4月9日(月)にH L C Aで行ったF i r s t – A i d – K i t(応急処置キット)に関するワークショップの様子をご紹介します。
当日は、H L C Aの生徒様だけでなく生徒様のお母さんも参加してくださり、計6名の参加者が応急処置キットについて学びました。
今回講師を担当していただいたのは、REAVO CEBU CHAPTER(以下:REAVO)の皆さんです。
REAVOは医療従事者や慈善活動に関心のある方々が所属している地元セブの救護ボランティア団体です。
H L C Aでは以前からREAVOの救護ボランティアに参加させていただいておりまして、今回はその御縁もあり、協力してワークショップを開催することが出来ました。
ワークショップには3名のスタッフにお越しいただきました。
お忙しいところありがとうございます!
講義ではまず、普段の活動で持ち歩いている救護かばんの中身について説明していただきました。
救護活動では一刻も早く患者のもとへ行かなければならないので、救護かばんは小さいのものにしているそうです。
かばんはそれほど大きくないのですが、ぎっしりと中身が詰まっていて次から次へと応急処置用具が出てきます。
医療に従事したことのない私でも見たことがある、炎症止めの塗り薬、シップ、ばんそうこう、消毒液、包帯などに加え、専門的な救護用具も携帯しているようです。
専門的なものというと、例えば患者の呼吸を確保するために用いるOPA(oral patrangency airway) などがあります。
これは自立呼吸が困難な患者に用いるそうで、曲がっている外側を口の上部にくるように挿入して使うそうです。
OPAを挿入後、酸素マスクを患者の口に固定して呼吸を促すそうです。
OPAを口に挿入する際は、90度に傾けた状態で口へと差し込むそうです。
日本語の説明でもなかなか想像しにくいのですが、英語だと余計に難しいですね。
しかしJ o h nさんが参加者が理解しやすいように、実際にOPAを手に取り、動作と合わせて教えてくださいました。
このような応急処置キット以外にフィリピンの医療現場、緊急救命の状況についても教えて頂きました。
セブシティでは、マクタン島と合わせて主に7つの病院で救急患者の受け入れを行っているそうで、救急車の活動状態も20台程度だそうです。
さらにセブシティでは渋滞がひどく、救急患者を搬送するまで平均して30〜60分掛かるそうです。
そのことから、救急車が到着するまでの応急処置がいかに大切か説明してくださいました。
講義のあとは、REAVOの皆さんと一緒に昼食を頂きました。
講義中は質問出来なかったこともありましたが、この機会に色々と聞くことが出来ました。
H L C Aでは今後この活動を増やしていく予定です。
次回のワークショップ開催日時が決定したらFacebook、Twitterなどを通して参加者を募りたいと考えておりますで、ぜひご応募ください。
みなさんご参加いただきまして、ありがとうございました!
お疲れ様でした!