【2024年3月7日】
こんにちは。海外で看護師として働くことに興味津々のHLCAライターはなえです。
海外で働くことに興味のある看護師にとって「海外と日本では、看護にどのような違いがあるのか」いうのは知りたい項目の1つですよね。
日本以外で看護師経験のある方の話やブログ記事によると、海外は海外ならではの特徴があるようです。
そこでこの記事では、海外と日本で看護師をする上での一般的な違いについてまとめました。
海外で働くことに興味のある看護師さんは、ぜひ読んでみてください!
この記事のもくじ
海外と日本、看護の違い
海外と日本では、看護師の仕事にどのような違いがあるか見てみましょう。
1.看護師の仕事はかなり細分化されている
海外では、看護師免許にいくつかの種類があります。
アメリカの場合、看護師は以下のように職種が分かれています。
- 准看護師(LPN)
- 看護師(RN)
- 専門看護学専門家(ARNP)
、准看護師(LPN)の役割は、療養上の世話や診療の補助です。
その上のレベルである看護師(RN)になると、看護診断をする資格があり、専門看護学専門家(ARNP)となれば助産師やナースプラクティショナー、麻酔専門看護師などとして活躍できます。
ちなみに、1番多い職種は看護師(RN)です
日常生活介助をするポジションとしては、認定看護助手(CNA)もあります。
アメリカの看護師については、こちらの記事に詳しい記載があります。
2.海外の看護師は、専門分野においては医師と同等に扱われることがある
日本では、2015年の医療介護総合確保法の制定により、医師の診断を待たずに一定の診療補助をできる看護師の特定医療研修が始まりました。
このような特別な行為をできる看護師は、アメリカなどいくつかの国ではすでに取り組みがされています。
ナースプラクティショナーは、医師と看護師の中間の役割を担い、外来診療などで診断や投薬、処方などをすることができます(国や州によって、どの程度独立して働けるかは異なる)。
このような役割をする看護師は、もちろん医師と同等の知識が必要となります。
3.給料や休暇などの待遇がよい
海外の看護師は、日本よりも給料がよいと言われます。
オーストラリアのニューサウスウェルズ州の場合、アシスタントナースの年収は45,968ドル、正看護師は63,960ドルとされています(最大値)。 参考:What do nurses earn?
海外と日本を比較すると物価自体も異なりますが、日本の看護師と比較すると収入は多いです。
また、休暇が4〜5週間と連続して取得できることや勤務時間に関しても、海外で働くメリットとなっています。
オーストラリアの看護師については、こちらの記事に詳しい記載があります。
その他、海外と日本の看護の違い、具体例
海外で勤務経験のある看護師のブログにも、日本との違いが記載されていました。
興味深いものを紹介します。
Aさん:オーストラリアの看護師は定時に帰れる。残業は、次の勤務の人に任せればよい。自分のプライベートの時間をスタッフ全員が大切にしている。
Bさん:自分の仕事だけをすればよいという風潮がある。例えば受け持ち患者以外のナースコールは出ない、受け持ち以外の処置はしないなど。
Cさん:日本の病院だと「患者さんには丁寧に接するのが義務」というような風潮が一般的。一方海外では、患者さんのことを大切にしつつ、スタッフの仕事環境や健康にも重きが置かれる傾向にある。例えば体位変換の際には、患者さんの安楽に気を配りつつ「スタッフの体」に負担がないような器具を積極的に導入している。
医療英語HLCAの病院実習の体験談の中にも、業務分担の話が挙げられています。
看護師としての仕事が日本とは違うことを学びました。例えば、看護師の主な仕事は、コミュニケーションを取ることや、患者さんの状態を記録すること、薬剤投与など。病棟には限られた備品しかないため、必要な備品を用意することも看護師の仕事です。また、日本では、食事を提供したり排泄のお手伝いをしたりしますが、フィリピンでは家族がそれらのサポートを行っていました。 (引用元:セブ島のホスピタルツアーまとめ【HLCA生徒さんの体験談】)
海外の看護師の働き方は、患者さんだけでなくスタッフ自身が効果的に働けるよう工夫されているようです。
業務の細分化も、特徴的ですね。
「看護師って仕事内容が多すぎる。バイタル測定も清拭も環境整備もしていたら、患者さんと接する時間がない!」
そう思う方は、海外の看護師の働き方をうらやましく感じるかもしれませんね。
海外と日本は「看護」において、さまざまな違いがある
このように、海外と日本は看護師が働く上で多くの違いがあります。
特に、看護の仕事の細分化やナースプラクティショナーの話は、海外で働く意識がそれほど高くない方にとっても興味深い話題なのではないでしょうか。
海外の環境に憧れ、ワーキングホリデーなどを経て海外で看護師になる方も少なくありません。
海外で働く日本人看護師の体験談を読むと、働くまでの道のりは長く、日本の看護師より責任も問われる一方で、医師と対等に仕事をしながらやりがいを見出している方も多くいらっしゃいます。
日本での看護業務だけでは物足りない方、看護師の資格を生かして海外進出されたい方は、ぜひ日本以外で働くことを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
「海外で働きたい」
そう考える方の懸念点の1つが『英語』でしょう。
どの国で働くにしろ、英語、もしくは現地語は必ず必要となります。
医療英語HLCAオンラインスクールでは、自宅にいながらフィリピン人医療英語講師のレッスンが受けられます。
1レッスンあたり50分、テキストに沿って医療英語を学習していくことが可能です。
内容としては、臨床英会話を始め、OETやNCLEXなどの試験対策もできます。
興味のある方は、一度無料カウンセリングへご参加ください。
オンラインレッスンでは、講師からフィリピンの医療について聞く機会もあるため、日本と海外の医療・文化の違いを深く知ることができます。
受講生の体験談はこちらです。
医療に関する話題は興味のある話題だから「意見を言いたい」という気持ちになりました。
伝わらないからどう伝えたらいいかなと考えたり。
実際に医療のバックグラウンドを持っていて日本の医療のことも知っている先生だからこそ、たとえ伝わらなくても「あーそういうことね」と共感してくれたり引き出してくれたりする。
そんな楽しさはありましたね。 (引用元:【HLCA受講生の声】助産師として念願の海外病院勤務に!医療英語を学んで訪れた転機とは?)
海外で看護師として働きたい方は、まずはHLCAで医療英語を学習してみては?
海外で看護師をするために必須なのが「英語」です。
現地の病院で1人のスタッフとして働くとなると、間違いなく英語でコミュニケーションを取る必要があります。
英語を学ぶために有効な手段はいくつかあります。
・日本で参考書を買い、独自の勉強をする
・日本で働きながら、仕事の合間に英会話教室やオンライン英会話で学ぶ
・海外へ留学する
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HLCAは、フィリピンのセブ島にある、医療英語を身につけられる語学学校です。
セブ留学特有のマンツーマンレッスンを、自宅で受講できます。
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海外で看護師として働くにはどんな方法があるか知っていますか?
こちらの記事では、代表的な国で看護師になる方法や、ボランティアを通して国際医療に関わる方法が紹介されています。