「英語論文を読めるようになった」作業療法士の、医療英語オンラインスクール活用法とは?

Hanae
公開日:2022.04.18
更新日:2022.05.15

医療英語学校HLCAでは、英語を学びたい医療者のためのオンラインレッスンを提供しています。

今回は、作業療法士(以下、OTと記載)の大野さんへのインタビューです。

英語の講義や国際学会に役立てようと医療英語学習をはじめた大野さん。

HLCAでのレッスンを開始から1年半たった今、英語論文読解やスピーキングが上達したといいます。

週3回のレッスンと予習復習で総合的な英語力を高めた大野さんから、英語学習継続のコツを伺いました。

【受講生の紹介】
  1. 名前:大野さん
  2. 年代:40代
  3. 職種:作業療法士(OT)
  4. 開始時の英語レベル:初心者
  5. レッスン受講頻度:96チケットで週2,3回

作業療法士として英語の講義や国際学会のために医療英語学習を決意!

ーーー今日はインタビューに応じていただきありがとうございます。簡単に自己紹介をお願いします。

OT17年目の大野といいます。ハンドセラピー等、整形外科患者さんのリハビリ歴が長いです。

英語圏の先生の講義や学会に参加することが多く、もともと英語を聞く機会はありました。

そういうときに、もっと海外の先生とコミュニケーションを取れるようになりたいと思ったのが英語学習をはじめたきっかけです。

あとは、海外の学会発表や病院研修へゆくゆく行きたいと思っていました。

いつか「海外で発表したい」と思って英語学習をはじめたんです。

ーーーありがとうございます。英語での講義や学会に参加されていたとのことですが、コロナ禍に入ってから変化はありましたか?

コロナの前も、所属している学会で講義を受けることはありました。とはいえ、オンラインの普及で講義の機会も増えているような気がします。

ーーー大野さんはHLCAに留学経験もあるとのことですが、それはいつ頃でしょうか。

留学は2020年、コロナが流行る直前ですね。再留学しようと考えていましたが、ロックダウンに入って結局行けませんでした。

ーーー留学ではどういったことを学習されたのですか。

医療英語が初めてだったので、英文法や医療英単語、OTの仕事で使う英語など勉強しました。

ーーー帰国して、オンラインで学習しようとしたきっかけなどありますか。

そうですね、留学後に英会話カフェで日常会話はやっていたのですが、コロナの流行もあって一度やめてしばらく間空いてしまって…

留学から期間が開くと英語を忘れて話せなくなると思っていたときに、HLCAのオンラインについて耳にしたんです。

そのときに、英語学習を再開しました。

ーーー医療英語は難しいとイメージされる方もいますが、学習にあたって不安はなかったですか。

仕事上、英語論文は読む必要があったので読んだり単語を調べたりするのは慣れていました。

でも、内容を整理して話すことが苦手だったんですよね。

オンラインでマンツーマンだからこそ、自分から話す機会を持ててよかったと思っています。

HLCAのレッスンは担任講師制なので、苦手な点を理解してもらいながら弱点強化でき、よい経験となりました。

前もってレッスンを予約することが、英語学習継続の秘訣!

レッスン必須3種の神器!パソコン(左はテキスト、右はSkype画面)、ノート、Kindle

ーーーいつ頃からレッスンを受けてらっしゃるのですか。

2021年の7月頃からですね。なるべく週3回入れるようにして、コンスタントにできているかと思います。

ーーーHLCAでは1レッスンあたり50分、それを週に3回だと、英語に触れる時間は多いですね。

留学で「次に英語を話すまでの間」があかないようにしたほうがよいと感じたので、前もってレッスン予定を入れるようにしています。

ーーーレッスンスケジュールはどのように組んでいるのですか。

土日休みなので、土日のどちらかと、あとは比較的残業がない曜日に入れています。

HLCAでは3ヶ月先までレッスンを取れるので、予約できる日になったらすぐにレッスンをおさえるようにしています。

ーーー頑張ってらっしゃいますね。

コロナの影響で土日の学会の手伝いなどが減って、時間はできましたね。

予習復習など大変なこともありますが、レッスンは楽しいです。

ーーー楽しいと感じるのはどんなときですか。

言いたいことがスムーズに言えたときですね。

あとは、文章の理解ができたり、以前使っていた難しいテキストをスラスラ読めるようになったときです。

実は、学生時代は英語は好きじゃなかったんです。30代半ばから習い始めてモチベーションが続いています。

週3回のレッスン+予習復習で、英語の4技能をバランスよく学習

HLCAのテキストを取り込んだKindle端末(右)と、ほぼ日手帳(左)

ーーーレッスンの予習復習はどのように取り組んでいるのでしょうか。

まず、英語学習で使うものは上の写真の通りです。

Kindleにテキストを取り込み、レッスンの予習として移動中のスキマ時間で学習しています。

Kindleには辞書機能が内蔵されているので、単語を英和・英英辞典で調べられて便利です。

レッスン用のノートは、使いやすい”ほぼ日手帳”を利用しています。

ーーーKindleは持ち運びと辞書機能が便利ですね。学習内容はいかがですか。

レッスン前は、まずテキストをそのまま1回読みます。

そのあと、分からない単語を調べてもう1回読み、理解したものを口に出して最後に紙に書いてまとめるようにしています。

ーーー予習の段階で、リーディング、ライティング、スピーキングを網羅しているのですね! レッスン前に内容のまとめまで考えているのですか?

全てではないですが、時間があるときは頑張っています。

ーーーまとめていると、講師から聞かれたときもスムーズに出てきそうですよね。

そうですね、理解していないものは言えないですけど。

口に出せないと「理解していなかった」ことが分かるので復習します。

ーーーなるほど。復習はどのようにされていますか?

毎回レッスンの最初に講師が「前回の内容どうだった?」聞いてくれるので、それを見越して準備をすることがよい復習になっています。

ーーー前の内容を振り返ってもらえるのは、担任制のいいところですよね。

そうですね。私の担当講師は臨床検査技師で、医療の知識に長けています。

フィリピンと日本の医療事情の違いをディスカッションするのが面白いです。

日本のリハビリの教育体制は、アメリカからプログラムを入れています。

フィリピンもアメリカのプログラムがベースとなっているので、日本のリハビリスタッフと知識は似ているところがあると感じました。

ーーーレッスンはどういう内容が多いですか。印象に残っているレッスンがあれば教えてください。

患者対応の練習とか、普段よく受け持つ疾患の患者さんの症例を想定してリハビリ診察の一連の流れを実践したことですね。

現場で使える実用的な内容だったので、ためになりました。

ーーーちなみに、学習時間はどのくらいでしょうか。レッスンに関するもの以外に英語に触れる機会はありますか。

予習復習はレッスン前に1,2時間、そのほか通勤時間で英文を読んだり、英語のニュースを見たりもしています。

そのほか、ときどき英会話カフェへ行きます。そこで英語のできる友人を見ると「自分も頑張ろう」と思えますね。

ーーー仲間を見つけることは大事ですよね! 英語学習にあたって、しんどかった経験はありますか?

テキストがレベルアップした直後は「難しそう」と思うこともあります。

でも勉強の仕方も身についてきたので「この勉強法があっているのか』という不安は減ってきたように思います。以前はどう学習したらわからなかったけど。

ーーーレッスン当初は英語を口にすること自体が難しいと思います。「うまく話せなかった時期」を乗り越えるにはどんなことが必要だと思いますか。

自分にあった講師であるか、話していて楽しいか、は大事だと思います。

英語の授業以外の話題も織り交ぜて話してくれる講師だと、モチベーション保ちやすいのかなと思います。

ーーー「英語学習はまずは独学で」と考える人もいますが、オンラインの英会話スクールで学習したメリットがあれば教えてください。

自分のやりたい内容に合わせて、日本人スタッフさんがいろんなプログラムを提案してくれることですね。

教科書等で読むこと(インプット)に加えて、会話をして(アウトプット)、話したことを細かく修正することもできるので、1人で闇雲に勉強するより効率的だったと思います。

1人でやってると、何から学習すればいいか分からないからですね。

文章を読んでそれについてディスカッションするのも大事ですし。

ーーーディスカッションは、難しいですよね。

「伝えたいことがあるのにうまく言えなかった」ということはあります。

でも、私が伝えたいことを「これであってる?」講師が拾ってくれるので、頑張ってうまく言えるように努力できるんです。それが大切なのかな。

ーーー伝えたい気持ちがあると、言葉にしたくなりますよね。講師との信頼関係も築けているように感じます。ずっと同じ講師が担当なのですか。

医療英語の担当は留学のときから同じ方です。

厳しめの先生が好きなので自分にあっているのかなと思います。

また先生は臨床検査技師で、リハビリの知識も詳しいです。

HLCAで学んだ医療英語は学会資料作成に役立っている

レッスン中に書き込んだノート

ーーーHLCAでレッスンした英語は、OTの仕事にどのように生かしているのですか。

所属学会で主催している講義の資料作り、論文作成の参考文献検索などで英語を使っています。

英語論文を読んで要点をまとめて理解、それを資料・講義に反映できるのは、HLCAで学習したからだと感じます。

ーーー資料作成などしているのですね。

やらなきゃいけないので(笑)。

以前よりもスムーズにできている実感はあります。

英語ができない頃は、何時間もかけて翻訳ソフトを使いながら日本語に訳していましたが、そのときと比べると、今はちょっとした単語を調べるだけで大まかな概要をつかめるようになりました。

ーーー大野さんが「英語が話せる」「英文を読めるようになってきた」と感覚をもったのはいつくらいですか。

まだ最近です。今でもまだまだだと思っています。

スピーキングはもっと上達させたいですね。

ーーーレッスン以外で、HLCAのサポートは活用していますか。

定期的に、日本人スタッフと面談する機会を持つようにしています。

勉強の仕方や苦手なことを伝えると、それにあったレッスンにアレンジしてもらえるので助かります。

留学したときより、今のほうがテキストの内容が充実していると感じますね。

今後は英語での学会論文発表や海外の病院見学に挑戦したい

ーーー現在学習している医療英語を使って、今後やりたいことがあれば教えてください。

英語で学会発表をすることに興味があります。

あとはコロナの状況次第ですが、海外の病院見学に行きたいです。

ーーーいいですね! 「医療者が医療英語を学ぶこと」の価値は、何があると思いますか。

英語をやっていると、海外の新しい情報が入りやすくなりますね。

また、海外の患者さんが来ても動じることなくコミュニケーションを取れるので、患者さんの安心感も変わってくると思います。

医療従事者って視野が限られがちですが、英語自体を学習することで「英語を学ぶ人」と知り合えます。これも医療英語を勉強して楽しいことの1つです。

普段の仕事やキャリアアップにおいて「英語ができれば、新しいことができる!」と想像ができれば、チャレンジしたい気持ちになれるかと思います。

ーーー挑戦してみないと、やりたい気持ちも湧いてきませんもんね。

そうですね。

ーーー医療英語HLCAのオンラインレッスンを検討している方に伝えたいことがあれば教えてください。

講師が自分と同じく「医療従事者」なので、共通の話題がある。

これが、HLCAの魅力だと思います。

あとは、オンラインなので自宅で気楽に受けられるのもメリットです。

対面の英語スクールだと、移動に時間がかかります。

予約を取って現地に行くとなると、めんどくささと感じることもあるかと思うんですよね。

ーーー一般的な英会話は日常会話がメインですが、HLCAでは「医療英語」という講師との共通トピックがあるから話も盛り上がりますよね。そういえば、スタッフから大野さんはすでに「レッスン継続」を決めていると聞きました。

続けないと勉強した内容を忘れてしまいますよね。留学から帰ってきた後に喋れなくなる実感があったんです。

取り組みながら目標も変わると思いますし、これからもHLCAで継続的に英語学習を続けます。

ーーーやりながら見えることもありますものね。実は、HLCAの受講生の半分以上が受講を継続しているんです! ぜひ英語学習を続けながら、OTとしてご自身のやりたいことを叶えてくださいね。

今回は貴重なお話をありがとうございました! 英会話をはじめてから今までの熱い思いを聞くことができました。今後のご活躍を心より応援しています!

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この記事を書いた人
Hanae

看護師として4年半の病院勤務後、オーストラリアでのワーホリとセブ留学を経験。学生時代に苦手だった英語を克服し、TOEICは280→750点へ。 2021年の医療英語検定試験4級に合格しました!医療通訳ボランティア目指し、HLCAでオンライン英会話を継続中です。