国内の国際交流ボランティア6選!日本にいながら英語力アップ

Reona
公開日:2020.11.27
更新日:2025.03.01

「留学に行きたいけど英語力に自信がない…。」

「お金をかけずに英語を学びたい!」

「留学から帰ってきたけど英語を使う機会がない!」

そんな方におすすめなのが、国内の国際交流ボランティアです!

2025年1月の訪日外国人旅行者数は、3,781万人(日本政府観光局)と過去最多を記録しました。

日本に住む外国人は2023年末の時点で、日本の人口の2.74%を占める341万人にも上っています(出入国在留管理庁)。

日本にいる外国人が増えている今だからこそ、国内でできる国際交流ボランティアに注目が集まっています。

身近に英語を使うチャンスがあるならばそれを生かさない手はありません!

本記事では、日本にいながら外国人と交流ができる国内でできる国際交流ボランティアについて解説します。

国内の国際交流ボランティアに参加するメリット

国内の国際交流ボランティアには、どんないいところがあるのでしょうか?

英語力の向上・維持ができる

実際に英語を使って活動する国際交流ボランティアは、英語力の向上・維持に大いに役立ちます。

なぜなら、ひとりで勉強するよりも圧倒的にアウトプットの機会が多く、自然と生きた英語が身につくからです。

プロ並みのスキルは求められないものの、通訳や翻訳の活動が多い国際交流ボランティアでは、感謝されることも多くモチベーションも格段にアップします。

おすすめなのが、留学から帰国したものの英語を話す機会がなかなかないという方。

留学から帰ってきて、日本語に囲まれた生活をしていると、英語を使わないままどんどん話せなくなってしまう…というのはよくある話です。

かくいう私も、セブ島に6か月留学したものの帰国後に英語を使う機会がほとんどなくなってしまい「どうしよう…。」となった経験があります。

特にスピーキングに関しては、英語で会話する機会がなくなると、途端に英語が口から出てこなくなるのを実感しました。

「このままでは英語を話す感覚を忘れてしまう。」と思い、外国人旅行者向けに、文化や観光地を案内する通訳ボランティアを行う団体に参加し、定期的に英語を話す場を作るようにしています。

その甲斐あってか、しばらく経ってからセブ島に戻った際にも比較的スムーズに英語脳に切り替えることができました。

何より、外国の方に感謝されたり、日本のことを好きになってもらうお手伝いができているという実感は、もっと英語を学びたいというモチベーションになります。

気軽に参加できる

なんといっても国内なので、時間・お金の面でのハードルが留学に比べて低いのが特徴です。

外国人と交流したい、英語を勉強したいけど留学はハードルが高い…という方でも、国内の国際交流ボランティアなら気軽に始めることができます。

  1. 時間 → 長期休暇を取らなくても週末の休みなどを使って半日程度から始められる
  2. お金 → 渡航費・現地での生活費などがかからない。参加費も無料のものが多い

求められる英語力も団体に応じて異なるので、自分にあったプログラムを選べます。

国内の国際交流ボランティアで仲良くなった人の国に、今度は自分も遊びにいくというのもいいですね。

国内の国際交流ボランティアがおすすめな方
  1. 英語を勉強したいけど、留学はハードルが高い
  2. 一人で英語を勉強するよりも、コミュニケーションをとりながら英語力UPをしたい
  3. なるべくお金を使わずに英語を勉強したい
  4. いろんな国の人と仲良くなりたい
  5. 日本の魅力を紹介したい
  6. 忙しくてまとまった時間が取れない

日本にいながら国際交流ボランティアができるおすすめ団体6選

日本にいながら国際交流ボランティアができるおすすめ団体を5つ紹介します。

FRON

活動内容

「日本の国際化」を目的に、英語を話したい、外国人の友達を作りたいという日本人のために、英語学習や海外情報、国際恋愛や外国人インタビューなどの情報を配信しているメディアです。

情報発信に加えて、外国人と日本人とが気軽に交流できる英会話イベントや国際交流イベントを開催しています。

FRONで募集しているのは、英会話イベントや国際交流イベントの運営スタッフ

主な仕事内容はこちらです。

  1. 当日のイベントの受付や案内・説明
  2. 参加者の方の交流のサポート
  3. 参加者の方へのアンケート
  4. 開催後のクローズ作業
  5. 写真撮影

FRON

ボランティアはFRONが主催する全ての国際交流イベントに無料で参加することができます。

イベントを主催する側という経験も積みながら英語力を上げたい!という方におすすめです。

活動場所

東京

求められる英語力

問題なく話せるレベル

Global Voices

活動内容

グローバル・ボイスは 300 人を超える世界中のブロガーや翻訳者からなるコミュニティです。

国際主流メディアには取り上げられない意見に重点を置き、さまざまな地域のブログや市民メディアの記事を掲載しています。

そんなグローバル・ボイスで募集しているのが、英語から日本語への記事の翻訳ボランティア

英語版のグローバル・ボイスに掲載されている記事を日本語に翻訳し、日本版のグローバル・ボイスに掲載します。

掲載する以上ある程度の英語力が必要となるため、トライアルとして希望する記事を1本翻訳し、翻訳に必要なスキル(語学力だけでなく日本語表現力や調査力など)があるかの審査があります。

ですが海外に行ったことがない人や、翻訳未経験で、トライアルに応募して現在メンバーとして活躍している人も多いそうです。

自分の翻訳した記事がネット上で公開されたくさんの人々に見てもらえるので、モチベーションも上がりそうですね。

リーディング力を伸ばしたい方や世界に興味のある方、翻訳の仕事を目指している方などにおすすめです。

活動場所

自宅

メールでのやり取り

求められる英語力

とくに規定なし

翻訳未経験も可

NICE

NICE(ナイス)では、国内+約90ヶ国でワークキャンプ等の各種事業を行っている国際ボランティアNGOです。

国内でできる国際交流としては、国際ワークキャンプを開催しています。

国際ワークキャンプとは、世界の仲間や住民と一緒に、地域のために動く「合宿型のボランティア」のことです。

【国際ワークキャンプの活動内容の一例】

四国遍路二十番札所「鶴林寺」の周辺集落で農業支援!
・樒(しきみ)収穫最盛期の収穫出荷支援
・すだち収穫最盛期の収穫出荷支援
・外国人お遍路さんの為の町内各所に英語案内書きなどの活動サポート
・その他地域活性化に繋がる諸活動のサポート

様々な年齢・性別・職業・個性を持った人達と共に暮らし、働き、食べ、笑い、語り合いながら創られる強固な絆、育まれる視野・感性・スキルは一生の宝になること間違いなしです。

今まで気づかなかった日本の文化や宝を再発見できる機会にもなります。

活動場所

日本各地

求められる英語力

とくに規定なし(プログラムによっては英語中級レベルが必要なことも)

エンガイド

活動内容

東京の谷中にある観光案内施設『ツーリストインフォメーションセンターYANESEN』では、観光案内や文化体験サポートを行うボランティアを募集しています。

エンガイドの特徴は、観光案内だけではなく文化体験サポートボランティアがあること。

茶道、書道、陶芸など21のプログラムの体験を通して、日本人がどのようなものを美しいと感じ、何を大切に暮らしているのかを知ってもらい、同時に私たちも外国の文化を知ることで相互理解を深めることが目的です。

基本的には一人で行いますが、プログラムはあらかじめ決まっているため、高い英語力がなくても参加できます

ボランティアは文化体験を行うゲストに帯同して、日本の文化を伝える地域の先生たちとの間の通訳を行います。

例えば、茶道では茶室の入口(にじり口)が小さい理由や作法の意味、陶芸では「わび」「さび」の意味など…。

ボランティアをしながら日本文化について知識を深めたい、日本の魅力について伝えたい!という方におすすめです。

スケジュールは自分の空いている時間に合わせて設定できるため、忙しい時間の合間をぬって参加できます。

活動場所

東京

求められる英語力

日常会話レベル

TOKYO FREE GUIDE

 

活動内容

TOKYO FREE GUIDE (TFG)は、日本に旅行に来る外国人を対象に観光ボランティアガイド活動を行っている団体です。

観光ボランティア団体の中でも知名度が高く、年間約1万件の依頼が舞い込むそうです。

ボランティアガイドの仕事は、ゲストとの事前のメールやりとりで、興味や希望を聞きだしてルートをアレンジするところから始まります。

ゲストとの事前やりとり、案内ルート作成、必要な場合はルートの下見、当日のガイドなどすべて一人で行うため、高い英語力が必要です。

通訳案内士を目指す方など、経験を積むために参加する方が多いようです。

場所

東京および近郊

求められる英語力

メールおよび会話において、自分一人で日本語以外の言語でコミュニケーションをとれる語学力

国際交流イングリッシュキャンプ

活動内容

東日本大震災後に被災した宮城県・福島県・岩手県の復興支援活動を行う宮城復興支援センターが主催する小学生を対象とした国際交流キャンプです。

小学生105名とボランティアの外国人留学生20〜25名・日本人海外留学経験者8名が1泊2日・2泊3日の共同生活をします。

鬼ごっこやバーベキュー、キャンプファイヤーや肝試しなどのアクティビティを通して英語や海外文化を身近に感じてもらい、多様性・自主性・積極性・国際性を培うことが目的です。

国際交流イングリッシュキャンプでのボランティアの役割は、子どもたちと遊びながら安全管理を行うこと

日本人のボランティアにはスタッフの指示を外国人留学生に伝えたり、子どもたちと外国人留学生とのコミュニケーションをサポートすることなどが求められます。

対外国人の他のボランティアとは異なり、外国人留学生と協力しながらキャンプを運営するため、自然にコミュニケーションをとりながら仲良くなることができるのがポイントです。

日本に住んでいる外国人留学生が多いので、キャンプが終わった後も交流がしやすいのもうれしいですね

外国人とチームで活動をしたい、子どもが好き、週末まとまった時間が取れるという方にはおすすめです。

活動場所

全国各地

●求められる英語力

日常会話レベル

※残念ながら、こちらは現在応募を受け付けておりません。

応募日程はHPで確認できるので、興味のある方はチェックしてみてください!

まとめ:国際交流ボランティアに参加して英語力アップしよう!

様々な理由で海外に行くことができなくても、日本にいながら国際交流ができる機会はたくさんあるということがわかりました。

国内でできる国際交流ボランティアは気軽にできる上、英語力アップにつながるお得な手段の1つ。

どんどん活用していきましょう!

一方で、ボランティアとしてある程度活躍するには、基本的な英語力はマストです

せっかくボランティアの場へ行っても「話せない…」「書けない…」で終わってしまってはもったいないです。

そこでおすすめなのが、オンライン英会話

マンツーマンレッスンで英語力をアップさせながら、実践する場としてボランティアを活用するのがおすすめです。

セブ島語学学校HLCAでは、英語をもっと学びたいという人のために、オンラインマンツーマン授業を提供しています!

マンツーマンだからこそ「なんとなく…」ではない、目的に合わせた使える英語を身につけられます。

興味のある方は是非一度お問い合わせください!

新規CTA

医療英語に特化した英語を学びグローバルに活躍できる医療従事者になりませんか?

当メディアを運営しているHLCAでは、医療に特化した英語を学ぶことができるオンライン英会話スクールを運営しています。
外国人患者さんの対応ができるようになる、将来海外の医療現場で活躍できるなど、グローバルに活躍できる医療従事者を目指すことができます。

HLCAについて詳しくみる >
この記事を書いた人
Reona

看護師として5年間病院に勤務。セブ島での留学とインターンを機に英語の楽しさに目覚め、TOIEC300点以上のスコアアップに成功。日本に帰国後も通訳ボランティアや英語での取材などにチャレンジし、「病院を飛び出す看護師」を目指す。