【保存版】英語が話せる看護師の仕事15選|キャリア・収入・学習法を網羅

miku
公開日:2025.11.17
更新日:2025.11.17

英語が話せる看護師は、なぜ今求められているのか

近年、日本国内でも外国人患者の数が急増し、訪日観光客や在留外国人の医療ニーズが高まっています。

特に東京都や大阪府といった都市部では、多言語対応できる医療スタッフの確保が急務とされており、英語が話せる看護師の価値は年々上昇しています。

また英語ができる看護師の需要は都市部だけにとどまらず、地方でも観光地などを中心に外国人診療に従事できる看護師スタッフが必要になってきています。

さらに、グローバル化や人材の越境が進む中、看護師が活躍できる舞台は世界にも広がっています。

国際NGOや医療ツーリズム、海外の医療機関など、英語が話せることを強みにキャリアを広げる看護師が増えています。

「英語が話せたら、もっと選択肢が増えるのに…」 「何か武器を手に入れて、キャリアアップしたい」

そう感じているあなたへ、この記事では実際に英語を活かせる職場や、スキルの身につけ方をわかりやすく解説します。

英語を活かせる看護師の仕事とは?【15選】

英語を話せる看護師は、国内外問わず幅広い職種で活躍できます。

ここでは、特に需要が高くキャリアアップにもつながる15の職種を紹介します。

1. 海外医療機関勤務

英語圏の病院やクリニックに看護師として勤務するには、各国で定められた看護師免許の取得が必要です。

ハードルは高めですが、その分得られる経験値や収入、国際的なキャリアパスの広がりは非常に大きいです。

2. 日本の病院クリニックで英語対応のできる看護師として働く

日本を訪れる外国人患者の治療・ケアを担う仕事です。

英語での問診・バイタルチェック・治療説明・付き添い・英語での検査実施などが求められます。

特に都市部の大病院では救急や産科、感染症科などで外国人患者さんが増加中です。

トラベルクリニックと言われる、外国人観光客メインのクリニックも年々増加中です。

そのほかにも、健診のクリニックや美容クリニックで英語を使って活躍されている看護師さんもいらっしゃいます。

医療従事者としての正確な英語力の他、日本で治療を受けることに不安を感じている患者さんを安心させられるコミュニケーションを取れるかどうかが重要になってきます。

3. 国際医療支援・災害医療

JICAや赤十字、国境なき医師団などの国際機関・NGOに所属し、発展途上国や災害地での支援活動に参加するお仕事です。

看護スキルや英語のスキルはもちろん、文化・言語の違いを超えた柔軟な対応力が必要です。

HLCAの生徒さんの中にも国際協力ボランティアとして活躍中の方が多数いらっしゃいます。

4. . 海外在住日本人向け医療サポート(医療通訳など)

海外で暮らす日本人学校や駐在員家庭、現地の日本人コミュニティなどで健康管理の役割をする仕事です。

具体的には、医療通訳として働くほか、保健室のような立ち位置で健康相談など、英語と日本語を両方使う仕事が多いです。

5. 大学院進学、学会発表など

大学院進学で英語のスキルを活かしている看護師さんもいらっしゃいます。

実際に教授の学会に同行し、英語のサポートをしたり、自分自身の国際論文の作成に英語力が生きることが多いです。

HLCAの生徒さんでも、自身の学会発表に向けて学習をされている方がいらっしゃいます。

6.専門学校や大学での医療英語授業担当

医療英語を学んだ経験と知識を活かして、「国際看護」「医療英語」などの英語関連の授業を看護師養成の場で行う仕事もあります。

HLCAのスタッフでも実際に非常勤教員として働いている方がいます。

7. メディカルコピーライター

メディカルコピーライターとは、製薬会社の医薬品などのパンフレットなどの原稿を専門的に執筆する職種です。

英語で書かれた薬剤に関する文書や医学文献や専門書を解釈し、医療の知識がない人にも伝わるような日本語に書き換える仕事です。

医療英語の高い能力に加え、医療従事者や製薬側の意向を踏まえ、正確で分かりやすい文章を作成する能力が求められます。

8. 医療コーディネーター

訪日外国人観光客の増加により、日本の医療機関でも外国人患者さんのサポートをする仕事の需要が増えています。

通訳としての役割の他、受付対応や予約等の事務的な手続きなどを行います。

クリニックの提供しているサービスにより、仕事内容は多岐にわたります。

看護師としての経験を活かし、患者さんにより幅広くかかわることができます。

 

9. トラベルナース

国内外の旅行ツアー等に同行し、体調の急変時に対応をする仕事です。

修学旅行の同行や、大人向けツアーなど多岐に渡りますが、海外が行き先の時には現地での医療機関を調べたり、実際にアポを取り受診に付き添ったりと、高い英語力が求められます。

10.シップナース(船上医療)

クルーズ船や商業船に常駐し、乗客・乗員の健康管理や応急対応を行う仕事です。

旅行が好きな看護師に人気があり、語学力が必須となります。

世界一周クルーズなどの案件もあり、外国人のお客様が乗船していることも多いので、英語力が求められます。

医療英語能力の他に、船の上での急変に対応できる救急対応の能力が求められます。

11. 外国人観光客向け電話医療支援

訪日外国人が体調不良になった際、通訳や医療機関との橋渡し役として電話で対応する仕事です。

自治体の救急相談窓口や保険会社が勤務先としては多く、医療英語と即応性が求められます。

12. 医療系カスタマーサポート

医療機器や製薬会社、保険会社などのサポートセンターで、英語対応を必要とする顧客からの問い合わせに対応する仕事です。

専門知識を活かしつつ、ホスピタリティも重要になります。

13. インターナショナル保育園・学校の看護師

英語教育を行っている保育園や学校の看護師さんや保健室の先生として働くという選択肢もあります。

実際に外国人のお子さんが在籍していて英語のやり取りが必須だったり、園内の会話は基本英語で行うというルールがあったりと、英語に触れあう機会が多い仕事です。

インターナショナル保育園の他にも、国際大学の保健室勤務で外国人留学生の対応などを行う仕事もあります。

14. 医療機器メーカーの営業職

海外メーカー製の医療機器を日本の病院へ導入する際の業務を担います。

社内の公用語が英語のこともありますし、英語で書かれている医療機器の説明資料を日本人に向けて分かりやすく伝えるなど、英語のスキルが必要になります。

15. 治験コーディネーター/CRC

治験実施施設で、治験の進行管理や被験者対応を行う職種です。

グローバル試験では英語での文書確認・報告書作成もあるため、語学力が活かされます。

✅ これらすべての仕事に共通して言えるのは、「資格よりも実践力が重視される」ということです。

一般英語の英語試験ももちろん無意味ではないですが、仮に高得点を取っていても、患者や医師とその場でスムーズに会話できる能力がなければ、現場では活躍できません。

疾患名を知っていても、どんな病気なのかということを英語で説明できなければ成り立たない仕事も多いです。

特に医療英語のリスニング・スピーキング力問診・説明ができる力は最も重視されます。

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✅HLCAの英会話スクールは初心者が多いスクールなので、英語をマスターしてから就職先を探すことも可能です。

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次のパートでは、英語力がある看護師の待遇や、求められるスキル・勉強法などを解説していきます。

英語力がある看護師の年収・待遇は?

英語が話せることで、一般的な看護師よりも高い報酬を得られるチャンスが増えます。

以下に、代表的な年収目安を示します。

職種 年収目安 備考
海外医療機関勤務 500万〜900万円 国や地域による差が大きい
日本の病院勤務 400万〜600万円 英語対応病院の正職員として働く
国際医療支援・NGO 300万〜500万円 団体によって差がある。ボランティアも多い。
医療系企業職 300万〜800万円 業種や職種によってかなり幅がある

日本の円安の影響で、先進国(オーストラリア、イギリスなど)で看護師として働くことで高い給料を得ることができるのも事実ですが、実際に看護師として働けるようになるまで時間がかかるのも事実です。

日本のクリニックでも英語対応ができる看護師に手当てがつくこともあり、それにより給料が上がる可能性はあります。

国際看護師になるには?海外で働く選択肢と医療英語対策を解説します

英語を活かすために必要なスキルと資格

医療現場や、看護師の資格を活かして働くためには医療英語のスキルが不可欠です。

それに加えて、企業勤務を目指す場合には一般英語のスコアが求められることもあります。

ただし、資格だけでは実務に通用しません

採用面接や実際の業務では、患者対応・多職種連携など、現場での「使える医療英語」が重視されます。

英語初心者が看護キャリアに活かすための勉強法

一般英語と医療英語の両立

初心者の方は、まず以下の順序で学習を進めるのが効果的です。

1.中学〜高校レベルの基礎英文法と単語(HLCA一般英語)

2.医療英単語・フレーズ(問診、処置、症状説明など)

3.医療現場を想定したロールプレイ(患者対応・申し送りなど)

学習時間の作り方とモチベ維持法

・夜勤明けの午前や休日の午前中など、集中できる時間に短時間ずつ継続

・オンライン英会話をルーチン化

・学習仲間とSNSで進捗共有

・英語のPodcastや映画などで耳をきたえる

「看護師の定年後の働き方を考える」50代で英語学習を再開した看護師長の体験談

英語ゼロから子連れでNZナースの夢を叶えたみえこさんにインタビュー!HLCAのリアル体験談も

看護師向け英語求人の探し方

求人サイトでの探し方

・「看護師 英語 求人」+地域名で検索

・求人ボックスやIndeedなど大手サイトで条件指定

・外資系医療機関・クリニックの公式サイトをチェック

英語×看護師求人の特徴と注意点

英語必須の表記が曖昧なこともあるので面接前に業務内容の確認が必要です。

求人情報、履歴書提出、面接全てが英語のこともあるので、十分な準備が必要です。

英語求人に特化した就職エージェントも運営中(ご希望の方に案内可)

HLCAでは、英語対応医療職に特化した非公開求人・就職支援を行っています。

・英語レベルに合った職場のご提案

・履歴書・面接サポート

を行っております。

HLCAの受講生には優先して求人の紹介を行っています。

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この記事を書いた人
miku

看護師として企業勤務を経験後、インドへ。インドで生活をしながら英語を習得し、TOEIC860点に。現在は帰国し、HLCAスタッフとして、カウンセリングを担当するほか、WEBライターとして活動している。