【医師のOET対策】麻酔・集中治療医がスピーキング300→400点を獲得しOET Bに合格した3ヶ月

HLCA編集部
公開日:2026.06.11
更新日:2026.06.29
医師がOET対策のため英語学習をしている様子
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本記事は HLCA 受講生の体験談シリーズの一つです。看護師・医師・助産師・薬剤師・コメディカルなど、職種・キャリア別の体験談まとめは 受講生の声・口コミ一覧 をご覧ください。

「OETのスピーキング、何から手をつければいいのか分からない」「医師として海外で働きたいけれど、OETの対策が不安」——そう感じている医師の方は多いのではないでしょうか。HLCAでは、医師のM先生がOETの2回受験で見事Bを獲得し、現在オーストラリアで医師として働くスタートラインに立たれました。今回はその体験談を、率直にお話しいただいた内容をベースにご紹介します。

この記事でわかること

  • OETスピーキング300点から400点まで上げた具体的な学習法
  • HLCAの医療英語マンツーマンレッスンを受けた感想と効果
  • OET 4技能(スピーキング・リスニング・リーディング・ライティング)の対策方法
  • OET会場受験 vs コンピューター受験のリアルな違い
  • オーストラリアで医師として働くためのビザ問題と現地のリアル

医師として海外を目指し、OET対策のためHLCAを選択

M先生は集中治療医として日本で勤務した後、家族とともに2024年にオーストラリアへ渡航されました。当初は臨床以外の立場での来豪でしたが、オーストラリアで医師として臨床に立つには英語能力の証明が求められ、M先生の場合はOET(Occupational English Test)でB以上の取得が必要でした。先生はHLCAでOETスピーキング対策を中心に受講し、3ヶ月でスコアを300点から400点まで引き上げ、見事Bを取得されました。

医療英語のマンツーマンレッスン

HLCAを選んだきっかけは、先に渡豪していた同僚の医師からの紹介でした。「OETを受けるならHLCAでチャールズ先生一択」と勧められ、12月末から本格的に受講をスタート。2月のOET試験まで約2ヶ月という短期決戦でした。

※HLCAでは受講する講師を予約画面から選ぶことができます。

HLCAで受けたOETスピーキング対策の中身

M先生のHLCAでのレッスンは、ほぼチャールズ先生のマンツーマンに集中していました。レッスン内容はOETの過去問を使ったロールプレイがメイン。常に過去問を解きまくる形式でスピーキング対策を進めました。

OETスピーキング対策のイメージ

AIのスピーキング練習との違い

M先生はChatGPTやGeminiのスピーキング機能も併用して練習されていました。それでも対人レッスンのHLCAをメインに選んだ理由について、こう話しています。

「AIはやはり人間味がないんですよね。リアル感がない。その場の雰囲気がまず全然違いますし、AI側のレスポンスは何回かやっていると決まった答えが出てくるんです。そこが対人間と対AIの大きな違いだと思います」

「引き出し」を増やしてくれた指導

チャールズ先生の指導で特に良かったのは、表現の引き出しが増えたこと。同じ感謝を伝えるにも複数の言い回しを教わり、OETでも日常会話でも使える表現が増えていきました。

「OETは加点方式で、同じ表現を繰り返すと加点につながらないんです。1個目の引き出しを使ったら次は別の引き出しを使う。そうしていかないと得点にならない」とM先生。

結果として、OET本番ではスピーキングが400点に到達しました。

OET 4技能ごとの対策方法

M先生のOET 4技能の対策方法は、HLCAをスピーキングに全振りし、他の技能は自学やAI、同僚の医師からのアドバイスで補う形でした。

医療英語レッスンの風景

スピーキング: HLCAチャールズ先生に集中

HLCAのチャールズ先生とロールプレイ中心の練習。テンプレートをもらい、できなかった表現を書き足してオリジナルのスピーキングメモを6枚作成しました。

フィリピン人講師についての懸念は特になく、非常に丁寧で分かりやすく発音もきれいでした。

かみ砕いて話してくれるので分かりやすかったです。

リスニング: OET Online過去問 + TED Talks + BBC Learning English

OET Onlineの過去問をひたすら解き、分からない単語を全て覚える。さらにTED Talksのメディカルディスカッション、BBC Learning Englishで毎日シャドーイングを継続。HLCAでもリスニング対策は可能ですが、「音源を流す時間でレッスンの半分以上が消えてしまうのでもったいない」とチャールズ先生からのアドバイスもあり、自学に振り切りました。

リーディング: 解き方のコツを同僚の医師から学習

リーディングは「英語の文章が普通に読めるなら無勉でいい」と同僚の医師からアドバイスを受けました。ただし、試験数日前に解いてみると時間内に終わらず合格点に届きませんでした。その方に相談したところ、「リーディングは読むのではなく、回答用紙から単語を拾って元の文章に戻る形で解く。全部読んだらだめ」と教わったそうです。テクニックを知っているだけで結果は大きく変わり、本番では350点を取得。

ライティング: ChatGPTとGeminiで完全AI対策

ライティングは完全にChatGPTとGeminiで対策。過去問を自分で書き、ChatGPTとGeminiの両方に投げて採点と修正案を比較。両方の良いところを混ぜて完成形を作り、ストックしていきました。医師のライティングは紹介状形式が基本なので、20〜30個のテンプレを作って暗記したそうです。結果は310点。

スピーキング300→400点の劇的な変化

HLCA受講前後の変化は数値にも明確に現れました。受講前のOET Onlineで受けたmockではスピーキングが300点。HLCAを始めて約2ヶ月後の本番では400点に到達しました。

「全部が変わったと思います。最初はOETのスピーキングとは何なのか分からないままmockを受けて300点でした。HLCAを始めてからは、引き出しが増え、テンプレートが整い、ロールプレイの場数が圧倒的に増えた。本番では試験官もチャールズ先生に近い話し方をしてくれたので、練習通りに対応できました」

OET本番のアドバイス: 会場受験 vs コンピューター受験

M先生からOET受験者へのアドバイスとして挙げられたのが、「リスニングのことを考えると、自分はコンピューター受験をおすすめしたい」という点でした。

「僕は会場受験で受けたのですが、リスニングの音声がものすごく大きく流れて、スピーカーの位置によってはハウリングして聞き取りづらいことがありました。2回目もかなりハウリングして、何を言っているか分からない場面がありました。イタリア人の受験者も同じことを言っていました」

ただし、注意点として「会場受験とコンピューター受験の結果はミックスできないようです。1回目を会場で受けたら、2回目も会場にする必要があります」とのこと。これはM先生の体験に基づく情報です。受験方式に関する規定は変更される場合があるため、受験前に必ずOET公式サイトで最新の情報をご確認ください。

また、コンピューター受験のデメリットは「スピーキングの面接時間。日本人優先ではなく相手側の時間に合わせるため、午前2時から面接開始という体験談もあるので注意」だそうです。

海外で医師として働くリアル: ビザ・パブリック vs プライベートホスピタル

OET Bの取得は、オーストラリアで医師として働くためのスタートラインです。ただし、実際に臨床に立つまでには「ビザ問題」という壁があるようです。ここでは、取材を通じて伺った一般的な傾向をご紹介します。

海外で医師として働くイメージ(医療英語)

一般的に、オーストラリアにはパブリックホスピタル(公立病院)とプライベートホスピタル(私立病院)があり、給与は2倍ほど違うと言われています。プライベートは人気が高く現地の医師で埋まっていることが多いため、移民の医師がすぐに働くのは難しく、病院からビザサポートを受ける必要があるケースが一般的なようです。

一方、パブリックホスピタルは政府が運営しているためビザ問題は比較的起きにくいものの、書類審査や面接などの事務手続きに時間がかかる傾向があるようです。OETの有効期限は2年のため、手続きが長引くと再受験が必要になるリスクもある、という点も知っておきたいポイントです。

医療従事者が英語を学ぶ意味

「日本にいる限りはそこまで必要性を感じないかもしれませんが、外国人とコミュニケーションを取れると面白いですし、日本の普通はグローバルの普通ではないと感じます。英語を学ぶと医学に関わらずいろいろなメリットがある。友人も増えますし、家族への影響も大きいです」とM先生。

「医療英語は普通の英語よりハードルが一段上がりますが、基本的なことを知っていれば、専門用語まで分からなくても医療従事者間でコミュニケーションは取れます。最初からハードルを高く感じすぎず、やってみていいと思います」

これからOETを受ける医療従事者へのアドバイス

最後に、これからOETを受ける医療従事者へのアドバイスを伺いました。

「海外で働くことは日本人にとってかなりハードルが高いと思います。日本の英語教育は遅れていると感じますし、ヨーロッパ系の人はトリリンガルが普通にいます。それでも、小さい島国に留まっているより、一歩外に出ると医療やキャリアの面で世界が広がります。日本はすごく堅苦しい国だと最近思っています。オーストラリアは自由な国です」

「医療英語だからといって、最初から難しく考えすぎなくていいと思います。話せた方がかっこいいですが、まずは基本的な表現からで十分です」

今後の目標

M先生の今後の目標は、まずパートタイムジョブとしてプライベートホスピタルで働くこと。さらにフルタイムでパブリックホスピタルでも臨床に立てたら、というプランです。

「永住はかなり厳しいと思うので、少しでも長く海外の医療に触れられたらと思っています。いろいろな働き方を探しながら、海外の医療に触れたい」

HLCAではこれからも、M先生のように医師として海外で活躍する受講生を、医療英語マンツーマンレッスンで全力でサポートしていきます。

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この記事を書いた人
HLCA編集部

医療英語スクールHLCAの編集チーム。 医師・看護師・薬剤師・受付スタッフなど、医療従事者向けの医療英語学習を支援するメディアとして、現場で使える医療英単語・フレーズ・ロールプレイを発信しています。 記事制作では、医療現場でのコミュニケーション、患者対応、多職種連携の観点を重視し、医療英語を初めて学ぶ方にも分かりやすい内容を心がけています。