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留学リピーター率15% !? 2度HLCAに留学した薬剤師さんの体験談

  こんにちは、HLCAスタッフのレオナです。 留学リピート率15%のHLCAの留学体験談をご紹介させていただきます! 今回は国際的に活躍することを目的にHLCAに留学にきていただいた、 ナナさんの留学体験談をご紹介させていただきます。 ※ご自身で書き起こしいただいた内容をそのまま記載しております。 HLCAとの出会い 私がHLCAに興味をもったのは学生時代に海外ボランティアに参加し、『いつか国際協力に携わる薬剤師になる』という夢ができたことが私が留学を考え始めたきっかけでした。 夢を叶えるべく3年間薬局で働いた後、期待を胸に医療英語を学びにオーストラリアの学校へ留学しました。 しかし、実際に授業を受けてみると医療英語は週1回2時間のみ、かつ一般英語のクラスも半日のグループ授業で生徒同士でペアを組むことが多いため、先生と話せる機会が少なく文法や単語など間違っていた場合もあまり訂正されることはありませんでした。 そのため、もっとしっかりと一般英語や医療英語を学べる学校がないかと探し、見つけたのがHLCAでした。   HLCAでの学習 HLCAでの授業は1人1人の希望に合わせたカリキュラムで一般英語はもちろん、医療英語も100%マンツーマンで元看護師や医療関係者の先生達から学ぶことができました。 私が希望していた服薬指導のロールプレイなどもすぐに取り入れていただき、患者さんへの説明の仕方や副作用を説明する際にどのような言い回しであれば患者さんの不安を和らげられるかなど、まさに自分の学びたかったことを学ぶことができました。 また、生徒1人ずつにバディーティーチャーがつくのも心強いポイントでした。 学内外で行った英語でのプレゼンも、事前にポスターやスライド、原稿もしっかりチェックして練習させてくれたため、自信をもって行うことができました。その他にも、インターンのための英語面接も徹底的にサポートしてくれました。 もちろん、他にも困ったときに助けてくれるフレンドリーで頼れる先生達が沢山います。   ボランティア活動にも参加! 学外活動ではメディカルミッションとして刑務所でのワクチン接種や割礼に同行させていただいたり、週末ボランティアでは離島やお墓に住む子供たちに保健衛生に関するプレゼンを行わせていただくなど、とても貴重な経験をさせていただきました。 また、ボランティアを通してリゾート地以外のセブ島を知り、英語を学ぶだけでなく医療人として貧困がもたらす健康への影響など、日本ではあまり考える機会のない問題を考えるとても良いきっかけとなりました。 2回目の留学では主にインターンに行かせていただき、保健センターではローカルの無料提供の医療を、 ジャパニーズヘルプデスク(JHD)では現地医療スタッフと日本人患者さんをつなぐ医療通訳を、 セブドクターズホスピタルでは大学病院の薬剤部で薬剤師の仕事を実践的に学ばせていただきました。           インターン中は基本現地スタッフさん達と共に行動するため、常に英語漬けの環境で活きた医療英語や日本とフィリピンの薬や医療システムの違いついて学ぶことができました。 病院ではとってもフレンドリーな薬剤師さん達に恵まれ、市内観光や食事にも連れて行っていただき、現在でも薬剤師さんたちと連絡を取り合っています。   寮では可愛らしいハウスキーパーさんが掃除、洗濯、食事のお世話をしてくれるため、英語学習に集中することができました。 個人的には日本とは違う環境であっても毎日安心して美味しいご飯を食べられる、ということがとてもありがたかったです。 週末は夕食がないため、ハウスキーパーさんにお気に入りのフィリピン料理の作り方を教えてもらったり、生徒同士で地元の美味しいレストランを開拓したりしていました。 HLCAでは海外での活躍を目指す医療従事者の生徒さん(医師、看護師、検査技師、鍼灸師の方々や医療系の学生さんなど)が多いため、海外での経験やこれからの活動予定を聞くこともでき、とても刺激を受けました。 卒業後 また、卒業した後も連絡を取り合い、インターン後JHDに就職した方々やアフリカでのボランティアに参加した方々など、仲間が世界各国で活躍している知らせを聞くことがとても励みになっています。 その他にも少人数制でオーナーさんとの距離も近いため、セブを知り尽くしたオーナーさんからいろんな情報を教えていただいたり週末のアクティビティなどにも誘っていただけることや、医療✕英語の就職先を紹介していただけることもHLCAの魅力の1つだと思います。 私は現在、ケニアで短期医療活動に参加中ですが、HLCAでの留学を通して以前よりもずっと円滑に現地スタッフさん達とコミュニケーションが取れていることを実感し、自信を持てるようになりました。 帰国後もHLCAのオンライン授業などを活用して英語学習を継続し、目標とする世界で活躍できる薬剤師に近づいていきたいと思います。  

医療通訳についての情報まとめ。需要もどんどん増加中!

こんにちは!語学学校ハルカのReonaです! HLCAには、ジャパニーズヘルプデスク(JHD)インターンシッププログラムというコースがあります。 医療英語を実践的に使う貴重な経験ができるプログラムです。 ジャパニーズヘルプデスク(JHD)とは、海外の病院で日本人が安心して医療を受けられるようにサポートするデスクです。 このコースでは、実際にデスクへ行き現地のスタッフと共に患者さんのサポートを行うことができます。 JHDで働くスタッフは日本人の患者さんと現地の医療者のコミュニケーションのサポートをする、いわゆる医療通訳の役割を担っています。 セブだけではなく日本人が住むたくさんの地域、また日本国内でも医療通訳の需要は高まってきていますが、まだまだ日本では需要に供給が追い付いていない段階です。 今回はそんな医療通訳についてまとめてみました!   【目次】 1.医療通訳の役割とは 2.日本の医療通訳の実際と重要性 3.医療通訳士の試験について 4.医療通訳のこれから 5.HLCAのジャパニーズヘルプデスク(JHD)インターンシップコースとは? 6.まとめ   1.医療通訳の役割とは 医療通訳者の役割とは、 医療の場面において、異なる言語や文化を持つ医療従事者と外国人患者の間に入り、意思疎通を成立させることです。   医療通訳者は、文化的・社会的背景に違いのある外国人の患者さんと医療従事者の間にはいって、患者さんが医療者の話を理解し、自己決定ができるようにサポートする存在です。 そのため、言語の運用能力だけでなく、様々な文化や価値観の違いに対する知識や理解が必要で、高いスキルが求められます。   2.日本の医療通訳の実際と重要性 現在日本で医療通訳を行っている人は、ボランティアやNGOとして活動している人がほとんどです。 高いスキルと倫理観が求められる職業にも関わらず、無償もしくは交通費程度の報酬しか受け取っていないといいます。 現在日本に住む外国人は約250万人、1年間で訪日する外国人は2870万人となっており、日本にいる外国人は年々増加し続けています。 (日本政府観光局 https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/)   さらに、政府は訪日外国人の目標を平成32(2020)年に4千万人、42(2030)年に6千万人としています。 日本に住むまたは旅行に来る外国人を増やすことは、日本の少子高齢化・人口減少・地方過疎化を解決する一助ともなるため、政府は積極的に訪日外国人を増やそうとしているのです。 医療機関を受診する外国人、または地域に住む外国人は年々増加していますが医療機関も外国人を受け入れる意向があるのにも関わらず、人手不足のため十分な対応ができないという現状があります。 そんな中医療通訳の供給は需要に追い付いていない状態です。そしてますます需要が高まっていくことが予想されます。 また病院の中だけではなく、地域の保険分野でも医療通訳の役割は重要になっています。 ある保健センターでは、乳児の定期検診に医療通訳士を同席させたところ、受診率が大幅にアップしたとの報告があります。 地域で暮らす外国人にとって、言葉の壁がなくなるということは生活の質を向上させるために必要不可欠であるといえます。   3.医療通訳士の試験について   日本には、通訳案内士という日本を訪れる外国人観光客に対して日本の観光地や文化を案内したり、旅行中のサポートをする資格はありますが、現在のところ医療に特化した通訳の資格はありません。 医療通訳者のレベル認定の一つの有効な指標として 医学英語検定試験、通称「医英検」、もしくは国際医療英語認定試験(CBMS)を実施しています。 現在日本においては医療通訳の認定試験が存在しないため、あくまでレベル認定の指標の一つとして医学英語検定を利用するのも有効な手段です。 医英検については、過去のブログで詳しく説明しているので是非ご覧ください。 医療英語に特化した英検、医英検(日本医学英語検定試験)を徹底解説! また、海外においては カナダの医療通訳認定プログラム(Vanocouver Community Cllege:VCC)や オーストラリアにおける国家翻訳者認定機関(NAATI)による認定制度、 アメリカの医療通訳者トレーニングプログラムであるBridging the Gap(BTG)等があります。   4.医療通訳のこれから     医療通訳士に対する適正な報酬と身分を保証するための制度の整備と技術の向上を目的に、 2009年2月に医療通訳士協議会(Japan Association of Medical Interpreters:JAMI)が発足しました。 2011年7月には、「医療通訳士倫理規程」が公表され、守秘義務や公平性の確保などコミュニケーションを支援する専門職としての基盤が着々と出来上がりつつあります。 東京大・東京外語大学・大阪大学などで国際医療通訳講座が開かれており、また大学などの公的教育機関 のみならず、民間の通訳養成団体インタース クールでも、医療通訳養成講座や民間資格認定が行われるようになってきました。 また、厚生労働省も医療通訳育成カリキュラム基準を定めるなど、外国人患者の充実に乗り出しています。 (医療通訳育成カリキュラム:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/kijun.pdf) こうした流れは現在医療通訳士として活動している人も、これから目指す人にとって追い風になりそうです!   5.HLCAのJHD(ジャパニーズヘルプデスク)インターンシップコースとは? 医療通訳になるには、言語の運用能力だけでなく、様々な文化や価値観の違いに対する知識や理解、そして実践力が求められます。 そこで、おすすめなのがHLCAのジャパニーズヘルプデスク(JHD)インターンシップコースです! ジャパニーズヘルプデスク(JHD)とは、セブの主要病院に設置された日本人用の診察窓口・クリニックです。 セブに住む日本人が病気、ケガをした際にはここが診察の窓口となります。 勤務場所によって仕事の内容は変わりますが、基本は医師と患者様との間に入って簡単な医療通訳とカスタマーケアーを行います。(診察介助、処方薬説明、学校往診、入退院サポートなど) 医療通訳を目指したい方にピッタリのコースです。 学んだ英語を即実際の現場で使用でき、医療職の一員として働く経験は他校にない唯一のプログラムです。   6.まとめ ・医療通訳者の役割とは、医療の場面において、医療従事者と外国人患者の意思疎通を成立させること ・特別なスキルが必要だということもあって、需要に供給が追い付いていない現状がある ・医療通訳の国家資格は現在はなく、医学英語検定試験・国際医療英語認定試験などを利用できる ・各地で医療通訳育成についての基盤ができ始めている ・医療通訳になるための一歩を踏み出すにはジャパニーズヘルプデスク(JHD)インターンシップコースがおすすめ!!!   あまり広く認識されていない医療通訳ですが、これから需要が増えていくにつれ、制度も整っていくのではないでしょうか。   HLCAでは、医療通訳になるために必要な医療英語の知識を徹底的に身につけることができます。   医療通訳に興味のある方はぜひHLCAで医療英語を学んでみませんか?  

医療現場で使われている「医療器具の仕組み」第2弾です!!

2018/09/01   -HLCAの留学体験談

こんにちは!語学学校ハルカのReonaです!   前々回のブログでは、医療現場で使われている医療器具の仕組みについて、 体温計と聴診器についてまとめておりました。   今回は第2弾です!   仕組みを調べていくと、器具が開発されるまでの先人たちの苦労が分かります…。   体の中のことを、体を傷つけることなく知ろうとするのってとっても難しいのですね。   今回は、血圧計とパルスオキシメーターについて、開発までの歴史にも触れながらまとめてみました。 【目次】 1.最初に血圧を測ったのは馬?!血圧計の歴史 2.手動血圧計の仕組み 3.自動血圧計の仕組み 4.パルスオキシメーターの歴史 5.パルスオキシメーターの仕組み 6.おわりに   1.最初に血圧を測ったのは馬?!血圧計の仕組み   血圧測定を最初に試みたのはイギリスのヘイルズという牧師でした。   馬の頸動脈に真鍮のカテーテルを挿入し、アヒルの気管でつないだガラス管を直立させて動脈血がどこまで昇るのかを測定したそうです。     そもそも血圧とは心臓から流れる血液が血管を押す力のことで、人間の血圧の正常値はおおよそ120/80mmhgです。   血圧は心臓から頭の天辺まで血液を押し上げる力によって決まるため、馬の血圧200は、キリンは260mmhgと動物によって異なります。   当時の実験では、馬の血圧を測るために2.7mものガラス管が必要だったそうです。想像するとすごいですね。   しかし動脈を穿刺しての測定は現実的ではなく、その後イタリアの医師リバロッチがカフを利用して人の血圧を正確に計る方法を開発しました。   これが現在多く使用されている血圧計の原型となりました。 https://www.healthcare.omron.co.jp/product/hem/hem-7325t.html     2.手動血圧計の仕組み   一つはコロトコフ法です。手動血圧計に使われている原理です。これはコロトコフ音という血液が血管に当たる音を聴診して測定する方法です。そのため、血圧計と聴診器を使って測定します。   私が看護学生の時は、血管を水が流れているホースに例えて学んだ記憶があります。   ホースをぎゅっと握って圧迫すると、水は遮断されます。この時は何の音もしません。 そこから少しずつ手を緩めていくとあるときからホースの中に水が流れ始めます。 その時、狭いところを水が通るため、音がします。(ホースの場合は「ズズー」とか「ジャー」とかでしょうか) この時の圧が最高血圧(収縮期血圧)です。 手をもっとどんどん緩めていくと、最終的にはホースは元の太さに戻ります。 圧迫されていないホースでは水がスムーズに流れているので音はしません。 この時の圧が最低血圧(拡張期血圧)です。   血液を押し出すときの最も高い血圧が最高血圧(収縮期血圧)、拡張して血液の流れが緩やかなときの最も低い血圧が最低血圧(拡張期血圧)となります。   心臓の拍出量が増えたり、血管が固くなって血管の抵抗が大きくなったりすると、血圧は上がります。 血管の弾力性も血圧に関係し、動脈硬化が進むと、上の血圧は高くなり、下の血圧は低くなります   3.自動血圧計の仕組み   2つ目の方法が、オシロメトリック法です。   自動血圧計はこの原理を利用して測定しています。   ホースをで圧迫して水を遮断するのはコロトコフ法と同じですが、そのあと手を緩めていく過程でホースに生じる振動(脈波)を用いて血圧を測定します。 ホースを緩めていくと、ある時点で脈波が急激に大きくなります。脈波はその後急速に小さくなり、ある時点までいくと、あまり変化しなくなります。 脈波が急激に大きくなったときの圧を最高血圧(収縮期血圧)、変化がなくなるときの圧を最低血圧(拡張期血圧)とします。   オシロメトリック法では音を聞くのではなく、脈波の変化を検知して測定します。   腕に巻くカフ自体が圧力センサーとなっていて、脈波の変化を検知するそうです。   コロトコフ法は音で判断するため、騒がしいところでは測定できない、測定する人によって多少誤差が出やすいという欠点があります。   それと比較し、オシロメトリック法は一般の方が使用する際にも簡単で、誤差も少ないことから測定値の信頼性が高いものとなっています。   そのため家庭でも気軽に血圧が図れるものとして重宝されているのですね!   また注意書きに測定中に動いてはいけないと書いている理由も、脈波の変化が正しく検知できなくなってしまうからだと分かります。   4.パルスオキシメーターの歴史   パルスオキシメーターは、血管内の酸素飽和度を調べる装置です。 病院で指に洗濯ばさみのようなものを挟んで測定した経験がある方もいるかと思います。   肺から取り込まれた酸素は、赤血球に含まれるヘモグロビンと結合して全身に運ばれます 酸素飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して調べた値です。   実は血液の液体の成分は血漿と呼ばれる液体で、薄黄色をしています。 私たちの血が赤いのは、赤血球のなかのヘモグロビンが酸素と結びついて赤色になっているからなのです。 酸素と結びついていないヘモグロビンは黒っぽい色になります。   酸素飽和度を知るためには、酸素と結びついているヘモグロビンと、結びついていないヘモグロビンの割合を知らなければなりません。   当然皮膚の外からは見えないものですが、どうやって測定しているのでしょう。   まず、パルスオキシメータ―誕生までの歴史についてです。   パルスオキシメータ―誕生以前にも、 血を抜くことなく、連続的に酸素飽和度を測定するイヤーオキシメーターという機器 ...

医療英語の病名まとめてみました!【皮膚トラブル編】

こんにちは!語学学校ハルカインターンのReonaです! 今回は医療英語の病名とその内容を、【皮膚トラブル】に絞って書いていきたいと思います。 ハルカがあるここ、セブ島では汚染された水・や空気の影響と偏った食生活のため、皮膚トラブルを持つ人々を多く見かけます。 日本の5倍の紫外線が降り注いでいるにもかかわらず日常的には日焼け止めを使わない、 頑丈な皮膚を持つフィリピン人が悩む皮膚トラブルとは 一体なんでしょうか? ハルカの先生へのインタビューや実際に見かけた事例をもとに、 医療英語の病名を紹介していきます!     【目次】 1.Eczema:湿疹 2.Tinia versicolor: 癜風(でんぷう) 3.Ring warm:白癬 4.skin pimple:にきび 5.Skin boil:膿瘍・できもの 6.Derking spots 7.おわりに   1.Eczema:湿疹 フィリピンで圧倒的に多いのがこれ!Eczema:湿疹です。 湿疹が起こる原因としては、ハウスダスト・細菌・真菌・金属・食べ物・化学物質・薬剤などの外的要因と、 健康状態・精神的ストレスによる皮膚の免疫力低下、発汗・皮脂の分泌、アレルギーなどの内的要因があります。 フィリピンでは大量の排気ガスや清潔ではない水でのシャワーなどが原因で起こることが多いと考えられます。 Eczemaの症状 Dry, sensitive:乾燥して敏感になる肌 Red, inflamed:発赤・炎症 itching:かゆみ Rough skin:皮膚の荒れ Oozing or crusting:じくじく、痂皮(かさぶた) 対処法は、きれいな水で洗い、清潔に保つこと。 日本では塗り薬のステロイド治療薬(steroids)が使われたりしますが、 フィリピンでは「Fungisol」という 市販薬を塗るのが一般的のようです。   2.Tinia versicolor: 癜風(でんぷう) 次に多いのが、Tinia versicolour:癜風です。 日本語ですら聞き慣れないですね。 マラセチア属の癜風菌(Malassezia furfur)による皮膚感染症です。 症状 白や褐色、ピンク色の丸い班(Patches)が多発します。 発症者の大半は健康ですが、時折かゆみが現れたりすることもあるそうです。 高温多湿の環境で汗により菌が繁殖して発症するため、フィリピンではとても多くみられます。 癜風には「sulfur soap」 という硫黄の石鹸で洗い、そして再び「Fungisol」を塗る、というのがフィリピン風の対処法です。 「Fungisol」の信頼度はかなり高いようです。   (引用:さいとう皮膚科クリニックhttp://ww6.et.tiki.ne.jp/~ksaitof/versicolor.html)           3.Ring warm:白癬 Ring warm:白癬というと日本では水虫のイメージですが、体にもできます。 体にできる白癬を体部白癬と言いますが、これは皮膚のどこにでもでき、自分自身の別の皮膚にも、他人の皮膚にも簡単に感染して広がります。 これも、皮膚を清潔に保ってなかったり、白癬菌を持っている家族からもらってしまうことが原因です。 症状 Itchy:かゆみ Redness:発赤 scaly:うろこ状 cracked:ひび割れ A ring-shaped rash:輪状の発疹   フィリピンの人は家族や親戚と住んでいる人がほとんどなので、白癬菌を持っている人がいると、どんどん家族に移ってしまいます。 これを治すには、抗真菌薬(antifungal medicine)の外用または内服が必要です。   (引用:時事メディカル https://medical.jiji.com/medical/015-0091-01)   4.skin pimple: にきび にきびで悩むのは世界共通なんですね。 症状等は説明するまでもないかと思います。 にきびに悩むフィリピン人の同僚に、「チョコレートばかり食べずに野菜を食べて、夜は早く寝るといいよ。」と言うと 「え!そうなの?」と驚いていました。 その子を見ているとオイリーなものが大好きだし、チョコやクッキーなどの間食も多いので、 原因は明らかだと思うのですが、 そういった知識がないのは驚きでした。 ...

「看護留学でのボランティア」墓地スラム活動に参加しました!お墓に住む人々とは・・・?

2018/08/11   -セブ島情報

こんにちは!語学学校HLCAの高橋です。   今回は休日に参加した、お墓に住む人々へ配給と交流を行う活動に参加した時のことについて書いていきたいと思います。   学校があるITパークやリゾート地などを見ると、セブはとても発展しているように思えますが、一歩そこから外に出ると、発展途上国であることを再認識する全く違う景色が広がっています。   ストリートチルドレンや道端で生活している人がいる光景もそう珍しいものではありません。   特に、スラム街に住む人々の生活レベルはかなり低く、最低限の衣食住さえままならないことも多いのです。   HLCAでは、学校の掲示板にNGO団体などが主催するボランティアの活動が掲示されています。   セブの貧困の実際をもっと知りたいと思い、学校内に掲示されていたボランティアの募集要項を見て、炊き出しボランティアに参加してみました。   【目次】 1.NGO団体SLPCについて 2.いざ墓地スラムへ 3.ダンスとアクティビティ 4.お待ちかねのごはんの時間! 5.墓地スラムの現状とは 6.活動に参加して   1.NGO団体SLPCについて   参加したのはSLPC(Sustainable Livelihood Projects Cebu)というNGOが開催している配給プログラムです。 貧困地区やスラム街の子どもたちに、お腹いっぱいに食べさせてあげたい。そんな気持ちからスタートしたNGOボランティア団体だそうです。SLPCは貧困の子どもたちのための「食」、「教育」、「職」を確保することを大きな目標としています。   SLPCについてはこちらの公式HPをご覧ください。 →http://go-cebu.com/   SLPCは主に土曜日に配給プログラムを実施しており、留学生が増える夏休みシーズンはほぼ毎週行われています。   SLPCが開催している配給プログラムでは、ストリートチルドレン支援センターや山村集落、墓地などを活動地としています。毎週異なった地域で活動を行っており、今回私が参加したのは墓地スラムでの活動でした。   2.いざ墓地スラムへ   墓地スラムと聞いて、日本のお墓を想像してしまった私…。どうやってそこに住み生活しているんだろうと疑問に思いながら集合場所へ向かいました。   他の学校の生徒さんも参加されており、参加者は全部で20人ほどでした。   何チームかに分かれてNGO団体の方について歩いていくと…。   墓地の入り口がありました。   この墓地は中国の富裕層の人々が建てたもので、100年以上前からあるそうです。     道中出会う人々にカメラを向けると皆ポーズをとってくれます。     決まってますね! 周りを見渡すと、このようなお墓が並んでいます。   日本のお墓とはだいぶ違います。1つ1つが建物のようになっていて、その中に棺が入っています。   住んでいる建物に入らせてもらいました。この方はここに住んでいるお母さんで、とても気さくな方でした。     建物の中はこのようになっていて、キッチン・食事を食べるテーブルがありました。   かろうじて屋根はありますが、ほぼ屋外で日本の基準からすると清潔とはいえない状態でした。 トイレ・シャワーは共用のスペースがあり、そこを使っているそうです   グリーンマンゴーを剥いてごちそうしてもらいましたがこれがもう美味! 「なんでも聞いて!」「名前はなんて言うの?」と明るく話しかけてくれるお母さんで、 温かい気持ちになりました。   3.ダンスとアクティビティ   お墓を見ながらさらに中に入っていくと、ホールのような場所がありました。   そこにはたくさんの子供たちが!     10代のお姉さん、お兄さんたちを中心にダンスを披露してくれました!   画像だと少しわかりづらいのですが、皆振り付けをしっかりと覚えていて、 思わず一緒に踊ってしまいました。   その後アクティビティとして長縄をしました。 なかなか難しかったようでこどもたちは恥ずかしがって飛ぼうとしません。   上級生が率先して見本を見せていて、それにつられて少しずつ飛んでみる… という感じでした。   私もつられて飛んでいたので写真は撮れませんでしたが、上級生が全体を盛り上げようと 小さい子供たちをしっかりフォローしている姿が印象的でした。   4.お待ちかねのごはんの時間!   いよいよごはんの時間です。 本日のメニューはルンピアという春巻きと白米です! スタッフとボランティア参加者で協力して準備をしました。   四角いご飯が2つのっているお皿は兄弟、姉妹用です。   ご飯の前にお祈りをします。 ...

[セブ看護医療留学中に驚いた出来事]病院に行っても何もしないで帰る…?フィリピンの医療保険の現状について解説しました

2018/07/27   -セブ島情報

こんにちは!語学学校HLCAインターンの高橋です。   毎日暑いですが、体調を崩されていませんか?   セブ看護医療留学中の生徒さんが驚いた出来事 さて、当校の医療英語留学では、セブ医科大学付属病院へ病院見学実習に行くことができるオブザーバーシッププログラムを実施しており、今現在参加されている生徒さんがいます。   その生徒さんに、見学実習をしていて驚いたことは何ですか?という質問をしたところ、   「病気や怪我で病院に来ても、お金を払えないため治療を受けられない患者さんが度々いること。」   と言っていました。   そのような患者さんはもし何かあっても病院は責任をとれませんよ、という書類にサインをして帰るのです。   日本の病院では見ない光景だったため、とても驚いたそうです。   私もその話を聞いて驚いたと同時に、「フィリピンの医療保険制度はどうなっているのだろう。保険が適応されればそのようなことは起こらないのでは…?」という疑問がわいてきました。   そして恥ずかしながら、フィリピンの社会保障制度について詳しく知らなかったことに気が付きました。   フィリピンの社会保障制度には、大きく分けて「年金」と「医療保険制度」があります。 今回は、「医療保険制度」にフォーカスして、まとめていきたいと思います!     【目次】 1.フィリピンの医療背景について 2.フィリピンで多い病気とは? 3.フィリピンの医療保険制度について 4.フィリピンの病院のシステム 5.まとめ 1.フィリピンの医療背景について まず、フィリピンの医療的な背景について確認してみたいと思います。   イメージがしやすいように、日本とともにまとめてみました。(2015・2016年のデータを使用) (参考:世界銀行 Knoema ワールドデータアトラス)   フィリピンは出生数が死亡数を上回り続けており、人口増加率はここ数年で落ち着いてきたものの、周辺の国と比較すると人口増加率が高い国です。兄弟が5,6人いるのは普通で、知り合いのフィリピン人の方の中には9人兄弟、13人兄弟もいらっしゃいました。(!)   平均寿命が68歳ということもあり、65歳以上の人口の割合は日本と比較するとかなり低いです。   平均寿命、乳児死亡率(Infant Mortality Rate)、妊産婦死亡率(Maternal Mortality Ratio) 、及び5歳児未満死 亡率(Under-5 Mortality Rate)はいずれも改善傾向にあるとはいえ、近隣諸国と比較しても状況は 悪く、依然、改善の余地があると考えられています。   2.フィリピンで多い病気とは?   三大死因は、心疾患、血管系疾患、悪性新生物となっており、理由としては食生活が考えられます。   フィリピンの人々は、甘いものが大好きです。学校の講師の方がコーヒーを入れている時も、ブラックでは飲まず、砂糖とクリーマーを何杯も入れている光景を見かけます。   私はコーヒーよりも紅茶のほうが好きなのでよくお店でアイスティーを買うのですが、大抵すでにかなり甘く味付けされています。スパゲティや混ぜご飯のような料理も砂糖を入れるのが普通なので、フィリピンの人々は日ごろから過度な糖分を摂っていることが分かります。   加えて、塩分濃度が高い味付けと、高カロリーかつ栄養価が不十分な食生活の結果として、心臓病、癌や高血圧、糖尿病などの病気になりやすい人が増加しているといいます。   また、フィリピンの人々は、食べること自体が大好きです。当校があるITパークの中だけではなく、どこのショッピングセンターへ行っても、数えきれないほどの飲食店が並んでいます。   街角には屋台もたくさんあり、不衛生な屋台で売られている食べ物や飲み物は、下痢、A型肝炎、E型肝炎、コレラ、食中毒や腸チフスなどの感染症の原因になっています。     3.フィリピンの医療保険制度について   公的医療保険制度を運営しているのは、 フィリピン健康保険公社(Philippine Health Insurance Corporation(PHIC):フィルヘルス)です。フィルヘルスは年金制度を運営している組織と同様に、政府管轄下の機関です。   財源は、労使双方の負担による社会保険料(働いている人と、会社が半分ずつ負担しています)、投資活動による資産運用に加え、公的支出(保健省及び地方自治体)から成り立っています。   会社に勤めた時点で、働いている人の分の保険料は自動的に給料から引かれています。   基本的に、入院医療に係る費用(室料、食費、薬剤費、 検査費、診療料など)及び外来医療(薬剤費、検査費、診 療費、予防サービス、救急・移送サービスなど)に対して保険料が支払われます。   (引用:厚生労働省 各国にみる社会保障施策の概要と最近の動向     )   給付は現物給付方式であり、医療費のうち、傷病の程度や医療施設のレベルに基づいて決められた一定額 が、フィルヘルスから医師又は病院に償還払い(費用をいったん全額支払い、その後自治体などに申請して払い戻しを受けること)され、 それを超える部分については患者の自己負担となります。   そのため、大きい手術や高額な医療を受けるときには自己負担がとんでもない額になってしまうこともあるため、富裕層はフィルヘルスとは別に民間の保険に加入している場合もあるそうです。   法律上は、公的医療保険制度に全国民の加入が求められています。しかし実際には十分ではなく、ある文献では加入率は70%との情報もありますが、明確には把握されていないのが現状です。   収入が少ない家庭では、日々の生活で精いっぱいで、保険料を払うことができず加入できません。まず今日を生きることが重要だからです。   フィリピンの貧困層は、保健・医療面において厳しい状況におかれています。所得下位 40%層の貧困世帯による医療機関へのアクセス状況を見ると、全体的に貧困層で医療機関を利用している層は少なく、良くても30%台の後半にとどまっているといいます。   ...

医療英語を生かして仕事をしたい人必見!医療インバウンド事業を知っていますか?

2018/07/21   -その他

  皆さん「医療インバウンド」をご存知でしょうか? 今日、HLCAの生徒さんの卒業後の進路を見てみていたら、「医療インバウンド施設勤務」というのがありました。 最近よく聞くワードですし、なんとなくわかるような気もしますが、いざ詳しく説明してといわれると…難しい! そこで、今回は「医療インバウンド」について調べてみました。   【目次】 1.医療インバウンドと医療ツーリズム 2.世界が求める医療サービスとは 3.医療インバウンドにおける日本の強み 4.医療インバウンドの課題 5.まとめ     1.医療インバウンドと医療ツーリズム   まず、医療インバウンドの意味と、時折セットにされて話題に出てくる医療ツーリズムの意味についてです。   「医療インバウンド(医療渡航)」とは、日本の医療機関による外国人患者の受け入れの中でも、日本の医療機関での受診を目的に渡航する外国人患者を受け入れることをいいます。   「医療ツーリズム」とは医療サービスを受けることを目的として他国へ行くことを意味します。観光のための旅行に来ていて具合が悪くなったから日本の病院へ行く、日本に住んでいる外国人が病院へ行くということではなく、日本の医療サービスを受けるために日本に来るということです。   そしてこの医療ツーリズムを使って、国内での医療産業を発展させたり、外貨を稼ぐというものが「医療インバウンド」です。 訪問する外国の方にとっては「医療ツーリズム」、受け入れる側にとっては「医療インバウンド」ということになります。   医療ツーリズムの考え方自体は、昔から存在しているものです。病気になった人が温泉を目指したり、評判の良い医者の手術を受けるために遠い土地まで移動したりすることも医療ツーリズムですね!   しかし近年何がおきているかというと、医療インバウンドを国を挙げて推進する国々が出てきました。   シンガポール・タイ・韓国・マレーシアなどではすでに事業として積極的に行われており、それぞれ「売り」があるそうです。 例をあげますと、シンガポールでは臓器移植類を含めた高度医療、タイでは低コスト、韓国では美容・漢方の推進、などです。   それぞれ医療の質の向上のためや、外貨獲得の手段として国を挙げて医療インバウンドの推進を図っています。   その背景にはアジアの医療の質が向上してきたことで、国境を越えて患者が移動する流れが活発化しているということがあります。   ただ治ればいいというだけではなく、サービスや価格の面でも医療は比較されていて、欧米や米国と競合できる力がアジアの国々についてきたということですね!   日本も負けていられません。では、日本はどのように医療インバウンドに参入していくのでしょうか。   2.世界が求める医療サービスとは   経済の発展と、求められる医療の間には深い関係があります。   経済水準が低い国では、衛生状態が悪く、感染症や寄生虫病などの疾患が多くみられる傾向にあります。そういった国々はまず公衆衛生の整備や母子保健の充実をしなければなりません。段々と経済水準が発展してくると、国民の健康水準が改善し、平均寿命が長くなり高齢化が進んできます。   そうすると、疾病の種類も進化してきて、がんや生活習慣病や老化に伴う疾患など感染性ではない疾患が多くなってきます。   いわゆる新興国と呼ばれるBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)などは一般的に先進国と比較して経済発展の遅く、今後高い成長が見込める諸国です。   特にアジア地域では経済成長が著しく、2050年には世界のGDPの50%超を占めると予測 されています。 (参考:日本経済新聞)   こういった国々では経済水準の発展に伴い、寿命が延び高齢化が進んでいくと予想されています。さらに世界的に見ても、高齢化は進んできており、糖尿病患者や認知症患者も増えてきているというデータがあります。   (引用:経済産業省,外国人患者の医療渡航促進に向けた現状の取組と課題について)   3.医療インバウンドにおける日本の強み   そこで、日本の出番!   日本ではすでに高齢化率が27.3%となっており、なんと世界で一番高齢化率が高い国なのです。高齢化社会の先輩とでもいうのでしょうか。そのためがん領域の治療や保健医療システム、予防を促す健康維持の仕組みに関してしっかりとしたノウハウを持っており、世界でも高い評価を得ています。   また、健康寿命(日常生活に制限のない期間)が世界1位ということも健康維持・予防・介護などのレベルの高さを裏付けているともいえます。   日本政府(特に経済産業省)は、このような質の高い医療を求めている患者に対し医療を提供することが国際貢献となり、かつ医療の稼働率があがるため日本の医療もさらに発展していくと考えています。   世界も幸せ、日本も幸せということですね。   そのため、医療インバウンドを推進していこう!という流れができてきているのです。   4.医療インバウンドの課題   医療インバウンドを進めていきたい日本ですが、まだまだ課題は多いようです。 「訪日前」「滞在中」「帰国後」に分けてまとめてみました。   【訪日前】 ・日本へ医療渡航する外国人患者の実態把握が不十分 ・日本の医療水準やインバウンド医療で治療を受けられることに関する認知度が低い ・医療渡航支援が可能な専門知識を持つ医療コーディネータが数少ない   【滞在中】 ・通訳・翻訳の設備が整っていない。 ・医療機関の体制整備が整っていない。   【帰国後】 ・治療後の経過観察や治療継続に向けた海外医療施設との連携   訪日前の課題については、定期的に医療渡航受け入れ状況を把握するシステムを構築したり、展示会等でプロモーションを行ったり、コーディネート業者の質と量の向上に努めたりと、改善を目指していくそうです。   私が気になったのは滞在中の問題です。   滞在中の問題を考えるにあたって、経済産業省が行った国内医療機関における外国人患者の受け入れ調査を参考にしてみました。   (引用:経済産業省,国内医療機関における外国人患者の受入実態調査)   受け入れ意向についての調査では、年々受け入れ意向のある医療機関が増加してきており2015年には「受け入れ意向なし」が初めて50%を切っています。しかし、受け入れ経験のある医療機関は増加しておらず、体制や設備がまだまだ整っていないことが分かります。 (引用:経済産業省,国内医療機関における外国人患者の受入実態調査) 日本の患者さんだけで手いっぱいだよー、その上外国語なんて話せないよーという声が聞こえてくるようですね。 ...

あなたの英語レベルは世界基準?英語の勉強の効果を確かめるには「CEFR」!

2018/07/14   -英語学習法

  突然ですが、英語を勉強していくにあたって自分の英語力がどれくらいあがったか、どうやって判断していますか? 前回ご紹介した医英検を受けたりTOIECやIELTSなどを受けたり、方法はいろいろありますね。 今回のテーマは、英語力を測る指標のひとつ、「CEFR」! というのも、HLCAでは英語力を測る指標としてCEFRを使用しているのです。 これは、外国語を学習する人の言語能力を表す指標のことで、現在では世界中で使われています。 もうすでに知っている方も、初めて聞いた方も、CEFRについて一緒に学んでみましょう!   【目次】 1.CEFRとは 2.なぜCEFRが作られたのか 3.レベル分けと他の基準との比較 4.CEFRのこれから in JAPAN 5.まとめ   1.CEFRとは   まずはじめに、CEFRとは何か、です。   CEFRは、Common European Framework of Referenceの略で、ヨーロッパ言語共通参照枠と訳します。   母国語ではない外国語を学ぶ人たちがどれくらい言語を習得したか(特にどのくらいコミュニケーションがとれるか)、を分かりやすく示すために用いられる枠組みです。 英語だけでなく、ドイツ語やフランス語などヨーロッパの言語に対応できるように作られています。多言語に対応した指標を作るのはとても難しそうですが、いったい誰が作ったのでしょう。 CEFRは、20年以上にわたる研究を経て、2001年に欧州評議会(Council of Europe)によって作成されました。 ちなみに、欧州評議会とは国際社会の基準を決めるための国際機関として,フランスのストラスブールに設立された機関です。47か国が加盟しており、日本はオブザーバー国となっています(発言権はあるけど投票権はない国をオブザーバー国といいます)。   CEFRを使えば、「私は英語はB2レベルだけどフランス語はA3レベル!」などのように習得の状況を明確にすることができます。 (レベル分けについては後ほど説明します。)   ヨーロッパでは、大学入試の際や履歴書などに「CEFRで〇〇レベル」と書けばどこに行っても通用するそうです。さらにヨーロッパだけでなく世界中で認知されてきており、世界基準の指標となってきています。   HLCAがCEFRを使用しているのも、世界基準で英語力を評価するためです。セブでは元々基準が学校によってばらばらで、他の国からいらっしゃった生徒さんのレベルを測るのが困難でした。   世界基準のCEFRを使ってレベルを明確にすることで、他の国からいらっしゃった生徒さんも、HLCAを卒業してこれから違う学校に通われる生徒さんも、どこに行ってもレベルに合った効果的な学習を受けることができます。今後セブ でも国際基準のCEFRに統一されていく流れとなっています。   2.なぜCEFRが作られたのか   陸続きのヨーロッパでは、色々な国の言葉が飛び交っています。 ヨーロッパ全体でみると55.9%の人が母国語以外に2か国の外国語を学習しているそうです。(1か国の外国語を学習している人は99.8%!)。 (参考:Euronews  http://www.euronews.com/2016/02/04/polyglot-or-polynot-a-look-at-language-skills-across-the-eu)   EUも言語の多様性の理解や習得を推進していて、ヨーロッパでは多言語を話すのは一般的なようです。 医療の現場でも日本の比にならないくらい、色々な国の言葉でコミュニケーションをとっているのではないでしょうか。   そのような多言語が飛び交うヨーロッパでは、一つの言語だけではなくそれぞれの言語に対応した語学力評価の指標が必要になってきました。そこで、ヨーロッパのすべての言語に適用できるような学習状況の評価や指導の方法を提供することを目的に、CEFRが作られたのです。   陸続きですぐに隣の国に行けてしまうということも、多言語学習の必要性を高めている気がします。日本ではなかなかない感覚です。スケールは大分違いますが、東京に住んでいる人が青森に行ったら、全く違う言葉を話しているというイメージなのでしょうか…。   3.レベル分けと他の基準との比較   CEFRは通常6段階にレベル分けを行っています。 (引用:文部科学省HP http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/1402610.htm)   HLCAでは、それにStarterのA0を加えた7段階でレベル分けを行っています。       これらのレベル分けについてはCEFRで示されているCan-doリストがあり、それに沿って各学校で問題が作成されているそうです。 CEFRは「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を総合的に評価する指標のため、それぞれの項目の中に細かいCan-do チェックリストがあります。「これができたら〇〇レベル!」というものです。   欧州評議会のHPに膨大な量のチェックリストの概要が載っていたので、見てみたのですが、量が多すぎて途中で見ることをやめてしまいました。(笑)気になる方は、セルフチェック用に簡略化したものがあったのでこちらをご覧ください。 (引用:欧州評議会HP https://www.coe.int/en/web/common-european-framework-reference-languages/table-2-cefr-3.3-common-reference-levels-self-assessment-grid)   4技能を相互的に評価するという点ではより実践的で、コミュニケーションツールとして使えるかどうか、を判断する基準となっていますね。   日本では中学・高校(+大学)と英語を習ってきましたが、いざコミュニケーションをとるとなると、言葉が出てこないということ、ありませんか? 英語力を上げるためには語彙力や文法を増やすインプットだけでなく、喋る、そして相手に伝えるというアウトプットが必要なので、4技能を総合的に評価するCEFRは実用的ですね。   4.CEFRのこれから in Japan   ヨーロッパで広く使われていることはお伝えしましたが、日本ではどうなのでしょうか。   現在の日本では、NHKの英語講座のレベル分けに使われています。HLCAと同様にA0を含めた7段階に分けられており、そのレベルに合わせて講座が作られています。   さらに、今後大学入試の基準としても使われるようになる見通しです!! 文部科学省は、2020年に大学入試センター試験に代わって「大学入学共通テスト」を実施することを発表しました。センター試験と大学入学共通テスト主な違いは国語と数学に記述式の問題を入れること、そのほかの教科もより思考力や判断力、思考力を評価できるように見直すこと、そして…   英語で「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を評価するために民間の試験を採用すること、です。   民間の試験とはTOIECや英検、IELTSなどが含まれます。   そしてそれらの民間の試験を比較できるように指標とされるのがCEFRです。政府によって既に対照表が作られており、これを参照して選抜が行われるそうです。 (引用:文部科学省HP http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/1402610.htm)   大学入試にCEFRの制度が使われるとなると、ますます認知度も上がりそうです!   しかし、大学入試という人生が決まるシビアな場面で使われるとは、責任重大ですね。さらに文部科学省の調査によると、公立高校の生徒の97%以上がA1からA2に入ってしまうという結果が出ているため、個人差を見るのが難しいという意見があるそうです。   ...

医療英語に特化した英検、医英検(日本医学英語検定試験)を徹底解説!

さて、突然ですが、皆さん「医英検」って聞いたことありますか? もちろん、英検なら知っているとは思いますが…。?? 比較的新しく、まだ認知度もそれほど高くない検定なので、きっと、よく知らない方が多いのではないでしょうか。 という訳で今回はそんな医英検について書いていきたいと思います。 【目次】 1.医英検ってなに? 2.試験の内容とレベル 3.日本医学英語教育学会とは? 4.英語検定との他の医療違いは? 5.医英検の勉強法 6.まとめ 1.医英検ってなに? 医英検とは、正式名称を「日本医学英語検定試験」といって、日本医学英語教育学会が主催する医学・医療に特化した英語検定試験です。 2008年からスタートした比較的新しい検定で、2018年6月に第11回目の検定試験が開催され、過去受験者数は3,500名に達しました。 どんな試験なのか?それはタイトルの通りですね。 医学・医療の現場で必要とされる実践的な英語運用能力を総合的に評価することが目的の検定です。 他にもありそうですが、「医学英語」を冠した検定試験は世界でもほとんど例がないんですね。 また試験の名前には「医学」とついていますが、医師や看護師などだけが対象ではないので医学の知見を問うものではありません。実際には教育, 出版, 翻訳, 通訳などの業界に携わる方々など、多様な受験者層を想定しており、受験資格は特に制約はないとのこと。 参考:日本医学英語教育学会 https://www.medicalview.co.jp/JASMEE//index_c2.php 日本の病院に外国人が来る環境が当たり前になる 日本に滞在する外国人は現在約256万、観光などで入国する外国人は年間2,742万と年々増加しているので、多くの外国人患者が当たり前に病院に来るようになることが予想されます。 私も看護師として数年病院で働いていましたが、たまに日本人以外の患者さんがいらっしゃいました。質問されたり、声をかけてあげたいと思っても、なかなか英語で伝えられなくてもじもじしていた記憶があります。 そういった経験もあり今ハルカで医療英語を学んでいますが、勉強していくと今の自分の力を試したいという気持ちになります。こういう検定があると、モチベーションにもなるし、受けてみたい!と思いました。 また、合否を決める「検定」なので、普及していけば就職時などに有利になる資格となっていく可能性もあるのではないでしょうか? 2.試験の内容とレベル 医英検は4つの等級に分かれており、等級によって難易度と試験内容が異なります。 <等級と難易度> 1級:エキスパート級 医学英語教育を行えるレベル(プロフェッショナル級[2級]受験者を指導できるレベル) 2級:プロフェッショナル級 英語での論文執筆・学会発表・討論を行えるレベル 3級:応用級 英語で医療に従事できるレベル(医師・看護師・医療従事者,通訳・翻訳者,等) 4級:基礎級 基礎的な医学英語運用能力を有するレベル(医科大学・医療系大学在学あるいは卒業程度) 試験内容は? 試験の内容も受ける級によって異なります。 ベースが英検なんでしょうか?上の級であればあるほど、試験科目の分野が広がり、難易度も上がるようです。 ●1級(エキスパート級: 面接試験(30分)+医学英語あるいは医学英語教育に関する業績の事前審査●2級(プロフェッショナル級): 筆記試験(80分,自由筆記3問)+プレゼンテーション試験(口頭発表10分,質疑応答15分)●3級(応用級): 選択式の筆記試験とリスニング試験●4級(基礎級): 選択式の筆記試験のみ 引用:日本医学英語教育学会 https://www.medicalview.co.jp/JASMEE//index_c2.php 3級(基礎級)と4級(応用級)はスピーキングのテストがないんですね!筆記試験だけなら比較的敷居も低く、受けやすい気がします。 ただ、英語で医療に従事するには、コミュニケーションをとるためのスピーキングが必須な気もするのは私だけでしょうか?…。 しかし、応用級とプロフェッショナル級との間に果てしない溝がある気が…。 エキスパート級に至っては「5分間の英語での発表を国際学会で開催する状況として,その座長を演じていただきます。」とのこと!!わーお! 参考までにテキストも載せておきます。 メジカルビュー社発行(発売中) 定価3,888円(本体3,600円+税) ISBN978-4-7583-0442-9 3.主催している日本医学英語教育学会とは?   日本医学英語教育学会という学会が聞き慣れなかったので、調べてみました。   日本医療英語教育学会(JASMEE)は、医療英語の推進に専念する語学の専門家と医療従事者で構成されています。 (引用: 日本医療英語教育学会(JASMEE)https://jasmee.jp/)   大学医学部や看護学部などで医学英語教育に携わる人々が中心となっており、400名ほどの会員が参加しているそうです。   日本以外で医療に関わる仕事がしたいと考えている人はもちろん、日本で働いている人も英語を使う機会は増えてくると思います。   日本政府は2020年の東京オリンピックに向けて、訪日外国人者数の目標を4000人に引き上げると発表しました。医療の現場で英語が必要とされる機会がどんどん増えていく中で、このような学会の役割は重要になってきそうですね。   実はHLCAでも、この協会が行う東京オリンピックに向けた医療者の英語教育プログラム開発に関わる予定です。   4.他の医療英語検定との違いは?   最後に、医英検をその他の「医療英語」がつく試験や認定と比較してみました。   (1)国際医療英語認定試験(CBMS)主催:一般財団法人グローバルヘルスケア財団   受験者が獲得した得点を認定する認定試験で、医英検と違って合格・不合格かを判定する形式の検定試験ではありません。   試験内容はリスニングとリーディングのマークシートのみで、医英検の応用級・基礎級と出題形式は似ていますね。 (参考:一般財団法人グローバルヘルスケア財団 http://cbms.jp/ex-introduce)   (2)OET (The Occupational English Test) 医療に携わる人のために作成された語学力判定試験で、主にオーストラリア、ニュージーランド、シンガポールの医療現場で広く認知されている資格です。   受験資格は医師、看護師など12種の医療職に限られており、医英検と比較すると門戸が狭い試験です。また、IELTSという別の英語試験で一定の点数をとること、オーストラリアでの医療従事経験が必要となるなど気軽に受験できるものではなさそうです。 (参考:シドニー留学センター https://sydney-study.com/oet/)     5.医英検の勉強法   医英検を受験するにあたって、どのように勉強していけばいいのでしょうか?   医英検の基礎級・応用級では、試験内容は選択式の筆記問題・リスニング問題(応用級のみ) となっています。   筆記試験の内容は主に語彙と、読解の問題に分かれています。 ...

「医療・看護留学中のボランティア」フィリピンの通過儀礼である割礼手術トゥリ(Tuli)にセブ留学中に参加しました!

2018/04/19   -セブ島情報

語学学校ハルカでは看護・医療英語留学中に、フィリピンの通過儀礼であるトゥリ(Tuli)にボランティアとして参加が可能です。(日程は不定期、毎年3月〜5月) トゥリ(Tuli)とは トゥリ(Tuli)は、フィリピンで現在も行われている習慣で、小児男子の割礼手術のことを言います。キリスト教が国民の90%をしめるフィリピンでは、割礼手術を受ける習慣が今でも強く残っています。 私が留学しているセブエリアでは、地域のヘルスセンター(日本の保健センターのような施設)で割礼手術を受ける場合、費用負担は無く、病院側も割礼に必要な医療用具は全て国から無償提供されるそうです。 こちらは主に貧困層向けで、手術スタッフは皆さんボランティアです。 ※病院で手術を受ける場合は、費用が発生します。 どうやら習慣的な行事であるけれども、国として取り組んでいる活動のようです。   ボランティア当日は、私も含めて6名の日本人留学生が参加しました。 生徒の内訳は医師1名、看護師4名と、学校インターンの1名です。 医療行為を行わないボランティアなので、医療の資格や経験が無くても参加することが出来ます。   割礼の施術を行った場所は、学校のあるITパークから車で5分くらいのところにある ” Lahug Barangay Hall ” です。 朝8時頃に着いたのですが、1階のフロアは多くのお子さんが詰めかけていました。 なかには、親御さんたちの姿も見受けられます。   本日お世話になる現地の看護師の方にご挨拶し、施術室でボランティア準備に取り掛かります。 日本人ボランティアスタッフの役割 今回、ボランティアとしてお手伝いさせていただいた事は、以下の2点です。 *男の子たちが痛みや恐怖で暴れないように、施術中に声かけしながら体位を固定する。 *医療行為とならない範囲で、医師、看護師のサポートを行う。(器械渡しや消毒、ガーゼ当てなど)   いよいよ現場も準備が整い、男の子たちを部屋に迎え入れます。 やはり子供達は不安そうな顔をしていました。 その気持ち、私もなんとなく分かります。   子供を手術台に寝かせて、施術が開始されます。   実際の割礼手術の手順 施術の手順としては、男性器とその周辺をイソジンで消毒したのち、局所麻酔を打ちます。 5分程度時間を置いたのち、包皮をむいて亀頭を完全に露出させます。 その後、包皮をムッシュ(クリップの様に挟む器具)で摘まみながら、麻酔が聞いているか確認して行きます。 麻酔が効いていることを確認した後、医療用のクーパー(ハサミ)で包皮を切っていきます。 出血を拭きとりながら、男性器の上面側の包皮だけに切込みを入れて、 左右に別れた包皮を亀頭の裏当たりに縫い止めていきます。 最後に化膿止めと塗布し、ガーゼを巻いて完了です。 施術時間は20分前後でした。 また、縫い付けた糸は吸収糸(自然と皮膚に吸収される素材)を使用しているので、 術後の抜糸はいらないとのことです。   正直、包皮が切られた途端に、 その箇所からジワっと出血し始めたのをみて、私は気分が悪くなってしまいました。 切断部の様子も痛々しくて仕方ありませんでした。   ボランティア中、他の日本人留学生ボランティアスタッフの様子を伺いに他の手術台を見て回りました。 頭をなでてあげたり、耳元が声をかけてあげたり、男の子にとっては大きな励みです。       施術中、なぜか部屋に入ってくる親御さんはほとんどおりませんでした。 もしかしたら割礼は、男の子が肉親の力を借りずに乗り越えなければならない試練なのかもしれません。 そんな中での生徒さん達の励ましは、男の子にとって大きな助けになったはずです。   ボランティア中、日本人留学生一人当たり5、6人の男の子の施術を間近で見る事が出来ました。 今回は半日だけの参加だったのですが、当日は1日で100名の子供達を手術する予定だったようです。   医療・看護留学の語学学校ハルカならではの貴重な体験 セブには多くの語学学校がありますが、 このような実際の医療現場に携われる機会を体験できるのも、医療英語専門校のハルカならではです。 医療・看護留学中に学校で習った医療単語・英会話をふんだんに使用できる体験でした。 また紹介出来ることがありましたら、ブログに載せていきますのでご覧になられてください。 ありがとうございました。

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