電子カルテを英語で扱う現場では、項目名や入力に使う英語表現を知っておくと記録がスムーズになります。この記事では、電子カルテの基本項目・入力表現・略語を、海仲由美RN(OR・ER経験)の現場目線でまとめます。
この記事のもくじ
電子カルテを英語で扱う場面とは
海外の病院や外国人スタッフと働く現場では、電子カルテ(EMR)の項目や入力が英語です。型を知っておくと迷いません。
電子カルテの基本項目を英語で言うと
- chief complaint:主訴 / history:既往歴 / allergies:アレルギー / medications:服薬
- vital signs:バイタル / assessment:評価 / plan:計画 / progress note:経過記録
入力でよく使う英単語と表現(バイタル・経過・指示)
- BP 130/80, T 37.2, P 78(バイタルの入力例)
- No acute distress.(急性の苦痛なし)/ Continue current medication.(現行の投薬を継続)
覚えておきたい医療略語
- Hx:history(既往)/ Rx:prescription(処方)/ Dx:diagnosis(診断)/ Tx:treatment(治療)
電子カルテの英語に慣れる学習のポイント
項目名と略語をまず覚え、短い入力文を実際の場面で書いてみると早く慣れます。
よくある質問(FAQ)
「経過記録」は英語で何と言いますか?
progress note と言います。
電子カルテ(EMR)でよく見る英語表記の項目
電子カルテ(EMR: Electronic Medical Record / EHR: Electronic Health Record)は、英語表記や略語が画面のあちこちに登場します。各項目が何を指すのかを知っておくと、英語環境の医療機関でも迷わず入力・確認ができます。ここでは代表的なセクションと、そこで使われる英単語を整理します。
基本情報・主訴のセクション
- Chief Complaint(CC)— 主訴。患者さんが受診した一番の理由(C/C と表記する施設もある)
- History of Present Illness(HPI)— 現病歴。今回の症状の経過
- Past Medical History(PMH)— 既往歴
- Allergies(Allergy)— アレルギー歴
- Medications(Meds)— 服用中の薬
診察・評価・計画のセクション
- Vital Signs(VS)— バイタルサイン
- Physical Examination(PE)— 身体診察所見
- Assessment— 評価・見立て
- Plan— 治療・対応の計画
- Progress Note— 経過記録
入力でよく使う動詞・指示の英単語
カルテへの入力や指示出しでは、特定の動詞や名詞が繰り返し使われます。意味を押さえておくと、オーダー画面や指示欄の理解が早くなります。
- Admit— 入院させる / Discharge— 退院させる
- Order— (検査や薬を)オーダーする
- Prescribe— 処方する
- Refer— (他科・他院へ)紹介する
- Follow-up(F/U)— 経過観察・再診
- Consult— 他科に相談・コンサルトする
略語が読めると何ができるか
電子カルテの英語項目や略語が読めるようになると、単に画面を理解できるだけでなく、チーム医療の中で自分が次に何をすべきかを素早く判断できるようになります。たとえば Assessment と Plan の欄を読めば、医師が患者さんをどう見立て、どんな対応を予定しているかがわかり、看護や検査の準備を先回りして進められます。HPI や PMH のセクションを押さえれば、申し送りや患者さんへの確認の際に、要点を外さずに会話できます。英語の電子カルテは略語と定型表現の集まりです。一つひとつの項目が「カルテのどの場所で・何のために使われるか」をセットで覚えていくことが、実務で使える読解力につながります。
まとめ
電子カルテの医療英語は、項目名・入力表現・略語を押さえることがポイントです。HLCAでは現場で使う医療英語を学べます。医療英語とはや関連記事もご覧ください。
医療英語の主要記事










