マガンダン・ハポン、セブ島語学学校HLCAに留学中のSUGI(@wish_yama)です。
昨日をもって2ヶ月のHLCAでの語学留学が終了しました。
そのため時系列が少し前後してしまうのですが、今日は先週行った、セブ島”SOUTHWESTERH UNIVERSITY付属病院リハビリテーション部”での実習の様子をレビューしたいと思います。
※2017年7月時点でわたしの留学は終了しています。 ▼バックナンバーを以下よりお読みください。 第1回( http://www.hlca-english.com/5301 )「自己紹介」 第2回( http://www.hlca-english.com/5317 )「1日のスケジュール」 第3回( http://www.hlca-english.com/5352 )「授業風景(General English)」 第4回( http://www.hlca-english.com/5357 )「持ち物チェックリスト」 第5回( http://www.hlca-english.com/5377 )「宿泊先ホテルの設備」 第6回( http://www.hlca-english.com/5423 )「同期生の卒業式」 第7回( http://www.hlca-english.com/5434 )「週末の過ごし方」 第8回( http://www.hlca-english.com/5484 )「ジャパニーズ・ヘルプ・デスク」 第9回( http://www.hlca-english.com/5504 )「英語でのプレゼン」 第10回( http://www.hlca-english.com/5510 )「スラム街でのボランティア」 第11回( http://www.hlca-english.com/5549 )「授業風景(Medical English)」 第12回( http://www.hlca-english.com/5607 ) 第13回( http://www.hlca-english.com/5659 )「散髪について」 第14回( http://www.hlca-english.com/5681 )「TOEIC試験」 第15回( http://www.hlca-english.com/5697 )「TOEIC試験の好評」 第16回( http://www.hlca-english.com/5736 )「Temple of Leahまでの行き方」 第17回( http://www.hlca-english.com/5748 )「モアルボアルのホワイトビーチ」 第18回( http://www.hlca-english.com/5790 )「HLCAドミトリー」 第19回( http://www.hlca-english.com/5809 )「医療英語コースを終えて」 第20回( http://www.hlca-english.com/5814 )「病院実習開始」 第21回( http://www.hlca-english.com/5821 )「病院実習終了」
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大学病院はどこにあるの?
この実習期間は自宅から大学病院までの移動を自力でしなければなりません。もちろんタクシーを使って移動するのがベターですが、諸事情により、タクシーは使わずにジプニーで移動しました。まずはその経路を紹介します。
■往路:COUNTRY MALLのジプニーターミナル→62Bアヤラモール行きに乗り込む→アヤラモールを過ぎてコロンに到着する→O1Kのジプニーに乗車する→15分程でSOUTHWESTERH UNIVERSITY付属病院に到着する。
■復路:SOUTHWESTERH UNIVERSITY付属病院前の小道より01Kのジプニーに乗車する→10分前後でコロンに到着する→17Bのジプニーに乗り換える。→COUNTRY MALLに到着する。
料金は往復どちらも7ペソ×2ジプニーで14ペソでした。なので合計28ペソで往復できます。
※移動でのジプニー利用では留学生の盗難被害が続出しているようです。もし少しでも不安があるようであればタクシーを利用しましょう。ジプニー利用の際には自己責任でお願いします。
SOUTHWESTERH UNIVERSITY付属病院のリハビリテーション部
私が1週間実習をさせてもらった当大学病院の様子を少しだけ紹介しますね。部内には理学療法士と作業療法士がいます。言語療法士はいないようですね。例えば日本の医療機関では3職種が連携し、同じ職場で働いています。それぞれの専門性を簡単に解説すると、
理学療法士(Physical Therapist):歩く、立つ、寝返る、階段に登るなどの生活で必要となる基本的な動作を再獲得する。 作業療法士(Occupetional Therapist):ご飯を食べる、トイレで用を足す、料理をするなどの日常生活動作を再獲得する。 言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist):言語や聴覚、認知、摂食・嚥下などに関わる障害に対して、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う。
と言えるでしょう。全ての前提条件として”病気や障害によって失われた”という文言も場合によっては必要となります。この病院には現在、言語聴覚士がおらず、2職種のみで行われているようでした。
わたしがいた期間の来訪患者はほとんど外来であり、入院患者が来ることは稀。1日最大10名の来訪がありました。理学療法の大まかな流れは、
1.患者が医師の診察を受け、治療の一環として理学療法を選択、指示書に記入される。 2.患者がリハビリテーション科に来訪、担当理学療法士が指示書を受け取り、治療開始。 3.多くの場合は最初に物理療法(低周波・ホットパック・パラフィンなど)を20分行い、運動療法へ移行する。 4.各種徒手療法を用いて患者にアプローチする。40分程度行う。
以上のようでした。理学療法の流れは大きく日本のスタンダードと変わらないように思います。
学習意欲の高いインターンたち
1週間の実習期間で一番驚いたのは、インターン生たちの学習意欲と表現力の高さでした。部内はチーフPTと呼ばれる管理者以外は全員インターン生たちで構成されており、患者への治療も彼らが行います。つまり、まだ彼らは学生なんですね。学びながら実践で治療していくその姿勢は、日本の臨床実習とはまた一味違うように思います。
「この疾患にはどんな治療が有効なの?」 「日本ではどんな治療がされているの?」
など浴びるように質問を受けました。私自身まだ語学が不自由なのと医療水準の違いから、明瞭な回答はなかなかできませんでしたが、実技を踏まえて彼らと情報共有をします。彼らはとにかく学習意欲が高く、少し空き時間があれば実技練習・そして試験勉強をしています。本当にすごいなぁ、わたしも負けてられない。
実習最終日には20分ほど時間をもらい”日本のリハビリテーション・システムと今後の課題”について簡単にプレゼンテーションさせれもらいました。50年前の日本のような人口ピラミッドを保つフィリピンですが、今後どのように変化していくかわかりません。最近では、訪問リハビリテーション・地域連携などのシステム構築を視野に入れているようです。わたしの伝えた情報が彼らの今後に活かされるといいなぁ。
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これでセブ島の病院実習が終了となりました。色々な国の医療システムを見るのは本当に面白いですね。 日本のやり方が100%正解ではもちろんなくて、その国の風土に合わせて変えて行く必要があります。 わたし自身も、ここでの経験をまたどこかで活かせるといいなぁ。 明日が最後の投稿となります。2ヶ月間のまとめの内容となりますが、どんな内容になるでしょうかね…… お楽しみに!!
最後までお読み頂きありがとうございました。