薬剤師向け医療英語|主に服薬指導で使う医療英単語・フレーズ・例文・ロールプレイ

miku
公開日:2026.02.04
更新日:2026.02.04
薬剤師のイメージ

薬剤師が英語を使う場面は、薬局カウンターでの対応だけではありません。

外来や病棟での服薬指導、入院中の薬の確認、退院時の説明など、患者さんの安全に直結する場面で、英語によるコミュニケーションが必要になります。

特に英語対応で重要なのは、ただ説明するだけではなく、

「用法用量が正しく伝わったか」 「副作用や注意点を理解できたか」

を短い英語で確認しながら進めることです。

この記事では、薬剤師の医療英語を、医療英単語(辞書型)→例文(医療者→患者/患者→医療者)→シーン別→ロールプレイの流れでまとめます。

ぜひ最後までご覧ください

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薬剤師の業務や服薬指導に必要な医療英単語

「薬剤師 医療英単語」「薬剤師 医療英語」「薬剤師 英語 服薬指導」でよく使う語彙を中心に整理します。

英語 日本語 ひと言メモ
pharmacist 薬剤師
pharmacy 薬局
prescription
medication / medicine
generic drug ジェネリック医薬品 “generic” だけでも通じることもある
dose
dosage 用法用量
take 服用する drink (飲む)は薬のときには使わない
tablet 錠剤
capsule カプセル
syrup シロップ 小児でよく使う
ointment / cream 軟膏/クリーム 外用薬
eye drops 点眼薬 drops と説明することも多い
inhaler 吸入薬 喘息などで頻出
side effect 副作用
allergy アレルギー 薬剤アレルギー確認に必須
interaction 相互作用 飲み合わせの確認
on an empty stomach 空腹時に
after meals 食後に “before meals” と合わせて覚える
as needed 頓用で
missed dose 飲み忘れ 対応説明に必要
refill 再処方 海外患者でよく出る
discontinue / stop taking 中止する

医療者→患者の例文(薬剤師が服薬指導よく使う医療英語)

服薬指導のイメージ

薬剤師さんや、医療従事者が服薬指導、薬の処方をする際に頻出する医療英語の表現をまとめます。

短く・誤解が出にくい形を優先しています。

1)自己紹介・処方箋の確認

  • I’m the pharmacist. Let me check your prescription. —薬剤師です。処方箋を確認します。
  • Is this your first visit to our pharmacy? —当薬局のご利用は初めてですか?
  • Are you taking any other medications or supplements? —他に飲んでいる薬やサプリはありますか?
  • Do you have any allergies to medication? —薬のアレルギーはありますか?

2)用法用量(飲み方)の説明

  • Take one tablet three times a day after meals. —食後に1日3回、1錠ずつ服用してください。
  • Leave 12 hours between doses. —服用は12時間あけてください。
  • Take this medicine on an empty stomach, at least 30 minutes before eating. —この薬は空腹時に、食事の30分前に飲んでください。
  • Take this when you have pain. —痛いときに頓用してください。

3)副作用・注意事項(安全配慮)

  • This medicine may cause drowsiness. —この薬は眠気が出ることがあります。
  • Common side effects include nausea and diarrhea. —よくある副作用は吐き気や下痢です。
  • If you feel sick after taking this medication, stop taking it and contact your doctor or pharmacist. —服用後に具合が悪くなったら中止して、医師または薬剤師に相談してください。
  • Do not stop using the medicine unless your doctor instructs you to do so. —医師の指示がない限り、自己判断で中止しないでください。

4)飲み合わせ(相互作用)の確認

  • Can I confirm that you are not taking this with any other painkillers? —他の鎮痛薬と一緒に飲んでいないか確認します。
  • Do not take this with alcohol. —お酒と一緒に飲まないでください。

5)飲み忘れ対応(よく聞かれる)

  • If you miss a dose, take it as soon as you remember. —飲み忘れたら、気づいた時点で飲んでください。
  • If it’s almost time for the next dose, skip the missed one. —次の時間が近い場合は、飲み忘れ分はとばしてください。

患者→医療者の例文(薬剤師に多い質問・訴え)

患者さんの質問パターンを知っておくと、服薬指導がスムーズになります。

  • How should I take this medication? —この薬はどう飲めばいいですか?
  • Should I take it before or after meals? —食前ですか?食後ですか?
  • What are the side effects? —副作用はありますか?
  • Are there any serious side effects I should watch for? —注意すべき重い副作用はありますか?
  • Can I take this with my other medications? —他の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
  • I forgot to take my medicine. What should I do? —飲み忘れました。どうしたらいいですか?
  • This medicine makes me feel sleepy. —この薬を飲むと眠くなります。
  • I can’t swallow tablets well. —錠剤がうまく飲み込めません。

シーン別フレーズ(薬剤師の英語対応)

英語で服薬指導を行う日本人薬剤師のイメージ

薬剤師が英語を使う場面は、服薬指導だけではなく、受付寄りの対応も含まれます。

薬局カウンター(処方箋受付)

  • Please wait here. Your medicine will be ready in about 10 minutes. —こちらでお待ちください。お薬は10分ほどで用意できます。
  • Would you prefer a generic drug? —ジェネリックをご希望ですか?

服薬指導(重要事項の説明)

  • Please take this medicine exactly as directed. —指示通りに服用してください。
  • Do you understand how to take it? —飲み方は理解できましたか?
  • Could you repeat the instructions back to me? —飲み方を確認のため、もう一度言ってもらえますか?

OTC相談(市販薬の提案)

  • What symptoms do you have? —どんな症状がありますか?
  • I recommend this medicine for your cough. —咳にはこちらの薬がおすすめです。
  • If your symptoms get worse, please see a doctor. —悪化する場合は受診してください。

薬剤師が服薬指導をする場面のロールプレイ

外国人患者さんが安心して薬を使えるよう、用法用量と副作用を「短く」「確認しながら」進める会話例を紹介します。

Situation:薬局での服薬指導(処方薬)

Pharmacist:Hello. I’m the pharmacist. Let me check your prescription. Patient:Thank you. Pharmacist:This medicine is for five days. Take one tablet three times a day after meals. Patient:Okay. Are there any side effects? Pharmacist:It may cause drowsiness. If you feel sick, stop taking it and contact your doctor or pharmacist. Patient:Can I take this with my other medicines? Pharmacist:Let me confirm what you are taking. Do you have any other medications or supplements? Patient:Yes, I take blood pressure medicine. Pharmacist:Thank you. I will check for interactions. Pharmacist:Do you understand how to take this medicine? Patient:Yes. After meals, three times a day. Pharmacist:Perfect. Please come back if you have any questions.

【日本語訳】

薬剤師:こんにちは。薬剤師です。処方箋を確認しますね。
患者:ありがとうございます。
薬剤師:このお薬は5日分です。1回1錠を、1日3回、食後に服用してください。
患者:わかりました。副作用はありますか?
薬剤師:眠気が出ることがあります。もし気分が悪くなった場合は、服用を中止して、医師または薬剤師に連絡してください。
患者:他の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
薬剤師:今飲んでいるお薬を確認しますね。他に服用している薬やサプリメントはありますか?
患者:はい、血圧の薬を飲んでいます。
薬剤師:ありがとうございます。飲み合わせを確認しますね。
薬剤師:このお薬の飲み方は理解できましたか?
患者:はい。食後に1日3回ですね。
薬剤師:おっしゃる通りです。何か質問があれば、いつでもいらしてください。

薬剤師が英語対応するときのポイント

1)動詞は take を軸にすると迷いにくい

内服の基本は take で統一すると、服薬指導の英語が安定します。

例:Take one tablet… / Take this medicine…

2)安全のために「理解確認」を必ず入れる

英語ができる患者さんでも、用法用量は聞き間違いが起こります。

短い確認を入れるだけで安全性が上がります。

例:

  • Do you understand how to take it?
  • Could you repeat the instructions back to me?

3)副作用は「よくあるもの」と「受診が必要なもの」を分ける

不安を煽らないようにしつつ、危険サインは確実に伝えるのがポイントです。

例:

  • Common side effects include…
  • If you experience severe symptoms, contact your doctor.

4)英語ができないと感じる時ほど、短い定型文で十分

「薬剤師 英語 できない」と不安な方でも、自己紹介、用法用量、副作用、確認の4点に絞れば対応できます。

よくある質問

Q1. 薬剤師は英語で何と言いますか?(薬剤師 英語 カタカナ)

pharmacist(ファーマシスト)です。

薬局は pharmacy(ファーマシー) と言います。

Q2. 薬剤師の英語は仕事で必要ですか?

訪日外国人が多い地域や、国際診療・観光地では必要になる場面があります。特に服薬指導は安全に直結するため、定型表現だけでも準備しておくと安心です。

Q3. 服薬指導で最低限覚えるべき英語は?

まずはこの3つを優先すると実用的です。 ・Take one tablet…(用法用量) ・It may cause…(副作用) ・Do you understand…?(理解確認)

まとめ  HLCAの無料カウンセリングで医療英語学習のロードマップを作成しませんか?

薬剤師の医療英語は、単語を覚えるだけでなく、服薬指導の流れの中で「短く説明し、理解を確認し、患者さんの安全を守る」英語の使い方が重要です。

医療英語は読む・見るだけでは話せるようになりにくく、実際に声に出して説明する練習を重ねることで、現場で使える英語になります。

独学でつまずきやすいのは、自分の英語が正しく伝わっているか、患者さんに誤解されない表現になっているかを確認できないことです。

服薬指導は用法用量や副作用の説明が中心になるため、第三者がチェックし、改善点をフィードバックできる環境があると安心です。

HLCAでは、医療のバックグラウンドを持つ講師が授業を担当し、薬剤師の服薬指導を含む医療英語を実践形式で学べます。

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【監修者情報】

監修:海仲 由美(Yumi Uminaka) HLCA代表 / 医療英語カリキュラム開発責任者 医療従事者向けの医療英語教育を専門とし、これまで3,000名以上の医師・看護師・薬剤師への指導・研修を実施。医療コミュニケーションに特化したカリキュラム開発、病院・クリニック向け教育プログラム、医療英語教材の監修を多数手がける。 また、Second Language Acquisition(第二言語習得論)を基盤にした指導メソッドに加え、AIを活用した学習分析・英語運用能力評価の研究にも従事。医療現場での実践的英語力向上をテーマに、学術的観点と臨床現場のニーズをつなぐサービス開発を行っている。

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この記事を書いた人
miku

看護師として企業勤務を経験後、インドへ。インドで生活をしながら英語を習得し、TOEIC860点に。現在は帰国し、HLCAスタッフとして、カウンセリングを担当するほか、WEBライターとして活動している。