「看護留学での課外体験」フィリピンの保健センターで行われる避妊インプラントの施術とは?

HLCA BLOG編集部
公開日:2018.05.25
更新日:2020.02.18

みなさんこんにちは!語学学校ハルカのYumiです。

みなさんは<避妊パッチ>という言葉を聞いたことがありますか?

妊娠をコントロールするには、ピル、子宮内避妊器具(IUD)、避妊パッチなどがありますが、今回初めてフィリピンで避妊インプラントの施術を見る機会があったのでご紹介したいと思います。

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教育格差のあるフィリピンでは、貧困層において多産によるさらなる貧困という深刻な問題が起こっていますが、カトリックの教えによりこれまでbirth controlがご法度とされて来ました。

しかし新政権の影響もありついにフィリピンの保健省が立ち上がり、適切な家族計画教育が始まりました。

その一環として今回<避妊インプラント>の無料施術が各保健センターでスタートしました。

ここで使用されているものは上腕の内側に指先ほどの小さなインプラントを挿入することで3年間避妊できるものです。

 

 

通常は6,000p(約13,000円)の費用がかかり、貧困層のお母さん達は到底支払うことができません。

そこで保健省が無償で提供しているのです。

早速手順を見て行きましょう!

まずは上腕の内側のインプラントを入れる部分にマーキングします。

次にインプラントを挿入する部分に局所麻酔をします。

どこからか視線を感じるなと思ったら窓の向こうから女の子がガン見していました(^_^;)

挿入部分にドレープをかけてインプラント挿入機械の確認を行います。

そしていよいよインプラント挿入。

この機械は外科処置に利用されるステープラーによく似ていて、ピアッサーのようにグリップを握るとパチン!と皮膚に穴を開け、レバーを引くとスーッとインプラントが皮膚内に入っていきます。

局所麻酔をしているため、痛みの訴えはありませんでした。

インプラントが入ってる部分を触らせてもらいました!

小指の爪先くらいの大きさの平らなチップが触れました。外観だけではわからないと思います。

皮膚に数ミリの穴が空いていますが縫合はせず、バンドエイドを貼って包帯で圧迫止血をします。

その後、生活面での注意点(1週間は性行為はできない等)や傷の処置について説明し終了しました!

今回訪れたPung Ol Burangayの助産師さん、貴重な体験をありがとうございました!

ハルカでは定期的に現地の保健センターの訪問を行い、貧困層のお母さんたちへの保健指導や医療スタッフとの交流を行っています。

ハルカでどんな学びができるのかご興味のある方は、HPのカリキュラムページをご覧ください!

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