぐに出なくても、やったことは無駄ではないと話しました。

今後の目標は、将来的に、病院に来る外国人の医師や医療者をサポートすることです。そのために、HLCAのレッスンを週2回くらいのペースで続け、来年は医英検3級を受けたいと話しています。

まとめ|苦手な英語も、続けるうちに変わっていった。医療英語の一歩を踏み出しませんか?

Hさんは、外国人の患者さんと話せなかった経験をきっかけに、48歳で医療英語を始めました。2年続けるなかで英語を話す怖さがなくなり、医英検4級にも合格しています。

Hさんの2年間を振り返ると、英語が得意だったから続いたわけではありません。試験という目標があり、困った時に相談できる学習面談があったから、苦手なことにも向き合い続けられたように見えます。

医療英単語の勉強は、一人でも始められます。ただ、Hさんは最初に手に取った本が頭に入らず、長文対策に悩んだ時は、学習面談で教わったChatGPTの使い方が、今も続けている対策になりました。相談できる場を持つことが、Hさんの続ける支えになっていました。

HLCAは、医療英語に特化したスクールです。受講を始める前の方は、無料カウンセリングで勉強方法や悩みを相談できます。

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この記事を書いた人
HLCA編集部

医療英語スクールHLCAの編集チーム。 医師・看護師・薬剤師・受付スタッフなど、医療従事者向けの医療英語学習を支援するメディアとして、現場で使える医療英単語・フレーズ・ロールプレイを発信しています。 記事制作では、医療現場でのコミュニケーション、患者対応、多職種連携の観点を重視し、医療英語を初めて学ぶ方にも分かりやすい内容を心がけています。