短期で海外ボランティア!募集サイトやオンラインのボランティアについて解説

HLCA BLOG編集部
公開日:2020.11.30
更新日:2025.06.28

海外へ行って何か挑戦してみたい、発展途上国に興味があるなど、様々な理由から人気を集める「海外ボランティア」。

近年、忙しい社会人や学生を対象に、数日間から参加できる短期のボランティアが増えてきています。

本記事では

「海外ボランティアをしてみたい!でも、仕事や学校で長期休みがとれない…。」

という人へ向けて、短期の海外ボランティアの特徴について解説します。

期間や種類とあわせて、ボランティア探しにおすすめのサイトも紹介しているので、ぜひご覧ください。

さらに、オンラインでのボランティア活動、国際交流イベントも開催されています。

気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

短期の海外ボランティアに参加する魅力

短期の海外ボランティアの魅力は、大きく2つあります。

1つ目は、数日間から参加できるところです。

活動期間が1週間程度のボランティアをはじめ、2~3日間のものまで増えていてます。

まとまった休みがとりづらい社会人でも、週末や連休を活用して参加できるようになりました。

2つ目の魅力は、低コストで参加できるところです。

短期の海外ボランティアは、長期に比べると参加費用が安め

そのため、お金に余裕がない大学生でも気軽に参加できます。

海外ボランティアってどんなことをするの?

海外ボランティアと聞いても、正直何をするのかわからないという人も多いでしょう。

「貧しい子どもたちへの支援」といったイメージが、漠然とあるくらいかもしれません。

海外ボランティアの活動範囲は幅広く、活動先となる国もたくさんあります。

そこで、海外ボランティアはいったいどのような活動をするのかジャンルごとに解説します。

ボランティア活動先となる国についても紹介しているので、ぜひご覧ください。

海外ボランティアの活動内容

海外ボランティアの活動内容は幅広く、支援対象も人・動物など様々です。

具体的な活動内容の例として、以下があります。

  1. 発展途上国での衣食住支援を目的としたボランティア
  2. 自然災害の被災地で支援活動をするボランティア
  3. 高齢者や障がい者を対象とした介護ボランティア
  4. 子どもたちの世話をするチャイルドケア
  5. 動物保護ボランティア
  6. 環境保護ボランティア
  7. 語学や文化を教える講師ボランティア

上記をはじめとした海外ボランティア活動を経験することで、価値観がガラリと変わる人がたくさんいます。

日本の学校や会社にいるだけでは体験することができない、貴重な経験ができるはずです。

活動先は世界各地に広がっている

海外ボランティアの活動先となる国は、東南アジアやアフリカが多いです。

東南アジアやアフリカのボランティアは、おもに支援を目的とした活動が占めています。

医療分野の支援はもちろん、教育、開発、自然保護などの分野で、募集が豊富なところが特徴です。

ヨーロッパやアメリカでもボランティア活動は行われていて、ベビーシッターや語学・文化系講師の募集が目立ちます。

海外ボランティアというと発展途上国というイメージがありますが、実は世界各地に活動先が広がっているのです。

オンラインの海外ボランティアとは?

オンラインの海外ボランティアの1番の特徴は、時間とお金が節約できること。

オンラインであってもディスカッションなどを通して現地の人と交流できるので「国際交流をしたいけど金銭的に諦めていた」という方にもぴったりです。

また「オンラインツール」を使うことを通して、オンラインでのコミュニケーションが学べるのもメリットです。

オンラインボランティアの経験は、オンラインを駆使して働く次世代の、あらゆる可能性を増やしてくれることは間違いありません。

「現地に行けないから海外ボランティアは諦める」のではなく、視野を広げて現時点で1番興味のあるボランティアにチャレンジしてみましょう。

短期の海外ボランティアの選び方

海外ボランティアの活動内容は多岐にわたり、活動先となる国も様々です。

満足いくボランティア活動をする上で大切なのが、自分に合う海外ボランティアを見極めること。

そこでおさえておきたいのが、海外ボランティア選びのポイントです。

いったいどのようなポイントなのか解説するので、海外ボランティア選びで悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてください。

自分がしたい活動は何か

海外ボランティアを選ぶ際は、自分がしたい活動は何かしっかりと見極めておきましょう。

たとえば、発展途上国で子どもたちの支援活動をしたい。

ヨーロッパで暮らしながら、誰かの生活を助ける活動をしたい。

このように、自分が海外ボランティアを通じて挑戦したいこと・興味があることを改めて考えてみましょう。

海外ボランティアに参加してよかったと思えるように、自分の気持ちを事前に確認しておくことが大切です。

語学力や資格などのスキルが必要かどうか

海外ボランティア募集の条件を見てみると、英語をはじめとした語学力や、資格・スキルが求められるケースがあります。

自分が参加したいと思う海外ボランティアの募集内容をよく見て、資格・スキルの有無を確認するようにしましょう。

語学力に自信がない人や、指定のスキルがないという人には、短期の海外ボランティアがおすすめです。

短期ボランティアの場合だと、語学力や特別なスキルがなくても、気軽に参加できる募集がたくさん。

数日間から参加できる超短期の海外ボランティアもあります。

将来長期の海外ボランティアに参加したい人にとっても、短期の海外ボランティアは貴重なステップとなるでしょう。

海外ボランティアの種類は大きく2つある

海外ボランティアは、大きく2つの種類にわかれています。

1つ目は、現地の状況を学ぶことを目的とする「スタディツアー」。

2つ目は、本格的な支援活動を目的とする「ボランティアプログラム」です。

ここでは、スタディツアーとボランティアプログラムの特徴について、具体例とあわせて紹介します。

スタディツアー

海外ボランティアのひとつ、「スタディツアー」。

スタディツアーとは、名前からわかるとおり「学ぶ」ことを目的としています。

期間は短期であることが多いため、ちょっとした旅行感覚で参加する人もいるのが特徴です。

現地の様子を視察するほか、現地の人との交流を通じたボランティア活動を行います。

現地のホテルに泊まって、日中はガイドとともに施設訪問をしたり、ワークショップ体験をしたりなど、気軽に参加できるものがたくさん。

行き先となる国は、NGO・NPO団体が活動をしている発展途上国であることが多いです。

スタディツアーは、海外のリアルな状況を知るためのきっかけづくりにピッタリといえます。

ボランティアプログラム

「ボランティアプログラム」とは、スタディツアーと違って、学ぶことよりも支援活動をすることを目的としています。

活動先は、発展途上国をはじめ、ヨーロッパ・アメリカなど様々です。

実際に現地へ足を運び、現地スタッフとともに、ボランティアを通じた支援・貢献活動を行います。

活動ジャンルは、以下です。

  1. 教育、文化交流
  2. 医療、看護
  3. 給食、衛生
  4. 保育、人権運動
  5. 土地開発など

過去の海外ボランティア経験や、資格やスキルが求められる場合もあります。

そのため、まずはスタディツアーに参加して現地の様子を見て、ボランティアプログラムに挑戦するという流れがおすすめです。

短期の海外ボランティアの期間・時期

海外ボランティアは、短期から長期まで様々な期間があります。

なかでも、ここ最近ふえているのが、数日から参加できる超短期の海外ボランティアです。

超短期の海外ボランティアの期間は、2~6日間などと短いため、まとまった休みがとりづらい社会人・大学生から人気を集めています。

短期だと最短2日から参加できる

海外ボランティアの期間は、大きくわけて3つあります。

  1. 短期:2~14日
  2. 中期:3週間~2か月
  3. 長期:3か月~2年ほど

短期のなかでも、2~6日間の海外ボランティアは超短期と呼ばれています。

週末の休みを活用して参加できるため、忙しい社会人・大学生でも参加しやすいです。

短期の海外ボランティアだと、ワークキャンプという合宿形式で行われることがほとんど。

住まいや食事をともにしながら生活するため、ボランティア仲間との絆を深めることができるでしょう。

長期休みがなかなかとれないという人は、ぜひ超短期の海外ボランティアを検討してみてください。

春休み・夏休みシーズンがピーク

短期の海外ボランティアは、春休み・夏休みの長期休みを活用して参加する人が多く、あわせてボランティア募集も増えます。

いろんなボランティアを見て選びたいという人は、春休み・夏休みのボランティア募集をチェックしてみるといいでしょう。

また、海外ボランティアに興味がある人との繋がりをつくろうとしても、なかなか出会いがないというケースもたくさんあります。

ボランティア参加者が増えるピーク時を狙うことにより、同じ志をもつ仲間をつくることができるはずです。

安心して参加できる海外ボランティアを見極めるポイント

海外ボランティアに参加したいけれど、安全性が気になるという人もいるでしょう。

海外ボランティアの活動先は、発展途上国が多く、治安があまり良くないとされる地域もあります。

そこで大切なのが、安心して参加できる海外ボランティアを見極めることです。

安全性を見極めるポイントは、大きく3つあります。

  1. 信頼できるボランティア実施団体かどうか
  2. 補償保険の状況
  3. 現地担当者に日本人がいるかどうか

ボランティアを募集している団体はたくさんあります。

歴史ある有名な団体や、安全性についてしっかりと明記している団体を通じて、海外ボランティアを申し込むようにしましょう。

また、海外ボランティアに行く際は、個人で海外旅行保険に加入するケースがほとんどです。

しかし、海外旅行保険以外にも、ボランティア団体側が提供する「旅行特別補償保険」をはじめとした補償保険サービスをしっかりと確認しておく必要があります。

不測の事態・事故に備えて、事前に問い合わせをしておきましょう。

そして、ボランティア先の現地スタッフについても、あらかじめ確認しておくことが大切です。

現地スタッフに日本人がいるかどうか・日本語が堪能なスタッフがいるかどうか、申し込み時点で団体に聞いておきましょう。

短期の海外ボランティア探しにおすすめのサイト4選

海外ボランティアを探そうとインターネットで検索すると、いろいろな募集団体が出てきます。

いったいどこに申し込めばいいのか、安心できる団体なのかなど、迷ってしまうでしょう。

そこで、短期の海外ボランティア探しにおすすめの3つのサイトを紹介します。

どれも海外ボランティア募集が多く、安全性確保の取り組みをしている団体です。

NICE

(引用元:NICE

海外・国内のボランティア活動を実施している、国際ボランティアNGO「NICE」。

NICEは、1990年に設立された団体で、国内外あわせて約90か国以上でボランティアを募集しています。

おもな活動分野は、環境・農業・福祉・教育・文化・開発。

学校や企業に向けたボランティアプログラムが多いため、大学生はもちろん、社会人も参加しやすいところが特徴です。

基本的にはワークキャンプ型で、合宿形式のボランティアとなります。

共同生活に抵抗がない人や、グループワークを通じて交流したい人は、NICEで海外ボランティアを探してみるといいでしょう。

NICEの海外ボランティア

アジアだけでなく、ヨーロッパ、アフリカなどでの活動があります。

種類が多いので、ご自身の興味に応じてプログラムを選ぶことが可能です。

NICEのオンラインボランティア

アジアの国際理解や自然環境保護に携わるボランティアがあります。

参加人数に制限があり、個々の交流も重視しているようです。

現地とオンラインで繋ぎながら、一緒に料理などを作る試みもあります。

詳細はNICE公式ホームページをご覧ください。

activo

(引用元:activo

「activo」は、国内最大級のNPO団体であり、ボランティアのプラットフォームです。

小学生からシニア世代まで、年齢問わず参加できるボランティアが豊富にあります。

企業でのアルバイト形式でのボランティア募集もあるため、実践的なスキル・知識を身につけたい人におすすめの団体です。

現地で体当たりする活動というよりも、オフィスに出社してボランティアに通じる活動をするイメージです。

具体的には、日本のオフィスにいながら海外への寄付を募る活動や、海外ボランティアのPRを行うなどの活動となります。

間接的に海外ボランティアに関わる募集が多くあると捉えていいでしょう。

activoでの活動は、将来海外ボランティア団体で活動したい人にとって、下積み経験を重ねるために貴重な機会となるはずです。

オンラインだけでなく、現地に渡航するボランティアもあります。

activoの海外ボランティア

貧困に苦しむフィリピンのスラムの子どもたちとNGOの支援活動、カンボジアの子どもたちとの交流などがあります。

activoのオンラインボランティア

アジアの子どもたちへの日本語教育、アフリカの文化理解、フィリピンの青少年とSDGs議論(英語)などがあります。

団体や時期によって募集条件が変わるので、ホームページで検索するのがおすすめです。

activo公式ホームページで「オンライン」と入力の上、検索してみてください。

ぼらぷら

(引用元:ぼらぷら

「ぼらぷら(ボランティアプラットフォーム)」は、国内最大級の海外ボランティア派遣NGO団体です。

海外が初めての人や、ボランティア経験がない人をサポートしてくれる仕組みが整っています。

なかでも注目したいのが、補償保険の手厚さです。

ぼらぷらでは、旅行特別補償保険・旅行事故対策費用保険・旅行業者賠償責任保険・緊急重大事故支援システムといった保険に加入しています。

これらの保険は、海外ボランティアする上で加入しておくと安心なもの。

また、現地にぼらぷらスタッフが派遣されています。

ボランティア先で引率となるガイドも、日本語が堪能な人がほとんど。

安全性を確保した上で、ボランティアに参加したいという人は、ぼらぷらを通じて探してみるといいでしょう。

ぼらぷらの海外ボランティア

カンボジアの日本語・英語教育×村ステイ、オーストラリア幼稚園ボランティアなどがあります。

ぼらぷらのオンラインボランティア

ぼらぷらのオンラインボランティアの特徴は、SDGsを総合的に推進していること。

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は、2015年9月の国連サミットで採決された、次世代を担う世代に欠かせないテーマです。

オンラインボランティアで海外のつながりを持ちながらSDGsを学ぶことで、これからの環境や貧困、差別などの問題を学ぶ手がかりになるでしょう。

日本語のみならず、英語版もあるようです。

英語力に自信をつけて、ぜひ英語版オンラインボランティアにチャレンジしてみていかがでしょうか。

詳しくはぼらぶら公式ホームページをご覧ください。

タイガーモブ

タイガーモブは、急成長するアジア新興国を中心に、アフリカ、南米、中東等世界各国でのインターン先を提供している会社です。

2016年に創立された新しい会社で、世界を牽引するリーダーを育成するため、35の国のビジネスインターンシップを提供しています。

タイガーモブのオンラインインターンシップ

自宅から参加できるオンライン海外インターンの募集があります。

アジアだけでなく、欧州、オセアニア方面に関するインターンにも挑戦できるので、興味のある方はタイガーモブを覗いてみてください。

HLCAも繋がりのあるおすすめの海外ボランティア団体

最後におまけとして、HLCAとつながりのあるおすすめのボランティア団体をご紹介します。

ジャパンハート

NGO団体であるジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」をモットーに、国内・海外問わず、全ての人に医療を届ける活動を行っています。

医療的な支援を行いたいという方はぜひ公式ホームページよりボランティアに参加してみてはいかがでしょうか?

ジャパンハートのホームページ

SLPC

SLPCはフィリピン・セブ島にて活動するボランディア団体で、毎週土曜日にセブ市内のスラム街にて炊き出しを行っています。

費用は500ペソ(寄付)にて参加が可能なので、興味のある方は是非参加してみてください!

SLPCのホームページ

まとめ:自分にあう短期海外ボランティアを見つけよう!

短期の海外ボランティアに参加したい人へ向けて、海外ボランティアの特徴をはじめ、安心してボランティアに参加するためのポイント・ボランティア探しにおすすめのサイトを紹介しました。

海外ボランティアには、短期から長期まで様々あります。

しかし、まとまった休みがとれないため、ためらっている人も多いでしょう。

初心者にとっては、ボランティア初参加にあたりハードルの高さを感じるかもしれません。

そこで活用したいのが、短期の海外ボランティア。

最短2日から参加でき、週末や連休を使って、海外ボランティアを体験できます。

海外ボランティアは、価値観を変えるような貴重な経験となることがたくさん。

人生の可能性を広げるためにも、短期の海外ボランティアを検討してみるといいでしょう。

海外ボランティアでは、英語ができると活動の幅が増えます。

特にオンラインは相手と話すタイミングやボディーランゲージに制限のある分、英語ができるかどうかで満足度も変わります。

英語を効率的に身につけるためには、医療英語学校HLCAのオンラインレッスンがおすすめです。

HLCAのオンラインレッスンで医療英語について学ぶことができます。

さらに、英語で医療を語りながら、フィリピンの医療背景、文化、宗教について知れるのも魅力です。

海外ボランティアに興味がある人はもちろん、医療・看護のボランティアをしたい人は、お気軽にお問い合わせください。

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