医療通訳についての情報まとめ。需要もどんどん増加中!

HLCA BLOG編集部
公開日:2018.09.07
更新日:2020.02.17

こんにちは!語学学校ハルカのReonaです!

HLCAには、ジャパニーズヘルプデスク(JHD)インターンシッププログラムというコースがあります。

医療英語を実践的に使う貴重な経験ができるプログラムです。

ジャパニーズヘルプデスク(JHD)とは、海外の病院で日本人が安心して医療を受けられるようにサポートするデスクです。

このコースでは、実際にデスクへ行き現地のスタッフと共に患者さんのサポートを行うことができます。

JHDで働くスタッフは日本人の患者さんと現地の医療者のコミュニケーションのサポートをする、いわゆる医療通訳の役割を担っています。

セブだけではなく日本人が住むたくさんの地域、また日本国内でも医療通訳の需要は高まってきていますが、まだまだ日本では需要に供給が追い付いていない段階です。

今回はそんな医療通訳についてまとめてみました!

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1.医療通訳の役割とは

医療通訳者の役割とは、医療の場面において、異なる言語や文化を持つ医療従事者と外国人患者の間に入り、意思疎通を成立させることです。

医療通訳者は、文化的・社会的背景に違いのある外国人の患者さんと医療従事者の間にはいって、患者さんが医療者の話を理解し、自己決定ができるようにサポートする存在です。

そのため、言語の運用能力だけでなく、様々な文化や価値観の違いに対する知識や理解が必要で、高いスキルが求められます。

2.日本の医療通訳の実際と重要性

現在日本で医療通訳を行っている人は、ボランティアやNGOとして活動している人がほとんどです。

高いスキルと倫理観が求められる職業にも関わらず、無償もしくは交通費程度の報酬しか受け取っていないといいます。

現在日本に住む外国人は約250万人、1年間で訪日する外国人は2870万人となっており、日本にいる外国人は年々増加し続けています。 (日本政府観光局 https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/

さらに、政府は訪日外国人の目標を平成32(2020)年に4千万人、42(2030)年に6千万人としています。

日本に住むまたは旅行に来る外国人を増やすことは、日本の少子高齢化・人口減少・地方過疎化を解決する一助ともなるため、政府は積極的に訪日外国人を増やそうとしているのです。

医療機関を受診する外国人、または地域に住む外国人は年々増加していますが医療機関も外国人を受け入れる意向があるのにも関わらず、人手不足のため十分な対応ができないという現状があります。

そんな中医療通訳の供給は需要に追い付いていない状態です。そしてますます需要が高まっていくことが予想されます。

また病院の中だけではなく、地域の保険分野でも医療通訳の役割は重要になっています。

ある保健センターでは、乳児の定期検診に医療通訳士を同席させたところ、受診率が大幅にアップしたとの報告があります。

地域で暮らす外国人にとって、言葉の壁がなくなるということは生活の質を向上させるために必要不可欠であるといえます。

3.医療通訳士の試験について

日本には、通訳案内士という日本を訪れる外国人観光客に対して日本の観光地や文化を案内したり、旅行中のサポートをする資格はありますが、現在のところ医療に特化した通訳の資格はありません。

医療通訳者のレベル認定の一つの有効な指標として医学英語検定試験、通称「医英検」、もしくは国際医療英語認定試験(CBMS)を実施しています。

現在日本においては医療通訳の認定試験が存在しないため、あくまでレベル認定の指標の一つとして医学英語検定を利用するのも有効な手段です。

医英検については、過去のブログで詳しく説明しているので是非ご覧ください。

医療英語に特化した英検、医英検(日本医学英語検定試験)を徹底解説!

また、海外においては カナダの医療通訳認定プログラム(Vanocouver Community Cllege:VCC)オーストラリアにおける国家翻訳者認定機関(NAATI)による認定制度アメリカの医療通訳者トレーニングプログラムであるBridging the Gap(BTG)等があります。

4.医療通訳のこれから

医療通訳士に対する適正な報酬と身分を保証するための制度の整備と技術の向上を目的に、2009年2月に医療通訳士協議会(Japan Association of Medical Interpreters:JAMI)が発足しました。

2011年7月には、「医療通訳士倫理規程」が公表され、守秘義務や公平性の確保などコミュニケーションを支援する専門職としての基盤が着々と出来上がりつつあります。

東京大・東京外語大学・大阪大学などで国際医療通訳講座が開かれており、また大学などの公的教育機関 のみならず、民間の通訳養成団体インタース クールでも、医療通訳養成講座や民間資格認定が行われるようになってきました。

また、厚生労働省も医療通訳育成カリキュラム基準を定めるなど、外国人患者の充実に乗り出しています。

(医療通訳育成カリキュラム:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/kijun.pdf)

こうした流れは現在医療通訳士として活動している人も、これから目指す人にとって追い風になりそうです!

5.HLCAのJHD(ジャパニーズヘルプデスク)インターンシップコースとは?

医療通訳になるには、言語の運用能力だけでなく、様々な文化や価値観の違いに対する知識や理解、そして実践力が求められます。

そこで、おすすめなのがHLCAのジャパニーズヘルプデスク(JHD)インターンシップコースです!

ジャパニーズヘルプデスク(JHD)とは、セブの主要病院に設置された日本人用の診察窓口・クリニックです。

セブに住む日本人が病気、ケガをした際にはここが診察の窓口となります。

勤務場所によって仕事の内容は変わりますが、基本は医師と患者様との間に入って簡単な医療通訳とカスタマーケアーを行います。(診察介助、処方薬説明、学校往診、入退院サポートなど)

医療通訳を目指したい方にピッタリのコースです。

学んだ英語を即実際の現場で使用でき、医療職の一員として働く経験は他校にない唯一のプログラムです。

6.まとめ

・医療通訳者の役割とは、医療の場面において、医療従事者と外国人患者の意思疎通を成立させること

・特別なスキルが必要だということもあって、需要に供給が追い付いていない現状がある

・医療通訳の国家資格は現在はなく、医学英語検定試験・国際医療英語認定試験などを利用できる

・各地で医療通訳育成についての基盤ができ始めている

・医療通訳になるための一歩を踏み出すにはジャパニーズヘルプデスク(JHD)インターンシップコースがおすすめ!!!

あまり広く認識されていない医療通訳ですが、これから需要が増えていくにつれ、制度も整っていくのではないでしょうか。

HLCAでは、医療通訳になるために必要な医療英語の知識を徹底的に身につけることができます。

医療通訳に興味のある方はぜひHLCAで医療英語を学んでみませんか?

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