医師が外国人患者さんを診察する際には、
- 症状を正確に把握する
- 患者さんに安心してもらう
- 誤解なく情報を伝える
という高度な医療コミュニケーションが求められます。
ただ、医療英語は日常で触れる英語とは違うため、「正しく伝えられているのか」不安を抱えながら日々外国人医師の診療を行っている人も多いのではないでしょうか?
診察時に使う医療英語では、専門用語を多用するよりも、分かりやすく、確認を重ねながら進める英語が重要です。
本記事では、医師の診察で使う医療英語を、辞書型・例文・ロールプレイ形式で整理します
最後まで読むと、
- 診察で必要な医療英語
- 患者からの訴えのバリエーション
- 症状を詳しく聞くためのセリフ
などが分かり、日々の英語診療の解像度が広がります。
ぜひ最後までご覧ください。
弊メディアを運営するHLCA(ハルカ)は医療従事者の方向けの医療英会話スクールを運営しております。
無料のカウンセリングも受け付けておりますので、ぜひお気軽にお申し込みください。
この記事のもくじ
英語での診察に必要な医師向け医療英単語

まずは英語での診察に必要な英単語を紹介します。
| 英語 | 日本語 | ひと言メモ |
| consultation | 診察 | 診察全体を指す |
| examination | 診察・診察行為 | 身体診察の意味合いが強い |
| symptoms | 症状 | 複数形で使うことが多い |
| chief complaint | 主訴 | |
| medical history | 既往歴 | past medical historyともいう |
| physical examination | 身体診察 | |
| diagnosis | 診断 | |
| assessment | 評価 | |
| treatment plan | 治療方針 | |
| follow-up | 再診 | |
| pain | 痛み | 痛みの程度確認も重要 |
| discomfort | 不快感 | 痛み以外の症状の聴取に便利 |
医師が診察で使う医療英語の例文
次に医師の方が、患者さんに診察時に使えるフレーズを理解しましょう。
診察の開始時の医療英語フレーズ
- Hello, I’m Dr. Sato. こんにちは。医師の佐藤です。
- I’ll be asking you some questions and examining you today. 本日は質問と診察を行います。
- Please let me know if you feel uncomfortable at any time. 不快に感じたらいつでも教えてください。
症状を確認するときの医療英語のフレーズ
- What brings you in today? 本日はどうされましたか。
- When did the symptoms start? 症状はいつからですか。
- Can you describe the pain? 痛みについて教えてください。
- Does anything make it better or worse? 良くなること、悪くなることはありますか。
身体診察中のフレーズ
- I’m going to examine your abdomen now. これからお腹を診察します。
- You may feel some pressure. 少し圧迫感があります。
- Please tell me if it hurts. 痛かったら教えてください。
診察後の説明で使う医療英語フレーズ
- Based on the examination, this may be related to inflammation. 診察結果から、炎症が関係している可能性があります。
- I’d like to run some tests to be sure. 確認のため検査を行いたいです。
- We’ll discuss the results at your next visit. 結果は次回説明します。
患者が診察で話すことが多い例文

次に診察時に患者さんから訴えられることが多い症状のフレーズについて、理解しましょう。
- I have a pain in my chest. 胸が痛いです。
- I’ve been feeling dizzy since yesterday. 昨日からめまいがあります。
- The pain started about three days ago. 3日前から痛みがあります。
- It hurts when I move. 動くと痛いです。
- I’m worried about this symptom. この症状が心配です。
診察時の医師向け医療英語 シーン別フレーズ
初診時
- I’d like to ask you about your medical history. 既往歴について伺います。
- Do you have any allergies? アレルギーはありますか。
身体診察
- Please lie down on the bed. ベッドに横になってください。
- Take a deep breath. 大きく息を吸ってください。
- Relax your shoulders. 肩の力を抜いてください。
診察を終えるとき
- That’s all for the examination. 診察は以上です。
- Do you have any questions so far? ここまでで質問はありますか。
英語で診察を行う際のロールプレイの一例
Doctor:Hello, I’m Dr. Lee. What brings you in today?
Patient:I have a stomach pain.
Doctor:When did it start?
Patient:About two days ago.
Doctor:I’m going to examine your abdomen now.
Patient:Okay.
Doctor:Please tell me if it hurts.
Patient:It hurts a little here.
Doctor:Thank you. That helps.
本メディアを運営する医療英会話スクールHLCAではこのようなロールプレイを医療のバックグラウンドを持つ講師(看護師など)と練習することができます。
医師が英語で診察するときのポイント

断定せず、可能性として伝える
診断は確定ではなく、may や could を使うことで安全性が高まります。
患者理解を必ず確認する
Do you understand?などの理解の程度を確認する質問を定期的に挟み、誤解を防ぎます。
専門用語は使いすぎない
医療用語より、一般的な言葉で説明します。
多職種につなぐ意識を持つ
検査・看護・会計への橋渡しも診察の一部です。
よくある質問(診察時の医療英語)
Q:診察の医療英語は難しいですか
A:定型表現が多く、流れを覚えれば対応しやすい分野です。
Q:英語が完璧でないと診察できませんか
A:完璧さより、安全で丁寧な伝え方、理解力の確認が重要です。
Q:診察英語はどの診療科でも共通ですか
A:基本構造は共通で、診療科ごとに表現を追加します。
まとめ 医療英会話スクールHLCAの無料カウンセリングを受けませんか?

医師の診察における医療英語は、フレーズを覚えるだけでは十分とは言えません。
患者さんの反応を見ながら言い換えたり、理解度を確認したりする実践力が必要です。
また、自分の英語が ・伝わっているのか ・不自然ではないか ・医療的に安全か
を客観的に確認してくれる存在が不可欠です。
HLCAでは、医療のバックグラウンドを持つ講師が、診察・問診・説明・同意取得までを含め、診療科・職種別に約200種類の教材を用いて指導しています。
医師だけでなく、看護師・薬剤師・受付など多職種連携を前提とした医療英会話を学べる点が特長です。
外国人患者の診察に不安を感じている方は、まずは無料カウンセリングで、現在の英語力と課題を整理してみてください。
監修:海仲 由美(Yumi Uminaka) HLCA代表 / 医療英語カリキュラム開発責任者
医療従事者向けの医療英語教育を専門とし、これまで3,000名以上の医師・看護師・薬剤師への指導・研修を実施。 医療コミュニケーションに特化したカリキュラム開発、病院・クリニック向け教育プログラム、医療英語教材の監修を多数手がける。
また、Second Language Acquisition(第二言語習得論)を基盤にした指導メソッドに加え、AIを活用した学習分析・英語運用能力評価の研究にも従事。 医療現場での実践的英語力向上をテーマに、学術的観点と臨床現場のニーズをつなぐサービス開発を行っている。




