「看護師として海外で働きたいけれど、どの国が自分に合っているのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。本記事では、看護師の海外就職で人気の6カ国(オーストラリア・アメリカ・イギリス・カナダ・ニュージーランド・シンガポール)を徹底比較します。
この記事でわかること
- 看護師が海外就職しやすい国6カ国の比較(年収・必要英語力・資格・ビザ)
- 各国の看護師需要と最新の雇用状況
- 目的別(年収重視・ワークライフバランス・永住権)のおすすめ国
- 海外看護師を目指すための準備ステップ
この記事のもくじ
看護師の海外就職 国別比較テーブル

まずは6カ国の主要項目を一覧で比較します。
| 項目 | オーストラリア | アメリカ | イギリス | カナダ | ニュージーランド | シンガポール |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均年収 | 約600〜800万円 | 約700〜1,000万円 | 約500〜700万円 | 約550〜750万円 | 約500〜650万円 | 約400〜600万円 |
| 必要な英語試験 | IELTS 7.0 / OET B | TOEFL / IELTS | IELTS 7.0 / OET B | IELTS 7.0 / CELBAN | IELTS 7.0 / OET B | 施設による |
| 看護師資格試験 | AHPRA登録 | NCLEX-RN | NMC登録 | NNAS評価 + NCLEX-RN | NCNZ登録 | SNB登録 |
| 就労ビザ | 取得しやすい | やや難しい | 取得しやすい | 取得しやすい | 取得しやすい | 比較的容易 |
| 永住権 | 取得しやすい | 難しい | 可能 | 取得しやすい | 取得しやすい | 難しい |
| 日本の免許書き換え | 可能 | NCLEX合格が必要 | 可能 | NCLEX合格が必要 | 可能 | 可能 |
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各国の看護師需要

世界的な看護師不足を背景に、多くの国で外国人看護師の積極的な採用が進んでいます。
オーストラリア
看護師は技能職リスト(Skilled Occupation List)に長年掲載されており、最も安定して外国人看護師を受け入れている国の一つです。特に地方部での需要が高く、地方勤務を条件に永住権取得のルートが用意されています。HLCAの卒業生にも、オーストラリアでアシスタントナースとして活躍する方がいます。
アメリカ
慢性的な看護師不足が社会問題となっており、特に南部や中西部の州で需要が高いです。ただし、就労ビザ(H-1B、EB-3)の取得にはスポンサーとなる雇用主が必要で、手続きに1〜3年かかることもあります。
イギリス
NHS(国民保健サービス)が積極的に外国人看護師を採用しています。NMC(Nursing and Midwifery Council)への登録プロセスが整備されており、比較的スムーズに就労開始できます。
カナダ
移民政策として看護師の受け入れに積極的です。Express Entryプログラムを通じて、看護師経験があると永住権取得で大幅に有利になります。
ニュージーランド
小規模ながら看護師不足は深刻で、外国人看護師への需要は安定しています。HLCAのキャリアサポートでもニュージーランドで働く看護師のサポート実績があります。自然豊かな環境でワークライフバランスを重視する方に人気です。
シンガポール
日本から近く、アジアの医療ハブとして発展しています。英語力の要件が他国と比べて緩やかな施設もあり、海外就職の第一歩として選ぶ方も多いです。
必要な英語力・資格

海外で看護師として働くためには、英語力の証明と現地の看護師資格の両方が必要です。
英語力の要件
多くの国で求められるのはIELTS Academic 7.0(各バンド7.0以上)またはOET Bグレード以上です。これは「英語で専門的な医療コミュニケーションが取れるレベル」に相当します。
日本の看護師にとって、IELTS 7.0は決して低いハードルではありません。しかし、医療英語に特化した学習を行えば、一般的な英語学習よりも効率的にスコアアップが可能です。
各国の看護師資格試験
- NCLEX-RN(アメリカ・カナダ): コンピュータ適応型試験。75〜265問で合否判定
- AHPRA登録(オーストラリア): 書類審査+英語力証明+必要に応じてブリッジングプログラム
- NMC登録(イギリス): OSCE(実技試験)+英語力証明+CBT(コンピュータ試験)
- NCNZ登録(ニュージーランド): 書類審査+英語力証明+CAP(実務能力評価)
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年収比較

海外で働く看護師の年収は、国や地域、経験年数によって大きく異なります。
| 国 | 新卒〜3年目 | 中堅(5〜10年) | ベテラン(10年以上) |
|---|---|---|---|
| オーストラリア | 500〜600万円 | 600〜800万円 | 800〜1,000万円 |
| アメリカ | 600〜750万円 | 750〜1,000万円 | 1,000〜1,500万円 |
| イギリス | 400〜500万円 | 500〜700万円 | 700〜900万円 |
| カナダ | 450〜550万円 | 550〜750万円 | 750〜950万円 |
| ニュージーランド | 400〜500万円 | 500〜650万円 | 650〜800万円 |
| シンガポール | 300〜400万円 | 400〜600万円 | 600〜800万円 |
| (参考)日本 | 350〜400万円 | 400〜500万円 | 500〜600万円 |
特にアメリカは高収入が見込める一方、生活費(特に住居費)も高い点に注意が必要です。実質的な手取りや生活の質を含めて判断することをおすすめします。
目的別おすすめの国

「どの国がいいか」は、あなたが何を重視するかによって変わります。目的別におすすめの国をご紹介します。
年収を最大化したい → アメリカ
年収1,000万円以上も現実的です。ただし、NCLEX-RNの合格とビザ取得のハードルが高いため、計画的な準備が必要です。
永住権を取得したい → オーストラリア・カナダ
両国とも看護師が技能職リストに掲載されており、永住権取得の明確なルートが存在します。特にオーストラリアは地方勤務を含めると取得しやすい傾向にあります。
ワークライフバランスを重視 → ニュージーランド
自然豊かな環境と適度な仕事量。子育てとの両立を考える看護師に人気のある国です。
英語力に自信がない → シンガポール
英語の要件が比較的緩やかで、日本から近い点もメリットです。まず海外で経験を積み、その後オーストラリアやイギリスにステップアップする方もいます。
文化・歴史が好き → イギリス
NHSでの勤務経験は世界中で高く評価されます。ヨーロッパ各国へのアクセスも良好です。
よくある質問(FAQ)

日本の看護師免許だけで海外で働けますか?
日本の免許だけでは働けません。各国の看護師登録機関に申請し、英語力の証明や場合によっては追加試験の合格が必要です。ただし、日本の看護師資格と臨床経験は、多くの国で審査時にプラスに評価されます。
英語力ゼロからでも海外看護師を目指せますか?
可能です。ただし、準備期間として1〜3年程度見ておくのが現実的です。HLCAのような医療英語に特化したスクールで基礎力をつけ、IELTS/OET対策を進めるのが効率的なルートです。
何歳まで海外で看護師として働けますか?
年齢制限は国によって異なりますが、看護師は技能職であるため、40代・50代でも就職は可能です。ただし、永住権申請の場合は年齢がポイントに影響する国もあるため、早めの準備がおすすめです。
家族を連れて行けますか?
多くの国で、就労ビザ保持者の配偶者や子どもにも帯同ビザが発給されます。カナダやオーストラリアでは配偶者の就労も可能です。
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