海外へ行って何か挑戦してみたい・発展途上国に興味があるなど、様々な理由から人気を集める「海外ボランティア」。
ここ最近、忙しい社会人や学生を対象に、数日間から参加できる短期のボランティアが増えてきています。
この記事では、

という人へ向けて、短期の海外ボランティアの特徴について解説します。
期間や種類とあわせて、ボランティア探しにオススメのサイトまで紹介しているので、ぜひご覧ください。
この記事のもくじ
短期の海外ボランティアに参加する魅力って?
短期の海外ボランティアの魅力は、おおきく2つあります。
一つ目は、数日間から参加できるところです。
活動期間が1週間程度のボランティアをはじめ、2~3日間のものまで増えていてます。
まとまった休みがとりづらい社会人でも、週末や連休を活用して参加できるようになりました。
二つ目の魅力は、低コストで参加できるところです。
短期の海外ボランティアは、長期に比べると参加費用が安め。
そのため、お金に余裕がない大学生でも、気軽に参加できます。
海外ボランティアってどんなことをするの?
海外ボランティアと聞いても、正直何をするのかわからないという人も多いでしょう。
「貧しい子どもたちへの支援」といったイメージが、漠然とあるくらいかもしれません。
海外ボランティアの活動範囲は幅広く、活動先となる国もたくさんあるんです。
そこで、海外ボランティアはいったいどのような活動をするのか、ジャンルごとに解説します。
ボランティア活動先となる国についても紹介しているので、ぜひご覧ください。
海外ボランティアの活動内容
海外ボランティアの活動内容は幅広く、支援対象も人・動物など様々です。
具体的な活動内容の例として、以下があります。
- 発展途上国での衣食住支援を目的としたボランティア
- 自然災害の被災地で支援活動をするボランティア
- 高齢者や障がい者を対象とした介護ボランティア
- 子どもたちの世話をするチャイルドケア
- 動物保護ボランティア
- 環境保護ボランティア
- 語学や文化を教える講師ボランティア
上記をはじめとした海外ボランティア活動を経験することで、価値観がガラリと変わる人がたくさんいます。
日本の学校や会社にいるだけでは体験することができない、貴重な経験ができるはずです。
活動先は世界各地に広がっている
海外ボランティアの活動先となる国は、東南アジアやアフリカが多いです。
東南アジアやアフリカのボランティアは、おもに支援を目的とした活動が占めています。
医療分野の支援はもちろん教育、開発、自然保護などの分野で、募集が豊富なところが特徴です。
ヨーロッパやアメリカでもボランティア活動は行われていて、ベビーシッターや語学・文化系講師の募集が目立ちます。
海外ボランティアというと発展途上国というイメージがありますが、実は世界各地に活動先が広がっているのです。
海外ボランティアの選び方って?
海外ボランティアの活動内容は多岐にわたり、活動先となる国も様々です。
満足いくボランティア活動をする上で大切なのが、自分に合う海外ボランティアを見極めること。
そこでおさえておきたいのが、海外ボランティア選びのポイントです。
いったいどのようなポイントなのか解説するので、海外ボランティア選びで悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてください。
自分がしたい活動は何か
海外ボランティアを選ぶ際は、自分がしたい活動は何かしっかりと見極めておきましょう。
たとえば、発展途上国で子どもたちの支援活動をしたい。
ヨーロッパで暮らしながら、誰かの生活を助ける活動をしたい。
このように、自分が海外ボランティアを通じて挑戦したいこと・興味があることを改めて考えてみましょう。
海外ボランティアに参加してよかったと思えるように、自分の気持ちを事前に確認しておくことが大切です。
語学力や資格などのスキルが必要かどうか
海外ボランティア募集の条件を見てみると、英語をはじめとした語学力や、資格・スキルが求められるケースがあります。
自分が参加したいと思う海外ボランティアの募集内容をよく見て、資格・スキルの有無を確認するようにしましょう。
語学力に自信がない人や、指定のスキルがないという人には、短期の海外ボランティアがおすすめです。
短期ボランティアの場合だと、語学力や特別なスキルがなくても、気軽に参加できる募集がたくさん。
数日間から参加できる超短期の海外ボランティアもあります。
将来長期の海外ボランティアに参加したい人にとっても、短期の海外ボランティアは貴重なステップとなるでしょう。
海外ボランティアの種類はおおきく2つある
海外ボランティアは、おおきく2つの種類にわかれています。
一つ目は、現地の状況を学ぶことを目的とする「スタディツアー」。
二つ目は、本格的な支援活動を目的とする「ボランティアプログラム」です。
ここでは、スタディツアーとボランティアプログラムの特徴について、具体例とあわせて紹介します。
スタディツアー
海外ボランティアのひとつ、「スタディツアー」。
スタディツアーとは、名前からわかるとおり「学ぶ」ことを目的としています。
期間は短期であることが多いため、ちょっとした旅行感覚で参加する人もいるところが特徴です。
おもに、現地の様子を視察するほか、現地の人との交流を通じたボランティア活動を行います。
現地のホテルに泊まって、日中はガイドとともに施設訪問をしたり、ワークショップ体験をしたりなど、気軽に参加できるものがたくさん。
行き先となる国は、NGO・NPO団体が活動をしている発展途上国であることが多いです。
スタディツアーは、体験学習をしたい人や、海外のリアルな状況を知るためのきっかけづくりにピッタリといえます。
ボランティアプログラム
「ボランティアプログラム」とは、スタディツアーと違って、学ぶことよりも支援活動をすることを目的としています。
活動先は、発展途上国をはじめ、ヨーロッパ・アメリカなど様々です。
実際に現地へ足を運び、現地スタッフとともに、ボランティアを通じた支援・貢献活動を行います。
活動ジャンルは、以下です。
- 教育、文化交流
- 医療、看護
- 給食、衛生
- 保育、人権運動
- 土地開発など
過去の海外ボランティア経験や、資格やスキルが求められる場合もあります。
そのため、まずはスタディツアーに参加して現地の様子を見て、ボランティアプログラムに挑戦するという流れがおすすめです。
短期の海外ボランティアの期間・時期は?
海外ボランティアは、短期から長期まで様々な期間があります。
なかでも、ここ最近ふえているのが、数日から参加できる超短期の海外ボランティアです。
超短期の海外ボランティアの期間は、2~6日間などと短いため、まとまった休みがとりづらい社会人・大学生から人気を集めています。
ここでは、海外ボランティアの期間について、ピークとなる時期などの豆知識とあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
短期だと、最短2日から参加できる
海外ボランティアの期間は、おおきくわけて3つあります。
- 短期:2~14日
- 中期:3週間~2か月
- 長期:3か月~2年ほど
短期のなかでも、2~6日間の海外ボランティアは超短期と呼ばれています。
週末の休みを活用して参加することができるため、忙しい社会人・大学生でも参加しやすいです。
短期の海外ボランティアだと、ワークキャンプという合宿形式で行われることがほとんど。
住まいや食事をともにしながら生活するため、ボランティア仲間との絆を深めることができるでしょう。
長期休みがなかなかとれないという人は、ぜひ超短期の海外ボランティアを検討してみてください。
春休み・夏休みシーズンがピーク
短期の海外ボランティアは、春休み・夏休みの長期休みを活用して参加する人が多く、あわせてボランティア募集も増えます。
いろんなボランティアを見て選びたいという人は、春休み・夏休みにボランティア募集をチェックしてみるといいでしょう。
また、海外ボランティアに興味がある人との繋がりをつくろうとしても、なかなか出会いがないというケースもたくさんあります。
ボランティア参加者が増えるピーク時を狙うことにより、同じ志をもつ仲間をつくることができるはずです。
安心して参加できるボランティアを見極めるポイント
海外ボランティアに参加したいけれど、安全性が気になるという人もいるでしょう。
海外ボランティアの活動先は、発展途上国が多く、治安があまり良くないとされる地域もあります。
そこで大切なのが、安心して参加できる海外ボランティアを見極めることです。
安全性を見極めるポイントは、おおきく3つあります。
- 信頼できるボランティア実施団体かどうか
- 補償保険の状況
- 現地担当者に日本人がいるかどうか
ボランティアを募集している団体はたくさんあります。
歴史ある有名な団体や、安全性についてしっかりと明記している団体を通じて、海外ボランティアを申し込むようにしましょう。
また、海外ボランティアに行く際は、個人で海外旅行保険に加入するケースがほとんどです。
しかし、海外旅行保険以外にも、ボランティア団体側が提供する「旅行特別補償保険」をはじめとした補償保険サービスをしっかりと確認しておく必要があります。
不測の事態・事故に備えて、事前に問い合わせをしておきましょう。
そして、ボランティア先の現地スタッフについても、あらかじめ確認しておくことが大切です。
現地スタッフに日本人がいるかどうか・日本語が堪能なスタッフがいるかどうか、申し込み時点で団体に聞いておきましょう。
短期の海外ボランティア探しにオススメのサイト3選
海外ボランティアを探そうとインターネットで検索すると、いろいろな募集団体が出てきます。
いったいどこに申し込めばいいのか、安心できる団体なのかなど、迷ってしまう人もたくさん。
そこで、短期の海外ボランティア探しにおすすめの3つのサイトを紹介します。
どれも海外ボランティア募集が多く、安全性確保の取り組みをしている団体です。
早速、各団体の特徴について解説していきましょう。
NICE
(引用元:NICE)
海外・国内のボランティア活動を実施している、国際ボランティアNGO「NICE」。
NICEは、1990年に設立された団体で、国内外あわせて約90か国以上でボランティアを募集しています。
おもな活動分野は、環境・農業・福祉・教育・文化・開発。
学校や企業に向けたボランティアプログラムが多いため、大学生はもちろん、社会人も参加しやすいところが特徴です。
基本的にはワークキャンプ型で、合宿形式のボランティアとなります。
共同生活に抵抗がない人や、グループワークを通じて交流したい人は、NICEで海外ボランティアを探してみるといいでしょう。
activo
(引用元:activo)
「activo」は、国内最大級のNPO団体です。
小学生からシニア世代まで、年齢問わず参加できるボランティアが豊富にあります。
企業でのアルバイト形式でのボランティア募集もあるため、実践的なスキル・知識を身につけたい人におすすめの団体です。
現地で体当たりする活動というよりも、オフィスに出社してボランティアに通じる活動をするイメージです。
具体的には、日本のオフィスにいながら海外への寄付を募る活動や、海外ボランティアのPRを行うなどの活動となります。
間接的に海外ボランティアに関わる募集が多くあると捉えていいでしょう。
activoでの活動は、将来海外ボランティア団体で活動したい人にとって、下積み経験を重ねるために貴重な機会となるはずです。
ぼらぷら
(引用元:ぼらぷら)
「ぼらぷら(ボランティアプラットフォーム)」は、国内最大級の海外ボランティア派遣NGO団体です。
海外が初めての人や、ボランティア経験がない人をサポートしてくれる仕組みが整っています。
なかでも注目したいのが、補償保険の手厚さです。
ぼらぷらでは、旅行特別補償保険・旅行事故対策費用保険・旅行業者賠償責任保険・緊急重大事故支援システムといった保険に加入しています。
これらの保険は、海外ボランティアする上で加入しておくと安心なもの。
また、現地にぼらぷらスタッフが派遣されています。
ボランティア先で引率となるガイドも、日本語が堪能な人がほとんど。
安全性を確保した上で、ボランティアに参加したいという人は、ぼらぷらを通じて探してみるといいでしょう。
まとめ:自分にあう短期海外ボランティアを見つけよう!
短期の海外ボランティアに参加したい人へ向けて、海外ボランティアの特徴をはじめ、安心してボランティアに参加するためのポイント・ボランティア探しにおすすめのサイトを紹介しました。
海外ボランティアには、短期から長期まで様々あります。
しかし、まとまった休みがとれないため、ためらっている人も多いでしょう。
初心者にとっては、ボランティア初参加にあたりハードルの高さを感じるかもしれません。
そこで活用したいのが、短期の海外ボランティア。
最短2日から参加でき、週末や連休を使って、海外ボランティアを体験できます。
海外ボランティアは、価値観を変えるような貴重な経験となることがたくさん。
人生の可能性を広げるためにも、短期の海外ボランティアを検討してみるといいでしょう。
海外ボランティアとなると、英語ができると活動の幅が増えます。
英語力を効率的に身につけるためには、HLCAがおすすめです。
HLCAの海外ボランティアを通じて、医療英語についても学ぶことができます。
海外ボランティアに興味がある人はもちろん、医療・看護のボランティアをしたい人は、お気軽にお問い合わせください。