英語が苦手だった薬剤師がHLCAで“話せる自分”になった理由【大学病院近く調剤薬局・Norikoさん28歳】

miku
公開日:2025.12.02
更新日:2025.12.02
英語で服薬指導を行う日本人薬剤師のイメージ

*この記事の要約*

英語完全初心者の調剤薬局看護師NorikoさんのHLCAでの医療英語の習得までの体験談です。

実際に悩んだポイントや、継続のために行ったことなども紹介しています。

はじめに|忙しい調剤薬局薬剤師が医療英語を習得したNorikoさんの体験談

今回は、大学病院近くの都心エリアの調剤薬局で勤務する薬剤師 Norikoさん(29歳/仮名) にインタビューしました。

中学英語すら不安だったというNorikoさんは、医療英会話スクールのHLCAに出会ったことで、薬剤師として英語を使って話せるようになりました。

翻訳機に頼らず、英語で患者説明をしてみたいと思っていらっしゃる薬剤師の方には、参考になる記事です。

ぜひ最後までお読みください。

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1. 薬剤師キャリアと医療英語への不安|Norikoさんのプロフィール

英語で服薬指導を行う日本人薬剤師のイメージ

――Norikoさん、まずは簡単に自己紹介をお願いします!

Norikoさん:

大学病院のすぐ近く、都心の調剤薬局で勤務しています。

薬剤師としては 5年目なので“新人と中堅の間” くらいの立ち位置です。

私の薬局は外国人患者さんが増えてきました。

“都心” なのでそもそもの患者人口が多く、さらに“大学病院近く” という立地で、常に処方箋を持った患者さんが押し寄せている状態です。

その中の外国人患者さんの割合も増えてきたという実感があります。

薬局における外国人患者さん増加の実態と医療英語英語の必要性

――外国人患者さん、たしかに薬局でも増えましたよね…!

Norikoさん:

そうなんです。

観光や就労などで都心に来ている患者さん
大学病院で治療しながら近くの薬局に通院する患者さん
・日本語はなんとなく分かるけど薬や食事の話は全く分からない

という方も多いです。

症状は風邪薬や睡眠薬の説明が多かったです。

私は一般英語も“中学レベルで止まっていた”ので、医療者としての質問は分かっても、患者さんに噛み砕いて英語で説明する力がなかったんです。

“危険な薬で併用可否を確認しないといけない” 場面で翻訳機に頼るしかない現状が、すごく怖かったです。

2. 医療英語のHLCAに出会った理由|「なりたい自分」の姿がイメージで来た

――英語学習、最初は“憧れ”だったと聞きました!

Norikoさん:

そうなんです!

もちろん、日々忙しい中で外国人患者さんの英語対応がままならない状況に不安がありました。

ある日、患者さんが私に向けて言ったひとことが翻訳機を通しても理解できないという経験をしました。

その時対応してくれたのが、英語で説明も確認もスムーズにこなす職場の3年先輩の薬剤師さん でした。

白衣を着たまま、患者さんの不安をくみ取り、かみ砕いた説明を英語でサラッと言っていて。

それを横で見て、『なんてかっこいいんだろう…!』 って思ったんです。

“自分もああなりたい”と思っていたところ、インスタでたまたまHLCAを見つけました。

3.医療英語のHLCAで無料カウンセリングを受けて決まった医療英語の学習決意

医療英語のスクールの無料カウンセリングのイメージ

――実際に医療英語のプランに申し込む直前の心境はどんな感じでしたか?

Norikoさん:

最後の英語学習は10年前、つまり高校生・・・

それから患者さんに英語で説明したことなんてない。

できる先輩と比べると勉強が早すぎる気がして怖かったけど、カウンセリングで話してみたら、怖さよりも “できる未来の自分” を考えること、「今できることに全力で向き合うこと」の大切さを実感しました。

学びのロードマップを見せてもらえた

――実際にカウンセラーと話してみてどうでしたか?

Norikoさん:

実際に自分が職場で医療英語を使う場面で困っていることや、英語のレベルの話にも丁寧に耳を傾けてくれました。

その中で自分と同じような境遇の人がHLCAでどのようにサポートを受けながら英語を習得しているのか、挫折しないためにどのような工夫ができるのかということを詳しく教えてくれて安心できた

4. 実際に医療英語(薬剤師英語)を学んでみての感想

医療英語の学習に詳しい、かつ文法に強い日本人コーチのサポートが医療英語習得の助けに

――最初の3か月、教えてください!

私は日本人の講師のサポートが受けられる「コーチングプレミアム」というプランを契約しました。

追加でお金はかかりますが、「基礎を固めて挫折を防ぐ」ためには必要な投資だと思ったからです。

「最初の3か月はコーチング期間として基礎固めに集中しました。文法力→発話力の育成がなにより優先でした。」

職場ですぐに使えそうな簡単な文章を徹底して叩き込むことで文法の基礎の復習になりました。

Let me hear your symptoms. (あなたの症状を私に聞かせてください。)

こういった例文がテキストに出てきたときに、今日覚えたら明日から使える!と思えることで記憶にも定着しやすかったです。

――講師とコーチはどう使い分けしていましたか?

Norikoさん:
フィリピン人講師とは実践ロールプレイを中心に。
コーチは、私の英語の“つまずきの原因=文法の型” を直してくれました。

自分がどこでつまづいていて、どうすれば英語が伸びるのかということを日本語で説明してもらえたのがすごく良かったです。

コーチングが終わってからはフィリピン人講師との英語のみで行う医療英語の授業に移行したのですが、

コーチングでの基礎固めと学習の習慣作りがあったからこそ、スムーズにレッスンを継続できたのだと思っています。

医療英語のコーチングを3か月間受けたうえで感じた変化

3か月という短いながらも密な時間を過ごして英語力はどう変わりましたか?

たった3か月でも

・疾患名はわからなくても “患者説明に必要な英語の型” が出る

・患者さんの言ったことが分からなかったときに聞き返すフレーズの型が出る

このような変化がありました。

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5. 実際に医療英語のレッスンを受けていく中で感じた英語の伸び

――発話がラクになった時期ってどの辺でしたか?

Norikoさん:
実際にフィリピン人講師との50分のレッスンに移行して2か月くらいたったタイミングでした。

英語だけでlessonを受けるのは初めてだったので最初は本当に毎回頭を使いまくってくたくた・・・

レッスンの裏で翻訳機を使いながら、質問を考えることもありました。

ですが、2か月くらい経ったころに、よく使うフレーズや「ちょっと待ってください」といった会話をつなぐフレーズが口から出やすくなってきたのを感じました。

心が動いた医療英語のレッスンについて

――実際に受けたレッスンの中で特に役に立ったと感じたのはどんなレッスンですか?

どのレッスンも今の薬剤師としての仕事に直結しているのですが、
その中でも特に大きかったのは “服薬指導” と “睡眠薬説明” のレッスンです。

まず“服薬指導”のレッスンは、
ただ薬の説明を練習するというよりも、患者さんに安全に薬を渡すための“情報収集の型”が身についたこと が大きかったです。

既往歴、アレルギー、普段飲んでいる薬、生活習慣——これらは日本語でも大切ですが、英語になるとどういったらいいのかが分からなかったです。

HLCAではその基礎をロールプレイで何度も練習できたので、自然に英語で『患者さんの背景をしっかり聞き出せる型』 が身につきました。

そして“睡眠薬”の教材について。

睡眠薬は作用が多様で、種類によって副作用も違って、説明を誤るとリスクの高い薬じゃないですか。

日本語でも慎重になる薬ですが、英語で説明するとなると急にハードルが上がる領域でした。

HLCAには睡眠薬に特化した教材があって、作用・副作用の説明だけでなく、「患者さんが本当に理解しているのか」「生活背景に合わせて説明できているか」というところまで踏み込んで練習できました。

しかも私の担当講師は看護師のバックグラウンドがある先生で、医療現場の感覚が近いので、“実際に私が困ったケース” をそのまま相談できた のもすごく助かりました。

『こういう患者さんの時、なんて聞いたらいい?』というような、現場ならではの悩みを英語で一緒に考えてくれるんです。

ロールプレイの教材も本当に多くて、どのテキストも“実際の薬局の場面”がイメージしやすく、
そのまま明日の服薬指導で使えるレベル だったのがHLCAの魅力だと思います。

予約システムを知って学習継続のイメージが湧いた

――予約のしやすさはどうでしたか?

Norikoさん:

しやすかったです!

勤務と両立できるか心配でしたが、

フィリピンの祝日以外ほぼ毎日10:00〜23:00開始レッスンが予約できること、2か月前から先のコマも押さえられたことから継続がしやすかったです。

私は、
『残業が少ない曜日の仕事終わり × 予約は1か月前から確保 × 週2〜3コマ固定』

というリズムを継続のためにルールにしていました。

忙しいからこそ“当日・前日予約OK”の柔軟さもうまく使いながら“予定で英語の学習時間を先にブロックする” って感覚が刺さりました。

6. 1.5年間での変化|“翻訳機なしで英語で服薬指導が完結できる自分” へ

――この1年半、振り返って率直にどうでしたか?

Norikoさん:
最初は“Hello”と“Yes/No”だけで必死だった私が、 今は患者さんへ英語で説明→確認→質問返しまで一人で完結できるようになりました。

続ける前は、“毎日がこんなに忙しくて英語なんて無理だった”と思っていたのですが、最初にコーチと学習の型と不安の理由を気づかせてもらったことで、一気に学びのギアが回り始めました。

その変化の過程で、特に手応えを感じた節目は?

――その象徴シーン、詳しく聞かせてください!

Norikoさん:

大学病院から風邪薬を処方されたイギリス出身の30代女性患者さんから『この薬、普段飲んでいる片頭痛の薬と一緒に飲んでいい?』と言われました。

以前の私は“翻訳機で聞いて、翻訳機で返す”くらいしかできなかったのですが、この日はすぐに口から英語が出ました。

“Actually, it’s safe to take together, but if you feel nausea or unusual symptoms, stop it and contact us.”
“May I know the name of your migraine medication just to double-check?”

(実際には併用しても問題ありませんが、もし吐き気やいつもと違う症状が出た場合は、服用を中止してすぐにご連絡ください。)

と、ただ説明するだけでなく“確認の1往復”まで自然にできたんです。

このとき、“英語がただの知識ではなく、医療提供の土台になった”と強く実感できました。

7. 医療英語HLCAの価値|薬剤師が安心して発話改善できる理由

英語を勉強している手元

――HLCAでの学び、どこが特に役に立ったのでしょう?

Norikoさん:

“実践ロールプレイ”です

HLCAの講師は多くが医療従事者バックグラウンドを持ち、質問の理解、患者の不安ポイントの洗い出し、薬の説明の優先順位など“医療現場のリアル”が前提の指導なんです。

だから「話が早い」「質問への背景理解が的確」という期待感がまずあります。

8. 変化が職場に与えた影響|“英語対応が任される存在に一歩”

Norikoさん:

1年半経った今は、職場のみんなから“英語ならNorikoさんに聞こう!”と思ってもらえる存在に変わっていました。

大学病院近くの調剤薬局は患者さんが多すぎて服薬説明も業務もハードなのですが、私が英語の主担当として動けることで薬局全体の業務が回しやすくなりました。

実際、英語を使って処方せん内容を説明できるスタッフが増えたことで、業務の回転率が上がり、患者さんの不安も軽減 という成果が現場に生まれました。

――その変化で、金銭面の変化の話も出ていると聞きました!

Norikoさん:

はい。職場での英語対応が任されるようになり、英語手当の新設の話も上がっています。

自分の頑張りが職場が評価してくれていると思えたのはシンプルに嬉しかったですね。

新たに英語対応が求められる調剤薬局での活躍が評価されて、私自身、“次は英語で患者対応がもっと必要とされる薬局でのキャリアに進みたい”と思えるように変わりました。

9. Norikoさんから医療英語に興味がある薬剤師さんに伝えたいメッセージ

もし今“英語苦手だけど通訳・服薬説明できる存在になれる?”と気になってこの記事にたどりついている薬剤師さんがいたら、今がベストタイミングだと伝えたいです。

「今日が一番若い日」という言葉を聞いたことがあります。

人はいくらでもやりたいと思いながら先延ばしにすることができる中で、挑戦をした人だけが得られるキャリア・スキルがあると思っています。

私は思い立ったタイミングで初めて本当に良かったと思っています。

16. 医療英語を学んでみたい!そんな方はお気軽に無料カウンセリングへ

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この記事を書いた人
miku

看護師として企業勤務を経験後、インドへ。インドで生活をしながら英語を習得し、TOEIC860点に。現在は帰国し、HLCAスタッフとして、カウンセリングを担当するほか、WEBライターとして活動している。