海外で看護師として働くことに興味津々のHLCAライターはなえです。
海外で働くことに興味のある看護師にとって「海外と日本では、看護にどのような違いがあるのか」いうのは知りたい項目の1つですよね。
日本以外で看護師経験のある方の話やブログ記事によると、海外は海外ならではの特徴があるようです。
そこでこの記事では、海外と日本で看護師をする上での一般的な違いについてまとめました。
海外で働くことに興味のある看護師さんは、ぜひ読んでみてください!
この記事のもくじ
海外の看護師と日本の看護師の違い1:海外は看護師の仕事が細分化
海外では、看護師免許にいくつかの種類があります。
アメリカの場合、看護師は以下のように職種が分かれています。
- 准看護師(LPN)
- 看護師(RN)
- 専門看護学専門家(ARNP)
准看護師(LPN)の役割は、療養上の世話や診療の補助です。
その上のレベルである看護師(RN)になると、看護診断をする資格があり、専門看護学専門家(ARNP)となれば助産師やナースプラクティショナー、麻酔専門看護師などとして活躍できます。
ちなみに、1番多い職種は看護師(RN)です
日常生活介助をするポジションとしては、認定看護助手(CNA)もあります。
アメリカの看護師については、こちらの記事に詳しい記載があります。
海外の看護師と日本の看護師の違い2:海外の看護師は専門分野で医師と同等に扱われることがある

このような特別な行為をできる看護師は、アメリカなどいくつかの国ではすでに取り組みがされています。
ナースプラクティショナーは、医師と看護師の中間の役割を担い、外来診療などで診断や投薬、処方などをすることができます(国や州によって、どの程度独立して働けるかは異なる)。
このような役割をする看護師は、もちろん医師と同等の知識が必要となります。
海外の看護師と日本の看護師の違い3:海外は給料や休暇などの待遇がよい

オーストラリアのニューサウスウェルズ州の場合、アシスタントナースの年収は45,968ドル、正看護師は63,960ドルとされています(最大値)。 参考:What do nurses earn?
海外と日本を比較すると物価自体も異なりますが、日本の看護師と比較すると収入は多いです。
また、休暇が4〜5週間と連続して取得できることや勤務時間に関しても、海外で働くメリットとなっています。
オーストラリアの看護師については、こちらの記事に詳しい記載があります。
海外の看護師と日本の看護師の違いの具体例(ブログより)


海外で勤務経験のある看護師のブログにも、日本との違いが記載されていました。
興味深いものを紹介します。
Aさん:オーストラリアの看護師は定時に帰れる。残業は、次の勤務の人に任せればよい。自分のプライベートの時間をスタッフ全員が大切にしている。
Bさん:自分の仕事だけをすればよいという風潮がある。例えば受け持ち患者以外のナースコールは出ない、受け持ち以外の処置はしないなど。
Cさん:日本の病院だと「患者さんには丁寧に接するのが義務」というような風潮が一般的。一方海外では、患者さんのことを大切にしつつ、スタッフの仕事環境や健康にも重きが置かれる傾向にある。例えば体位変換の際には、患者さんの安楽に気を配りつつ「スタッフの体」に負担がないような器具を積極的に導入している。
医療英語HLCAの病院実習の体験談の中にも、業務分担の話が挙げられています。
看護師としての仕事が日本とは違うことを学びました。例えば、看護師の主な仕事は、コミュニケーションを取ることや、患者さんの状態を記録すること、薬剤投与など。病棟には限られた備品しかないため、必要な備品を用意することも看護師の仕事です。また、日本では、食事を提供したり排泄のお手伝いをしたりしますが、フィリピンでは家族がそれらのサポートを行っていました。 (引用元:セブ島のホスピタルツアーまとめ【HLCA生徒さんの体験談】)
海外の看護師の働き方は、患者さんだけでなくスタッフ自身が効果的に働けるよう工夫されているようです。
業務の細分化も、特徴的ですね。
「看護師って仕事内容が多すぎる。バイタル測定も清拭も環境整備もしていたら、患者さんと接する時間がない!」
そう思う方は、海外の看護師の働き方をうらやましく感じるかもしれませんね。
日本と海外、看護師の働き方はここが違う(4つの視点で整理)
ここまで紹介してきた違いを、これから海外で働くことを考える看護師さん向けに、4つの視点で整理します。国や地域、施設によって事情は異なるため、あくまで一般的な傾向としてご覧ください。
教育・資格取得のルートの違い
海外では、看護師になるために大学(看護学士)課程の修了を前提とする国が少なくありません。たとえばアメリカでは、州看護委員会が認める看護教育課程(BSN、ADN/ASN、ディプロマなど)を修了し、看護師資格試験(NCLEX-RN)に合格して州ごとの免許要件を満たす必要があります。近年はBSNを重視する雇用先もありますが、要件は州や職場によって異なります。日本は専門学校・短期大学・大学など複数のルートがある点が特徴で、海外で働く際は現地での登録・免許取得・資格審査の要件を個別に確認する必要があります。
看護師1人あたりが受け持つ患者数の考え方
国や地域によっては、看護の質と安全を保つために、看護師1人あたりが受け持つ患者数に配慮した体制をとっているところがあります。受け持ち人数や夜勤の組み方は施設によって幅がありますが、「自分の担当業務に集中しやすい」と感じるケースもあります。
専門性とキャリアの広がり
前述のナースプラクティショナー(NP)のように、海外では看護師が専門分野で高い裁量を持って働ける国があります。専門資格を積み上げてキャリアの幅を広げやすい一方、その分だけ高い知識と責任が求められます。
言語・コミュニケーションの違い
どの国で働くにしても、現地語または英語でのコミュニケーションは避けて通れません。患者さんへの説明だけでなく、申し送りや看護記録も現地語・英語で行うため、臨床現場で使える医療英語が土台になります。
海外と日本の看護師の違いに関するよくある質問
Q. 海外と日本、看護師として働くのはどちらが大変ですか?
どちらが大変かは一概には言えません。国や施設によっては、業務分担や責任範囲が比較的明確で、自分の役割に集中しやすいと感じるケースがあります。一方で、求められる裁量や責任が大きくなる傾向もあります。文化や制度の違いを理解したうえで、自分に合う環境を選ぶことが大切です。
Q. 海外で看護師として働くには、どのくらいの英語力が必要ですか?
必要な英語力は国や職場によって異なります。英語圏で看護師として働く場合、国・登録機関・ビザの種類によっては、OETやIELTSなどの英語試験の基準を満たすことを求められる場合があります。臨床現場での会話力も欠かせないため、試験対策と実務英語の両方をバランスよく伸ばしておくと安心です。
Q. 日本での看護師経験は海外でも活かせますか?
日本での臨床経験は大きな強みになります。ただし、国や地域によっては現地の看護師登録・免許申請、資格審査、試験、追加教育などが必要で、求められる要件も異なります。早めに情報を集め、英語力と必要な資格を計画的に準備していくことをおすすめします。
まとめ:海外の看護師と日本の看護師にはさまざまな違いがある


このように、海外と日本は看護師が働く上で多くの違いがあります。
特に、看護の仕事の細分化やナースプラクティショナーの話は、海外で働く意識がそれほど高くない方にとっても興味深い話題なのではないでしょうか。
海外の環境に憧れ、ワーキングホリデーなどを経て海外で看護師になる方も少なくありません。
海外で働く日本人看護師の体験談を読むと、働くまでの道のりは長く、日本の看護師より責任も問われる一方で、医師と対等に仕事をしながらやりがいを見出している方も多くいらっしゃいます。
日本での看護業務だけでは物足りない方、看護師の資格を生かして海外進出されたい方は、ぜひ日本以外で働くことを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
「海外で働きたい」
そう考える方の懸念点の1つが『英語』でしょう。
どの国で働くにしろ、英語、もしくは現地語は必ず必要となります。
医療英語HLCAオンラインスクールでは、自宅にいながらフィリピン人医療英語講師のレッスンが受けられます。
1レッスンあたり50分、テキストに沿って医療英語を学習していくことが可能です。
内容としては、臨床英会話を始め、OETやNCLEXなどの試験対策もできます。
興味のある方は、一度無料カウンセリングへご参加ください。
オンラインレッスンでは、講師からフィリピンの医療について聞く機会もあるため、日本と海外の医療・文化の違いを深く知ることができます。
受講生の体験談はこちらです。
医療に関する話題は興味のある話題だから「意見を言いたい」という気持ちになりました。
伝わらないからどう伝えたらいいかなと考えたり。
実際に医療のバックグラウンドを持っていて日本の医療のことも知っている先生だからこそ、たとえ伝わらなくても「あーそういうことね」と共感してくれたり引き出してくれたりする。
そんな楽しさはありましたね。 (引用元:【HLCA受講生の声】助産師として念願の海外病院勤務に!医療英語を学んで訪れた転機とは?)
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